うみねこep7 感想
- 2010/08/18
「うみねこのなく頃にep7」をプレイしてみて簡単な感想など。
※ep7までのネタバレを含むので未プレイの方は閲覧をお控えください。
<感想>
<新キャラ ウィルと理御>
表紙絵は若き日の金蔵&ベアトなんて予想してたけどここにきて完全な新キャラとは予想外だった。ヱリカの表紙絵の時も似たようなことがあったっけw まぁ今回に関しては理御がベアトということは間違いではないわけだけど。
ウィルは格好いいキャラだったけどep8もこのまま活躍されたら戦人の立つ瀬がないな、ただでさえ今回の戦人の無責任さは酷かったので(あれはヤスの妄想が強すぎるという感じでもあるけど)。どうなる主人公戦人!?
理御は困り顔が多かったけどスマートでいい進行役だったし、何より受け入れられた奇跡によるもう一人のベアトリーチェという設定部分が良かった。男か女かというと縁寿が咄嗟に女と言ってたしウィルに助けられていたシーンなんかを見ると女であろうなと。
いやそもそも理御は違う世界ではベアトなわけで、戦人に恋もするのでやはり女でないと方向的にまずいなとw戦人が実は女なんて説が本当であれば男の可能性もなくはないだろうけど。まあ今更そのドンデン返しはなかろう。「好青年」という説明についてはたしか女性でも青年と呼べるので、総合的に男の可能性の方が低そう。
<金蔵の過去話と3代のベアトリーチェ>
このepで金蔵の過去から3人のベアトリーチェ誕生の秘密など今までの物語のバックボーンが明かされていくのはどこか寂しさもあるけどやはり面白いもの。
しかし九羽鳥庵ベアトが金蔵とベアトの娘という考え自体はあったけど、そのベアトと金蔵の子が19年前の子=ヤス=1986年のベアトとは思わなかった。思えば九羽鳥庵ベアトの死と"19年前"なんて巧い具合に辻褄が合う部分で言われればすぐに納得するけど、あくまで常識的に考えていたからか金蔵が娘である九羽鳥庵ベアトに迫ったという事やそのベアトが出産までしていたという発想も浮かんでこなかった。
金蔵の過去話や境遇を聞くとその気持ちも分からなくもないけど、九羽鳥庵ベアトはあまりにも不憫だったなと。源次がその部分だけは金蔵を許さなかったというところは良かった。
<ベアトリーチェの葬式>
その後いよいよベアトリーチェの葬式。訪れた犯人をぼかした理由は紗音でも嘉音でもベアトでもなく今までのゲームで立ち絵としては登場していない人物だったからかもしれない。一応その人物こそが紗音であり嘉音でありベアトでもあるのだけど・・・その場に来たのはヤスであったと、そういう要素もあったのかな?
いよいよ過去ep事件の全てが明らかに!?
と思ったらこちらもかなりぼかす形だったようで(;^ω^)
仮の姿クレルとウィルの戦いは全て明確に明かすのではなく分かろうとするものだけが分かれというものでその答え合わせを出すような感じで終了。これでep1~ep4までの謎が完全に解けるかというと正直自分の中では難しいところかな。ヒントにはなるのでまた考えてみようと思うけど。
とりあえずウィルが言っていた黄金の力でゲームごとに共犯者を変えていくシステムというものは今まで進めていた推理を確信的にする材料になりそう。
<ベアト誕生までのストーリー>
明かされるベアト(ヤス)の過去。ヤスは精神が不安定というかマリアとはまた別の多重人格的なところがあるけど崖から落ちた後遺症?仕事に就き始めた時から居た年齢的におかしな紗音は最初のポイントかな。あれは幻想なのかそれとも実在した優しい先輩を見て憧れて作られたヤスの人格が紗音なのか。
