鉄のラインバレル

最初はとにかく主人公が最低なアニメとして印象に残って、加藤さんが「想像以上の男だよ」とか言い出した時には「この人何言っちゃってるのｗ」とか馬鹿にしてたけど、全体を通して主人公の成長が描かれていて加藤のセリフも強ち間違いではなかったことも理解できた。

終盤は全体の描写や言葉足らずでどこか締まらないと思う部分もあったけど、熱い展開でそれをカバー。このアニメは今までの展開でギャグやコメディーなども多く交えて進めてきたので、その作風的に説明が足らなくてもそれ程は気にならなかったかもしれない。

また、作品を通してのコンセプトとキャラクターがしっかりと確立されていて、浩一がその(少し痛い)個性を持って成長したということが明確に分かる内容だったところも良かった、作品の中で描きたいことが受け手に伝わるかどうかということは大事だと思う。

ということでこのアニメは全体的にはなかなか良かったとも思うけど、相性の問題なのか個人的には途中くらいで飽きかけていたのでそれほどのめりこむこともなかった。

理由は主人公が狂ってて笑えるくらいの印象で見始めたので、(勿論その成長が描かれた部分は面白いけど)、作品自体としては他に特別な見所は見出せなかったからだと思う。

その一因はキャラかな、特に嫌いなキャラもいなかったけど、特別に好きだというキャラクターもいなかった。また、同時期開始作品に面白い作品が多かった影響もあるかも。

ＯＰ「鬼帝の剣」　ＥＤ「雨が降る」 ＥＤ２「Remedy」
ED1は好きだった。

主な声優
早瀬浩一：柿原徹也 　城崎絵美：能登麻美子　森次玲二：中村悠一　石神邦生：中田譲治
山下サトル：沢城みゆき　シズナ：植田佳奈 　イズナ：釘宮理恵　レイチェル：斎藤千和
九条美海：平野綾　矢島英明：四宮豪　新山理沙子：下屋則子　加藤久嵩：福山潤


個人的なこのアニメの評価　Ｃ

なんだかんだ言ってもこのアニメは嫌いじゃないし全体を通じて普通に楽しめました。
今後のＧＯＮＺＯ作品(とりわけ、ストライクウィッチーズ２期)にも期待！