大正野球娘。
- 2009/09/25
![大正野球娘。 第1巻(初回限定生産) [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51B4hKn83HL._SL160_.jpg)
時は大正時代。東邦星華高等女学院に通う鈴川小梅は友人の小笠原晶子の誘いで野球を始めることになった。男尊女卑の意識に支配された社会という逆境の中で女学院の女生徒達の野球チーム『櫻花會』が結成されて・・・
最初はあまり面白くないと思ってたけど、メンバーを集めて練習さえたどたどしかったところから結束して真剣に野球に取り組んでチームが成長していく様を真っ直ぐに描いた作風には好感がもてたし、コメディーもバランス良く入っていて思った以上に楽しめた作品だった。
ただ最終回の野球シーンはいろいろ詰め込みすぎて一つ一つの描写が淡白すぎたかなとも思うところ。それと試合内容については接戦過ぎてリアリティーがなかったとは思う。練習見学に行った時にあれだけ激しい練習をしていた男達はなんだったのかと。
ということで個人的には序盤善戦するも最終的には大差がついてしまいそれでも戦いぬくという展開の方がむしろすがすがしかったとも思う。
しかしあくまで櫻花會が頑張ったという事実を受けて最初は嘲笑っていた男達や遠巻きに見ていた女学院生徒や反対していた先生がその努力を認めるというストーリーが大事なので、試合内容についてはあれはあれで良い盛り上がりだったのかなとも。
(リアリティーとか言い出すと「普段ファンタジー系が好きな管理人が何を」とつっこまれるところだとは思うけど、その辺りは作品によっていろいろ気になる部分は変わるということで。)
それと岩崎が晶子に謝った事は良かったけど晶子も岩崎に対して岩崎が真摯に取り組んでいる野球を当てつけの道具としてしか考えずにろくに練習もしないで最初の試合を挑んだ事に関して謝るシーンがあった方がよかったと感じた。男尊女卑社会を風刺する内容があるからこそ女性サイドの描き方も重要だと思う。
あとは最終話のEDで静止画でもいいから各キャラの後日談のドラマが欲しかった。小梅のセーラー服(親父が認めてくれた証)と三郎さんのシーンを描いてくれたのは良かったけど他キャラや櫻花會のその後についても気になるところだったので。
という事で最終話についてはもう少し巧く作りこんで欲しかったと思うところではあるけど、
真っ直ぐな作風と1クールを通して明るく仕上げられた世界観など良い作品だったと思う。
あとは三郎さんが素敵だった!(ぇ
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普段はユニット系の歌の方が好きになることが多いけどEDの方が好きだったかな。
主な声優
鈴川小梅:伊藤かな恵 小笠原晶子:中原麻衣 宗谷雪:能登麻美子
石垣環:広橋涼 川島乃枝:植田佳奈 月映巴:甲斐田裕子 月映静:喜多村英梨
桜見鏡子:牧野由依 菊坂胡蝶:後藤沙緒里 アンナ・カートランド:新井里美
小梅役の伊藤さんは今期は宙のまにまにとこの作品で印象に残った。次期も期待!
たまちゃんで広橋さんって剣道部が似合いそうな配役ですな(ぉ
アンナ先生って禁書の黒子とかTo LOVEるのペケのあの声だったのかw
個人的なこのアニメの評価 C
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面白かったーーーー!!!!!
「骨が折れていたってやるさ」
もう、主題歌