とある放課後、逢坂大河は意中の相手である北村にラブレターを出そうとするがそれが間違って高須竜児のカバンに入れてしまった。その夜大河はその事実を隠蔽すべく竜児に闇討ちをかける。その出来事をきっかけに大河と竜児(とらドラ)は並び立つ事となり・・・
番組予告で釘宮さんの「犬のように仕えなさいよ」みたいなセリフがあったので、"またか"と思い事前から期待感はほとんどなかった。そして最初は実際に見ても普通のラブコメという感じで、キャラクターの魅力もそれほど感じずに特に惹かれる部分はなかった。
ただ
亜美ちゃんが出てきてからキャラバランスが良くなって、大河を始めとする他のキャラの魅力が凄く引き出されたと思う。そのあたりからコメディーも含めて楽しくなってきた。
亜美ちゃんのポジションは報われない、言い方を悪くすればかませ犬キャラなわけだけど、
他のキャラの魅力や心理描写を引き立て、自身の魅力も内面的な描写を中心に発揮する、実に重要かつ魅力的なキャラクターだったと個人的には思う。
大河との関係も仲が悪いように見えて実は互いの信頼関係が厚いというのもよかった。
まぁ亜美ちゃんのことばかり書いててもなんなので亜美ちゃん誉めはこの辺でw
後半からシリアスというか序盤のライトな恋愛から感情のもつれを生む深い恋愛の展開になってきて、実はそこからがとらドラ!の本当に面白い部分だったと思う。
このアニメの一番良かったところはその
恋愛絡みのキャラの描写。人間関係であったり少しの心理描写であったり、その部分が自分が見てきたアニメの中でも特に巧かったかなと。
その部分でもやっぱり亜美ちゃんが光ってたとは思うけどそれは個人的贔屓もあるであろうので割愛でw 核心である恋愛を通しての
大河と竜児の成長が実に良かったと思う。
そんないい作品だったけど一つだけ合わなかったところは、
盛り上がり時のキャラクターの暴走気味とも思えるくらいの過剰な言動かな。その辺りのキャラの行動やセリフ回しが少しオーバー演出に感じて視聴者の自分を一歩引かせていた部分はあった。
終盤のみのりんに関してはよくあそこまでキレることかな?とも思ったし、亜美ちゃんも少しやさぐれすぎな時期もあったし。そういうのが全面的だった生徒会長編は好きじゃなかった。
そのあたりは気になったけどキャラ描写は良くて面白いアニメだったとも思う。中盤以降は毎週楽しみにしてたし。最後も綺麗に締めてくれて良い作品だった。
OP「プレパレード」 OP2「silky heart」 ED「バニラソルト」 ED2「オレンジ」
OP変更時に少し疑問を持った記憶があるけど今なら納得、タイミングも良かった。
OPはプレパレードが好き、一時期あのリズム感が癖になったw
EDはオレンジが良い曲だったと思う、特にアニメ終盤はこの曲がどんどん好きになった。
主な声優
高須竜児:間島淳司 逢坂大河:釘宮理恵
櫛枝実乃梨:堀江由衣 川嶋亜美:喜多村英梨 北村祐作:野島裕史
能登久光:興津和幸 春田浩次:吉野裕行 木原麻耶:野中藍 香椎奈々子:石川桃子
恋ヶ窪ゆり:田中理恵 高須泰子:大原さやか インコちゃん:後藤沙緒里
大河の釘宮さんは放送前と初期はどうなのかなと思うところもあったけど、実際に放送が終わってみると良い配役だったと思う。後半はキャラの魅力もUPしたし。
そして亜美ちゃん役の喜多村さん、今自分の中で大ブレイク中の声優さんだけど実は同時期開始のビシィさんなど他キャラよりもまずこのキャラで注目するようになったというw
田中理恵さんも地味ながら良い配役だった。あの声を聞くとやはり17~18歳では、
おっと誰か着たようだ、それも一人じゃなさそうd(ry
大原さんはアリシアさんとはまた別演技で、こういうキャラはオールラウンダーだな。
後藤沙緒里さんはインコちゃんをw地味に春田の彼女とかもやってたっけ。
個人的なこのアニメの評価
A-気になった部分もあったけど中盤以降の盛り上がりは惹き込まれるものがあり面白かった。
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