戦人に恋をしたのは第三者の観測からも紗音ということで良さそうなので、この時期はヤスはベアトリーチェとなって主人格を紗音に明け渡していたという感じなのかな。つまりヤスの中に六軒島の悪食ベアトが住み着いて以降はベースは紗音であったと。
そこから失恋、そして惨劇の起こる理由までは概ね分かったけど一つだけどうしても分からなかったのは嘉音の人格。失恋して仲間のいない自分を励ますために作り出したことは分かるけどそれがなぜ朱志香と恋をするのか?ここはその意味が理解できなかった・・・
けど今書きながら考えてみたら多重人格とするなら嘉音にも一人の人間の男としての意識みたいなものが宿っていて、それがep2で描かれたような流れで恋をすることになってしまったということなのかな。なんとなく整理できたかも。つまり嘉音が恋したことは意味はなく別人格の本能的なものでそれすらもイレギュラーで事件の一因になったと。
戦人は約束をすっかり忘れてるとかこれは酷いわーと思ったけどヤスの人格も不安定なので全てが真実だったかどうか。それから紗音苦悩のシーンでは譲治がストレートに戦人と紗音を遠ざける発言を繰り返していて、後の嫉妬の話などを聞いてもまさか遠ざけるためにわざとやってたんじゃないか?とも取れなくもなかった。手紙も本当はきていたのに・・・?まあこれは譲治の好感度によって見え方が変わってきそうですなw
そしてベアトは昇天。とここまではなんかいい人だったゲロカス卿。
しかしep3のベアトならいざしらず我々プレイヤーがこいつに騙されるわけがないw
たぶんほぼ全てのプレイヤーがこの後のおおまかな展開は予想していただろうな(笑)
<お茶会>
そしてお茶会に入り・・・・・
「あっはははははっははっははははッ!!死ねや、ゲロカス理御ッ、ゲロカスベアトの最後の希望ッ、うっひゃっはっはァびゃっはぁああアぁああああァ!!!」
こうなると思った(笑)
すごくむかつくシーンだけどこのシーンは思わずキター!とか思ってしまったwやっぱりこの人はこうでないとな。それにしてもうっひゃっはっはァびゃっはぁああアぁああああァとかテンションが凄すぎるw書いてる人もどういう気持ちで書いてるんだろこういうのw
お茶会のストーリーは予想通り最悪・・・と思ったらこれが六軒島の真実?
魔女が赤字で言うんだから間違いないんだろうけど、これならたしかに魔女の大量殺人の方がはるかにマシですな。そうなるとボトルメールを流した人物は誰なのか?普通に考えれば事件前からヤスが流していたもの(それが事件の動機にも繋がる)だとは思うけど、この展開だとベアトが猫箱を閉じたかった理由の一つに縁寿を庇うためというものも感じられる。
そうなると戦人や絵羽の可能性も捨てきれないところなんだよな。霧江が黄金の部屋でヤスを撃ち殺していなかったのならヤスなんだろうけど・・・ボトルメールに縁寿を庇う意図があるのか?ここは新たなポイント。
ちなみにこれが真実だとして理御に訪れる可能性のあるハッピーエンドとは?それは理御の世界で黄金を先に処分してしまうことくらいしかないかな、あの世界でも黄金を巡って争いが起こったのだろうし、そうでなければ霧江を先に始末しておくくらいしか^^;
可能性としては考えられていたけどep3の絵羽はやはり縁寿を庇っていたということで株回復ですな。それに比べて霧江と留弗夫は・・・撃たれる直前の霧江の縁寿に対する言葉はもしかしたら縁寿を絵羽から庇うための咄嗟の判断であった可能性も捨てきれないけど、それでも株の回復はもう無理だろう。
最後まで諦めないウィルと理御、嘲笑うベルンとラムダ・・・
果たして二人の魔女を倒しハッピーエンドを掴み取ることができるのか!?次回いよいよ最終回!
