うみねこep5 感想
- 2009/08/26
「うみねこのなく頃に」のep5をプレイしてみての個人的な感想など。
※ネタバレを含むので未プレイの方は閲覧をお控えください。
今回の難易度は易しめということだったけど、今までの物語の丁寧な解というわけではなかったし、実際に全ての真実を解き明かすという意味では相変わらず難しいと感じました。
ただ今回は今までのepで序々に掴んできた世界構造を今まで以上に分かりやすくというか、ほぼ暴露していたのでそういう意味で易しいということなのでしょうね。
今回はラムダとベルンにゲームを乗っ取られる事でいつもとは趣の違うゲームになって、
魔女を否定して消そうとしているはずの戦人が魔女を庇ったり、金蔵の書斎のシーンではベアトが今までの戦人のような人間的屁理屈であがいたりで、各キャラの主張や立場が(軸こそはしっかりしているけど)激動して、そこに上位世界も絡んでかなり混沌とした情勢に。
そういう場面ごとにプレイヤーの感情移入や思惑が自然に二転三転させられるようなゲームの見せ方が巧いなと感じました。
例えば今まではプレイヤーの邪魔をしているのではないかと思う程現場検証をしない戦人が探偵でやきもきした事もあったけど、今回は異常なまでに完璧に現場を検証するヱリカが魔女を追い詰めていく様が逆に憎らしかったw
ヱリカの封印については事件も起こってないのにそりゃねーだろと卑怯に感じる事が多かったし、特に探偵側が赤字を使うというのは酷かった。蔵臼の死についてベルンが赤字を使って、赤字だからで片付けられた時は「おいっ!」と思わず苛立ちがこみ上げてきましたw
本来事件の謎を解くためには戦人よりもそういう有能な探偵を求めていて、謎を解き明かして事件の魔法描写を否定してやると意気込んでいましたが、いざ今回の様な展開になってベアトの魔法の"愛"の部分に気付き始めるとついベアト達に感情移入してしまい魔法や魔女の存在を肯定したくなってしまう(ep3の時はそれで騙されているわけですがw)、
そういう風な状況ごとにプレイヤーの心情を変えて惹き込んでいく演出が巧いですね。
解決編ということで期待された今までの謎の解明の部分については戦人は理解したようだけど、プレイヤーには世界構造は分かっても謎は不明のままという感じで消化不良な点も。
それとep4で中心となっていた縁寿の話などは明かされるかと思いきや完全に放置だったのでそこは若干拍子抜けした部分ではありますね。
ということで今回は謎解きという意味では期待と比べると弱かった気がしますが、ファンタジー描写に関わる"愛"などうみねこの世界観が大きく明かされたことと、上記したようなシーンごとのキャラへの感情移入の変化などで楽しめました。
おそらく今から読めば今までのepの難易度も相当下がっているはず。
ブログ内関連記事→ (うみねこep1 感想)・(うみねこep2 感想)・(うみねこep3 感想)
(うみねこep4 感想)・(うみねこep5 感想)・(うみねこep6 感想)・(うみねこep7 感想)
(うみねこep8 感想)・(うみねこ 整理)・(原作うみねこで好きなBGM)・(アスモデウスレヴィアタン)
※ネタバレを含むので未プレイの方は閲覧をお控えください。
今回の難易度は易しめということだったけど、今までの物語の丁寧な解というわけではなかったし、実際に全ての真実を解き明かすという意味では相変わらず難しいと感じました。
ただ今回は今までのepで序々に掴んできた世界構造を今まで以上に分かりやすくというか、ほぼ暴露していたのでそういう意味で易しいということなのでしょうね。
今回はラムダとベルンにゲームを乗っ取られる事でいつもとは趣の違うゲームになって、
魔女を否定して消そうとしているはずの戦人が魔女を庇ったり、金蔵の書斎のシーンではベアトが今までの戦人のような人間的屁理屈であがいたりで、各キャラの主張や立場が(軸こそはしっかりしているけど)激動して、そこに上位世界も絡んでかなり混沌とした情勢に。
そういう場面ごとにプレイヤーの感情移入や思惑が自然に二転三転させられるようなゲームの見せ方が巧いなと感じました。
例えば今まではプレイヤーの邪魔をしているのではないかと思う程現場検証をしない戦人が探偵でやきもきした事もあったけど、今回は異常なまでに完璧に現場を検証するヱリカが魔女を追い詰めていく様が逆に憎らしかったw
ヱリカの封印については事件も起こってないのにそりゃねーだろと卑怯に感じる事が多かったし、特に探偵側が赤字を使うというのは酷かった。蔵臼の死についてベルンが赤字を使って、赤字だからで片付けられた時は「おいっ!」と思わず苛立ちがこみ上げてきましたw
本来事件の謎を解くためには戦人よりもそういう有能な探偵を求めていて、謎を解き明かして事件の魔法描写を否定してやると意気込んでいましたが、いざ今回の様な展開になってベアトの魔法の"愛"の部分に気付き始めるとついベアト達に感情移入してしまい魔法や魔女の存在を肯定したくなってしまう(ep3の時はそれで騙されているわけですがw)、
そういう風な状況ごとにプレイヤーの心情を変えて惹き込んでいく演出が巧いですね。
解決編ということで期待された今までの謎の解明の部分については戦人は理解したようだけど、プレイヤーには世界構造は分かっても謎は不明のままという感じで消化不良な点も。
それとep4で中心となっていた縁寿の話などは明かされるかと思いきや完全に放置だったのでそこは若干拍子抜けした部分ではありますね。
ということで今回は謎解きという意味では期待と比べると弱かった気がしますが、ファンタジー描写に関わる"愛"などうみねこの世界観が大きく明かされたことと、上記したようなシーンごとのキャラへの感情移入の変化などで楽しめました。
おそらく今から読めば今までのepの難易度も相当下がっているはず。
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(うみねこep4 感想)・(うみねこep5 感想)・(うみねこep6 感想)・(うみねこep7 感想)
(うみねこep8 感想)・(うみねこ 整理)・(原作うみねこで好きなBGM)・(アスモデウスレヴィアタン)
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