![境界線上のホライゾン 〔Horizon on the Middle of Nowhere〕 1 (初回限定版) [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51dz9NYZOrL._SL160_.jpg)
人類が天上から戻った時代。唯一人類が地球上で生活可能な土地を舞台に、改めて人類が天上へ戻ることを目的として過去の歴史を再現する世界。極東と呼ばれる国の独立領土「武蔵」にある学院の生徒たちを取り巻く騒動を描く。(Wikipediaより)
戦国乱世からロボット、艦隊戦闘、武術に忍術、魔法少女までとにかく物凄くいろいろな要素が詰まったファンタジー作品だった。これだけあらゆる要素を贅沢に詰め込んだ壮大な世界観やそれを表現する作画演出はなかなか凄い作品だったように思う。
多くの楽しめる要素があるのは良いけど半面設定と場面展開が半端ではない多さにもなり、戦闘にしても会話劇にしてもそれらしくは演出されているけど後一歩の説明と納得と臨場感が足りない感じでどの場面もテンション面で僅かに乗り遅れるというような感覚があった。
例えば主人公のトーリだけど彼が本当に万人に認められる王の器だったのか、描かんとしたことは分かる気はするけどトーリの人物像の裏づけなどは少し弱い部分だったのではないかなとも。
理解力の問題と言われればそれまでだけど、そのあたり自分の頭の中でしっかりと整理できていればもっと楽しめたと思うし、これはアニメよりも原作の本で膨大な情報を自分のペースで読み進めていく方が媒体として合っている作品ではないかとは個人的に感じた。バトルの動きなどに見応えはあったので原作を読んだ上で見るというのが一番良い楽しみ方かも。
OP「TERMINATED」 ED「Pieces」
OP,EDは両方とも好きだった。特にOPは茅原さんの力強い歌声は格好良かったしサビのアクションシーンも好きだった。二代と宗茂の因縁関係が物語途中で分かりそれから見るとまた違った味があるという劇中とのリンクも良かった。
<主な声優>
トーリ:福山潤 ホライゾン:茅原実里 本多正純:沢城みゆき
シロジロ:子安武人 ハイディ:名塚佳織 本多二代:小林ゆう 浅間智:小清水亜美
立花宗茂:杉田智和 ネイト:井上麻里奈 葵喜美:斎藤千和 向井鈴:悠木碧
個人的なこのアニメの評価
D作品としてのポテンシャルはなかなか高かったようにも思うけど膨大すぎる世界観と設定、それから脚本面で個人的なペースというか趣向と少し合わず。ただ原作を先に読んでいればまた別の印象になったと思うし、世間的にも大ヒットのようなのでその結果は硬派なストーリー作品としては珍しいしやはり客観的に見ても良作と呼べるものではあると思う。
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