戦人出生の秘密とかまだいろいろ語るべき謎も残って居そうだけどとりあえずこの二人だけはなんとか倒してくれ!ついでにフェザリーヌも眠ってる間に処刑してほしい(笑)
そういえば碑文の謎もついに明かされたけど昔見た某説が大当たりだったようで、何万何十万何百万もプレイヤーがいればあの謎も解かれるという奇跡も起きるのですな。
<ちょっとだけ謎の整理など>
上までで整理しなかった部分で気になるところの個人的な推理など。
<戦人が帰ってくるのがあと一年違えばとは? 事件の動機>
一年早ければ紗音が譲治との結婚を決意していなかった、一年遅ければ紗音が譲治と結婚していた。(嘉音と朱志香についても少ない可能性でこれが言えるのかもしれない、交際という意味で) おそらく紗音・譲治優性で心がきまりかけていた時に戦人が帰ってくると知って、自分の中の戦人への恋の根のベアト人格も再び強く表れるようになってしまった。
そしてどうしても自分の答え(捨てる人格も捨てる相手も)を決められなかったヤスは猫箱を閉じることで紗音・譲治も、嘉音・朱志香もベアト・戦人も全員が結ばれる可能性がある永遠の世界を作ろうとした。あわよくば誰かに自分の全てを理解してもらってハッピーエンドを迎えればいいとわずかながらに思って。全epで”戦人に”気付いて欲しいと願っていたのはゲームマスターとして昇格したのはヤスの中のベアト人格だったから。
<朱志香の話:貴賓室の怪談と人形消失>
あれは朱志香の推理どおりだと思う。実際にやっている人間たちの方が気色悪いw
3人というと源次・熊沢・紗音なのかな。郷田は事件とは蚊帳の外みたいだし。
<ヤスの過去:鐘音の鍵消失>
あれはep5の19年前の男からの電話のトリックみたいな単純なもので単にヤスが予め一本抜いて鐘音のロッカーに入れておいてその束と摩り替えただけ。これをやった理由は島に序々にベアトリーチェ伝説を広めていくためか。それにしても鐘音と明日鐘という名前であの二人が出てきたところはなんか和んだw
<ヤスの過去:仕事の就き始めの紗音は何者?>
これは二通り考えられて、実際に居た憧れの先輩使用人で後の紗音の元になるお手本か最初から居なくて自分の中の憧れの幻想だったか。どちらかというと前者かな、そもそも1986年の紗音は実際には風貌も全然違う可能性があるのではないかなとも思う。元々嘉音と演じ分けることに無理は感じてたし。だからあの立ち絵紗音の姿はあくまでもヤスの理想の女性像で昔に居た先輩から取ってつけたものなのではないかなと。
ベルンの真実の世界で"恋もできない体"と叫ぶヤス(?)のような描写があったけど、もしあれが嘘でないのならばもしかしたらヤス=紗音=嘉音とは事故の後遺症で寝たきりのような人間ということも?それなら本を持ってきて話してくれる戦人に憧れて固執したのも分かるし、絵羽が譲治との結婚に強く反対するのも分かる。そうだとすると今回の葬儀の解答編もほとんど幻想ということになるけど。
※ややこしくなるので他の推理にはこの部分は適用しない。そもそもあのシーンの理御のフラッシュバックがなんだったのかがよく分からない。あれが本当の真実なのか?
<戦人の母親はやはり霧江?>
これは詳しい情報はなかったんだけど留弗夫の「戦人君は私の子供じゃない」と言う霧絵に対する態度を見て、今までの全てと辻褄を合わせるとそうなのではないかなと。
<ウィルの示した解答>
全体的に適当で特にep3.4は怪しいです; とりあえず幻は幻には幻想描写とその消滅、土は土にの方はよく分からないけど実際の殺人描写や死体があるケースと解釈。
「第1のゲーム、第一の晩。園芸倉庫に、6人の死体。」
「幻は幻に。……土には帰れぬ骸が、幻に帰る。」
土には帰れぬ骸はおそらく紗音の人格。前日の決闘でベアトと嘉音に破れたので生贄に?つまり紗音の死体はフェイクで確認した秀吉(と絵羽)は事前に買収されていた共犯。後の犯行は死んだように見せかけて体が生き残っている紗音、というよりもヤスベアトが行う。
「第1のゲーム、第二の晩。寄り添いし二人の骸は鎖で守られし密室に。」
「幻は幻に。……幻の鎖は、幻しか閉じ込めない。」
