薄桜鬼
- 2010/06/21
![薄桜鬼 第六巻 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51x1jm4LSxL._SL160_.jpg)
雪村千鶴は江戸育ちの蘭学医の娘。京で仕事をする父との連絡が途絶えてしまい父の行方を捜して京に出るがそこでとある事件と遭遇し以後新選組と行動を共にすることとなり・・・
幕末の歴史はあまり詳しくないので人物の名前や出来事をそれとなく知っている程度だったけど、全く知らないわけでもなくかつ知りすぎてもいないので見る分にはそれくらいが丁度いいくらいだったのか思いのほかストーリー面で楽しめた。
池田屋事件など有名な歴史と絡めたストーリーの見せ場での盛り上がりもあってよかったしそれぞれのキャラクターも立っていて千鶴との絡め方も巧かったので全体的に面白かったけど、終盤の方が少し詰め込みすぎというか雑なところがあったかなとも感じた。
個人的に気になったのは土方が落水を飲む場面で、羅刹化するのはOPで分かっていたけどああいう形で薬を飲むとは思わなかった。山南さんや沖田が落水に手を出すまでは巧く描写されていたけど土方さんだけは最終回の尺の都合か少し軽すぎではないかとも。
仲間の死に報いるための力を欲っしそのためには自分はどうなっても構わないという心情であろうしそういう点では軽くなどなく強い信念の表れだとも思うけど、源さんの死とその相手を倒したのが通りすがりの風間だったこと、そこに巧い具合に土方がきて風間がやってないと分かっていたという状況を考えると、この一連の流れはどうもちぐはぐに思えて気になった。
千鶴についても現段階では鬼の話がまだ途中なので今期のクライマックスでは中途半端なキャラになってしまっていたし、そのあたりが分割2クールの弊害というか、分割にするなら最初から2クール作って欲しいと感じた部分。上の土方のシーンも含めて。
しかしそのあたりは気になったとはいえ全体的には面白かったと思うし千鶴が可愛かったことも間違いないんだけど(ぉ 一般隊士達の前では未だに男で通ってるらしいけどそれは絶対におかしいだろ(笑)
あとは源さん。序盤から素晴らしい人格者だとは思ってたけど彼こそ真の武士だった!
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OP.ED共にいい感じだった。OPの貴方の空を♪の桜の下に集う新撰組のシーンが好き。
主な声優
雪村千鶴:桑島法子 土方歳三:三木眞一郎 沖田総司:森久保祥太郎
斎藤一:鳥海浩輔 藤堂平助:吉野裕行 原田左之助:遊佐浩二 近藤勇:大川透
山南敬助:飛田展男 永倉新八:坪井智浩 山崎烝:鈴木貴征 井上源三郎:小林範雄
桑島さんということで千鶴の運命について不穏な憶測も流れてたけど生き残ってよかったw
かわいすぎないくらいにかわいいバランスの良い千鶴声は雰囲気と嵌っていて良かった。
斉藤一の鳥海さんは純ロマの兄貴の無機質な声が印象的だけどそれと似ていい感じ。
山南さんの飛田さんは動乱したシーンでこれカミーユの声か、と分かったw
個人的なこのアニメの評価 B-
終盤は少し気になったし放置されたままの話題も多いけど分割2クールということだし現段階では仕方のないことか。しかし最初から2クールやると決めているならできれば分割にはしないで欲しかった。とは言え全体的には良く出来ていたと思うしなかなか面白かった。