たぶん最初からチェーンなんて掛かっていなかった、密室ですらなかったということ。
幻の鎖では閉じ込められるものなんて幻しかないと。
「第1のゲーム、第四の晩。密室書斎の老当主は灼熱の窯の中に。」
「幻は幻に。……幻の男は、あるべきところへ。」
この時点で生きていると思われていた幻の金蔵をあるべき姿(遺体)として認識させること。
「第1のゲーム、第五の晩。杭に胸を捧げし少年の最後。」
「幻は幻に。……幻想の魔女と杭は、幻想しか貫けない。」
嘉音は幻。
「第1のゲーム、第六、第七、第八の晩。歌う少女の密室に横たわる3人の骸。」
「幻は幻に。……盲目なる少女が歌うは幻。密室幻想。」
これは真里亞が歌っていたことが幻で、実際には施錠を手伝ったということか。
ここまでの犯行は全て紗音(人格はヤスベアト)で説明可能かな。
「続けましょう。第2のゲーム、第一の晩。腹を割かれし6人は密室礼拝堂に。」
「幻は幻に。……黄金の真実が、幻の錠を閉ざす。」
シーンの細かい描写が思い出せないのでなんともいえないけど最初に礼拝堂に駆けつけた時に鍵が掛かっていたということが幻想と言っているのかと。
「第2のゲーム、第二の晩。寄り添いし二人は、死体さえも寄り添えない。」
「幻は幻に。……役目を終えたる幻は、骸さえも残せない。」
嘉音はいないので骸さえも残せない。
「第2のゲーム、第四、第五、第六の晩。夏妃の密室にて生き残りし者はなし。」
「土は土に。……棺桶が密室であることに、疑問を挟む者はいない。」
譲治、郷田を殺害後紗音自殺。密室を自信の棺桶と決めていた紗音を示す。
「第2のゲーム、第七、第八の晩。赤き目の幻想に斬り殺されし二人。」
「土は土に。幻は幻に。……幻に生み出せる骸はなし。」
嘉音は幻なので誰も殺せない。
熊沢と南條は源氏が殺害、もしくは別れる前に紗音が手を下した可能性もあり。
このゲームでは途中で首謀者(紗音)が死ぬけどその後は源氏が引き継ぎつつ爆発事故で全員死亡。楼座はこのepの共犯者と推測できるので、戦人を手紙で追い出したのも紗音の依頼か?
「第3のゲーム、第一の晩。連鎖密室が繋ぎし、6人の骸。」
「幻は幻に。……輪になる密室、終わりと始まりが、重なる。」
第三からはちょっと怪しい;細かく思い出せないのでまたやってみないと、
この言い方は最初に発見されて南條に診られた紗音が生きていたということかな?
死亡したという赤字はおそらくまたいつもの爆発事故までの時間差トリックか。
しかし嘉音の死も赤字だったので人格の死を赤字で宣言しているのかもしれない。
「第3のゲーム、第二の晩。薔薇庭園にて親子は骸を重ねる。」
「土は土に。……語られし最期に、何の偽りもなし。」
紗音(人格死亡が赤字可能の場合はヤス)の犯行。しかしここは碑文を解いた霧江の凶行の可能性も、元々この話が未来の絵羽と縁寿とつながるわけだし。
「第3のゲーム、第四、第五、第六の晩。屋敷にて倒れし3人の骸。」
「土は土に。……語られし最期に、何の偽りもなし。」
紗音(人格死亡が赤字可能の場合はヤス)の犯行。そうでなければ秀吉が霧絵留弗夫と相打ちしたか絵羽が加勢した末に次男夫婦を倒したのか。
「第3のゲーム、第七、第八の晩。夫婦二人は東屋にて骸を晒す。」
「土は土に。……明白なる犯人は、無常の刃を振るいたり。」
紗音(人格死亡が赤字可能の場合はヤス)の犯行。しかしここは違うのならばもう霧絵も死んでるしep3の絵羽が狂ったとも思えないので、この明白なる犯人とは爆発の事を指す可能性も。
「第4のゲーム、第一の晩。食堂にて吹き荒れる虐殺の嵐。」
「幻は幻に。……黄金の真実が紡ぎ出す物語は、幻に帰る。」
食堂シーンは幻想。
「第4のゲーム、第二の晩。二人の若者は試練に挑み、共に果てる。」
「幻は幻に。……黄金の真実が紡ぎ出す物語は、幻に帰る。」
試練のシーンは幻想。おそらくこのepでは戦人(と真里亞)以外の全員が金蔵である紗音(ヤス)から意図を知らされて起こした狂言的なもの。ただし途中で本当の殺人事件に切り替わる。戦人が確認した譲治の遺体はあの時点で本物?
「第4のゲーム、第四、第五、第六、第七、第八の晩。逃亡者は誰も生き残れはしない。」
「土は土に。幻は幻に。……虚構に彩られし、物言わぬ骸。」
犯人による虐殺。嘉音は幻に帰る。
「第4のゲーム、第九の晩。そして、誰も生き残れはしない。」
「土は土に。幻は幻に。……虚構は猫箱に閉ざされることで、真実となる。」
爆発事故で残り全員死亡。ep4の事件は戦人が聞いた話が六軒島の真実に。
「私は、だぁれ……?」
「幻は、幻に。……約束された死神は、魔女の意思を問わずに、物語に幕を下ろす。」
爆弾点火装置の時計。
ep3,4はかなり曖昧になってしまったのでもしかしたら追記するかも。
しなくても核心を推理できる人ももう多いだろうからそちらで補完もできそうかなw
関連記事→ (うみねこep1 感想)・(うみねこep2 感想)・(うみねこep3 感想)
(うみねこep4 感想)・(うみねこep5 感想)・(うみねこep6 感想)
(うみねこep8 感想)・(原作うみねこで好きなBGM(ep7時点))
※ep7までのネタバレを含むので未プレイの方は閲覧をお控えください。
<感想>
<新キャラ ウィルと理御>
表紙絵は若き日の金蔵&ベアトなんて予想してたけどここにきて完全な新キャラとは予想外だった。ヱリカの表紙絵の時も似たようなことがあったっけw まぁ今回に関しては理御がベアトということは間違いではないわけだけど。
ウィルは格好いいキャラだったけどep8もこのまま活躍されたら戦人の立つ瀬がないな、ただでさえ今回の戦人の無責任さは酷かったので(あれはヤスの妄想が強すぎるという感じでもあるけど)。どうなる主人公戦人!?
理御は困り顔が多かったけどスマートでいい進行役だったし、何より受け入れられた奇跡によるもう一人のベアトリーチェという設定部分が良かった。男か女かというと縁寿が咄嗟に女と言ってたしウィルに助けられていたシーンなんかを見ると女であろうなと。
いやそもそも理御は違う世界ではベアトなわけで、戦人に恋もするのでやはり女でないと方向的にまずいなとw戦人が実は女なんて説が本当であれば男の可能性もなくはないだろうけど。まあ今更そのドンデン返しはなかろう。「好青年」という説明についてはたしか女性でも青年と呼べるので、総合的に男の可能性の方が低そう。
<金蔵の過去話と3代のベアトリーチェ>
このepで金蔵の過去から3人のベアトリーチェ誕生の秘密など今までの物語のバックボーンが明かされていくのはどこか寂しさもあるけどやはり面白いもの。
しかし九羽鳥庵ベアトが金蔵とベアトの娘という考え自体はあったけど、そのベアトと金蔵の子が19年前の子=ヤス=1986年のベアトとは思わなかった。思えば九羽鳥庵ベアトの死と"19年前"なんて巧い具合に辻褄が合う部分で言われればすぐに納得するけど、あくまで常識的に考えていたからか金蔵が娘である九羽鳥庵ベアトに迫ったという事やそのベアトが出産までしていたという発想も浮かんでこなかった。
金蔵の過去話や境遇を聞くとその気持ちも分からなくもないけど、九羽鳥庵ベアトはあまりにも不憫だったなと。源次がその部分だけは金蔵を許さなかったというところは良かった。
<ベアトリーチェの葬式>
その後いよいよベアトリーチェの葬式。訪れた犯人をぼかした理由は紗音でも嘉音でもベアトでもなく今までのゲームで立ち絵としては登場していない人物だったからかもしれない。一応その人物こそが紗音であり嘉音でありベアトでもあるのだけど・・・その場に来たのはヤスであったと、そういう要素もあったのかな?
いよいよ過去ep事件の全てが明らかに!?
と思ったらこちらもかなりぼかす形だったようで(;^ω^)
仮の姿クレルとウィルの戦いは全て明確に明かすのではなく分かろうとするものだけが分かれというものでその答え合わせを出すような感じで終了。これでep1~ep4までの謎が完全に解けるかというと正直自分の中では難しいところかな。ヒントにはなるのでまた考えてみようと思うけど。
とりあえずウィルが言っていた黄金の力でゲームごとに共犯者を変えていくシステムというものは今まで進めていた推理を確信的にする材料になりそう。
<ベアト誕生までのストーリー>
明かされるベアト(ヤス)の過去。ヤスは精神が不安定というかマリアとはまた別の多重人格的なところがあるけど崖から落ちた後遺症?仕事に就き始めた時から居た年齢的におかしな紗音は最初のポイントかな。あれは幻想なのかそれとも実在した優しい先輩を見て憧れて作られたヤスの人格が紗音なのか。
戦人に恋をしたのは第三者の観測からも紗音ということで良さそうなので、この時期はヤスはベアトリーチェとなって主人格を紗音に明け渡していたという感じなのかな。つまりヤスの中に六軒島の悪食ベアトが住み着いて以降はベースは紗音であったと。
そこから失恋、そして惨劇の起こる理由までは概ね分かったけど一つだけどうしても分からなかったのは嘉音の人格。失恋して仲間のいない自分を励ますために作り出したことは分かるけどそれがなぜ朱志香と恋をするのか?ここはその意味が理解できなかった・・・
けど今書きながら考えてみたら多重人格とするなら嘉音にも一人の人間の男としての意識みたいなものが宿っていて、それがep2で描かれたような流れで恋をすることになってしまったということなのかな。なんとなく整理できたかも。つまり嘉音が恋したことは意味はなく別人格の本能的なものでそれすらもイレギュラーで事件の一因になったと。
戦人は約束をすっかり忘れてるとかこれは酷いわーと思ったけどヤスの人格も不安定なので全てが真実だったかどうか。それから紗音苦悩のシーンでは譲治がストレートに戦人と紗音を遠ざける発言を繰り返していて、後の嫉妬の話などを聞いてもまさか遠ざけるためにわざとやってたんじゃないか?とも取れなくもなかった。手紙も本当はきていたのに・・・?まあこれは譲治の好感度によって見え方が変わってきそうですなw
そしてベアトは昇天。とここまではなんかいい人だったゲロカス卿。
しかしep3のベアトならいざしらず我々プレイヤーがこいつに騙されるわけがないw
たぶんほぼ全てのプレイヤーがこの後のおおまかな展開は予想していただろうな(笑)
<お茶会>
そしてお茶会に入り・・・・・
「あっはははははっははっははははッ!!死ねや、ゲロカス理御ッ、ゲロカスベアトの最後の希望ッ、うっひゃっはっはァびゃっはぁああアぁああああァ!!!」
こうなると思った(笑)
すごくむかつくシーンだけどこのシーンは思わずキター!とか思ってしまったwやっぱりこの人はこうでないとな。それにしてもうっひゃっはっはァびゃっはぁああアぁああああァとかテンションが凄すぎるw書いてる人もどういう気持ちで書いてるんだろこういうのw
お茶会のストーリーは予想通り最悪・・・と思ったらこれが六軒島の真実?
魔女が赤字で言うんだから間違いないんだろうけど、これならたしかに魔女の大量殺人の方がはるかにマシですな。そうなるとボトルメールを流した人物は誰なのか?普通に考えれば事件前からヤスが流していたもの(それが事件の動機にも繋がる)だとは思うけど、この展開だとベアトが猫箱を閉じたかった理由の一つに縁寿を庇うためというものも感じられる。
そうなると戦人や絵羽の可能性も捨てきれないところなんだよな。霧江が黄金の部屋でヤスを撃ち殺していなかったのならヤスなんだろうけど・・・ボトルメールに縁寿を庇う意図があるのか?ここは新たなポイント。
ちなみにこれが真実だとして理御に訪れる可能性のあるハッピーエンドとは?それは理御の世界で黄金を先に処分してしまうことくらいしかないかな、あの世界でも黄金を巡って争いが起こったのだろうし、そうでなければ霧江を先に始末しておくくらいしか^^;
可能性としては考えられていたけどep3の絵羽はやはり縁寿を庇っていたということで株回復ですな。それに比べて霧江と留弗夫は・・・撃たれる直前の霧江の縁寿に対する言葉はもしかしたら縁寿を絵羽から庇うための咄嗟の判断であった可能性も捨てきれないけど、それでも株の回復はもう無理だろう。
最後まで諦めないウィルと理御、嘲笑うベルンとラムダ・・・
果たして二人の魔女を倒しハッピーエンドを掴み取ることができるのか!?次回いよいよ最終回!
戦人出生の秘密とかまだいろいろ語るべき謎も残って居そうだけどとりあえずこの二人だけはなんとか倒してくれ!ついでにフェザリーヌも眠ってる間に処刑してほしい(笑)
そういえば碑文の謎もついに明かされたけど昔見た某説が大当たりだったようで、何万何十万何百万もプレイヤーがいればあの謎も解かれるという奇跡も起きるのですな。
<ちょっとだけ謎の整理など>
上までで整理しなかった部分で気になるところの個人的な推理など。
<戦人が帰ってくるのがあと一年違えばとは? 事件の動機>
一年早ければ紗音が譲治との結婚を決意していなかった、一年遅ければ紗音が譲治と結婚していた。(嘉音と朱志香についても少ない可能性でこれが言えるのかもしれない、交際という意味で) おそらく紗音・譲治優性で心がきまりかけていた時に戦人が帰ってくると知って、自分の中の戦人への恋の根のベアト人格も再び強く表れるようになってしまった。
そしてどうしても自分の答え(捨てる人格も捨てる相手も)を決められなかったヤスは猫箱を閉じることで紗音・譲治も、嘉音・朱志香もベアト・戦人も全員が結ばれる可能性がある永遠の世界を作ろうとした。あわよくば誰かに自分の全てを理解してもらってハッピーエンドを迎えればいいとわずかながらに思って。全epで”戦人に”気付いて欲しいと願っていたのはゲームマスターとして昇格したのはヤスの中のベアト人格だったから。
<朱志香の話:貴賓室の怪談と人形消失>
あれは朱志香の推理どおりだと思う。実際にやっている人間たちの方が気色悪いw
3人というと源次・熊沢・紗音なのかな。郷田は事件とは蚊帳の外みたいだし。
<ヤスの過去:鐘音の鍵消失>
あれはep5の19年前の男からの電話のトリックみたいな単純なもので単にヤスが予め一本抜いて鐘音のロッカーに入れておいてその束と摩り替えただけ。これをやった理由は島に序々にベアトリーチェ伝説を広めていくためか。それにしても鐘音と明日鐘という名前であの二人が出てきたところはなんか和んだw
<ヤスの過去:仕事の就き始めの紗音は何者?>
これは二通り考えられて、実際に居た憧れの先輩使用人で後の紗音の元になるお手本か最初から居なくて自分の中の憧れの幻想だったか。どちらかというと前者かな、そもそも1986年の紗音は実際には風貌も全然違う可能性があるのではないかなとも思う。元々嘉音と演じ分けることに無理は感じてたし。だからあの立ち絵紗音の姿はあくまでもヤスの理想の女性像で昔に居た先輩から取ってつけたものなのではないかなと。
ベルンの真実の世界で"恋もできない体"と叫ぶヤス(?)のような描写があったけど、もしあれが嘘でないのならばもしかしたらヤス=紗音=嘉音とは事故の後遺症で寝たきりのような人間ということも?それなら本を持ってきて話してくれる戦人に憧れて固執したのも分かるし、絵羽が譲治との結婚に強く反対するのも分かる。そうだとすると今回の葬儀の解答編もほとんど幻想ということになるけど。
※ややこしくなるので他の推理にはこの部分は適用しない。そもそもあのシーンの理御のフラッシュバックがなんだったのかがよく分からない。あれが本当の真実なのか?
<戦人の母親はやはり霧江?>
これは詳しい情報はなかったんだけど留弗夫の「戦人君は私の子供じゃない」と言う霧絵に対する態度を見て、今までの全てと辻褄を合わせるとそうなのではないかなと。
<ウィルの示した解答>
全体的に適当で特にep3.4は怪しいです; とりあえず幻は幻には幻想描写とその消滅、土は土にの方はよく分からないけど実際の殺人描写や死体があるケースと解釈。
「第1のゲーム、第一の晩。園芸倉庫に、6人の死体。」
「幻は幻に。……土には帰れぬ骸が、幻に帰る。」
土には帰れぬ骸はおそらく紗音の人格。前日の決闘でベアトと嘉音に破れたので生贄に?つまり紗音の死体はフェイクで確認した秀吉(と絵羽)は事前に買収されていた共犯。後の犯行は死んだように見せかけて体が生き残っている紗音、というよりもヤスベアトが行う。
「第1のゲーム、第二の晩。寄り添いし二人の骸は鎖で守られし密室に。」
「幻は幻に。……幻の鎖は、幻しか閉じ込めない。」
たぶん最初からチェーンなんて掛かっていなかった、密室ですらなかったということ。
幻の鎖では閉じ込められるものなんて幻しかないと。
「第1のゲーム、第四の晩。密室書斎の老当主は灼熱の窯の中に。」
「幻は幻に。……幻の男は、あるべきところへ。」
この時点で生きていると思われていた幻の金蔵をあるべき姿(遺体)として認識させること。
「第1のゲーム、第五の晩。杭に胸を捧げし少年の最後。」
「幻は幻に。……幻想の魔女と杭は、幻想しか貫けない。」
嘉音は幻。
「第1のゲーム、第六、第七、第八の晩。歌う少女の密室に横たわる3人の骸。」
「幻は幻に。……盲目なる少女が歌うは幻。密室幻想。」
これは真里亞が歌っていたことが幻で、実際には施錠を手伝ったということか。
ここまでの犯行は全て紗音(人格はヤスベアト)で説明可能かな。
「続けましょう。第2のゲーム、第一の晩。腹を割かれし6人は密室礼拝堂に。」
「幻は幻に。……黄金の真実が、幻の錠を閉ざす。」
シーンの細かい描写が思い出せないのでなんともいえないけど最初に礼拝堂に駆けつけた時に鍵が掛かっていたということが幻想と言っているのかと。
「第2のゲーム、第二の晩。寄り添いし二人は、死体さえも寄り添えない。」
「幻は幻に。……役目を終えたる幻は、骸さえも残せない。」
嘉音はいないので骸さえも残せない。
「第2のゲーム、第四、第五、第六の晩。夏妃の密室にて生き残りし者はなし。」
「土は土に。……棺桶が密室であることに、疑問を挟む者はいない。」
譲治、郷田を殺害後紗音自殺。密室を自信の棺桶と決めていた紗音を示す。
「第2のゲーム、第七、第八の晩。赤き目の幻想に斬り殺されし二人。」
「土は土に。幻は幻に。……幻に生み出せる骸はなし。」
嘉音は幻なので誰も殺せない。
熊沢と南條は源氏が殺害、もしくは別れる前に紗音が手を下した可能性もあり。
このゲームでは途中で首謀者(紗音)が死ぬけどその後は源氏が引き継ぎつつ爆発事故で全員死亡。楼座はこのepの共犯者と推測できるので、戦人を手紙で追い出したのも紗音の依頼か?
「第3のゲーム、第一の晩。連鎖密室が繋ぎし、6人の骸。」
「幻は幻に。……輪になる密室、終わりと始まりが、重なる。」
第三からはちょっと怪しい;細かく思い出せないのでまたやってみないと、
この言い方は最初に発見されて南條に診られた紗音が生きていたということかな?
死亡したという赤字はおそらくまたいつもの爆発事故までの時間差トリックか。
しかし嘉音の死も赤字だったので人格の死を赤字で宣言しているのかもしれない。
「第3のゲーム、第二の晩。薔薇庭園にて親子は骸を重ねる。」
「土は土に。……語られし最期に、何の偽りもなし。」
紗音(人格死亡が赤字可能の場合はヤス)の犯行。しかしここは碑文を解いた霧江の凶行の可能性も、元々この話が未来の絵羽と縁寿とつながるわけだし。
「第3のゲーム、第四、第五、第六の晩。屋敷にて倒れし3人の骸。」
「土は土に。……語られし最期に、何の偽りもなし。」
紗音(人格死亡が赤字可能の場合はヤス)の犯行。そうでなければ秀吉が霧絵留弗夫と相打ちしたか絵羽が加勢した末に次男夫婦を倒したのか。
「第3のゲーム、第七、第八の晩。夫婦二人は東屋にて骸を晒す。」
「土は土に。……明白なる犯人は、無常の刃を振るいたり。」
紗音(人格死亡が赤字可能の場合はヤス)の犯行。しかしここは違うのならばもう霧絵も死んでるしep3の絵羽が狂ったとも思えないので、この明白なる犯人とは爆発の事を指す可能性も。
「第4のゲーム、第一の晩。食堂にて吹き荒れる虐殺の嵐。」
「幻は幻に。……黄金の真実が紡ぎ出す物語は、幻に帰る。」
食堂シーンは幻想。
「第4のゲーム、第二の晩。二人の若者は試練に挑み、共に果てる。」
「幻は幻に。……黄金の真実が紡ぎ出す物語は、幻に帰る。」
試練のシーンは幻想。おそらくこのepでは戦人(と真里亞)以外の全員が金蔵である紗音(ヤス)から意図を知らされて起こした狂言的なもの。ただし途中で本当の殺人事件に切り替わる。戦人が確認した譲治の遺体はあの時点で本物?
「第4のゲーム、第四、第五、第六、第七、第八の晩。逃亡者は誰も生き残れはしない。」
「土は土に。幻は幻に。……虚構に彩られし、物言わぬ骸。」
犯人による虐殺。嘉音は幻に帰る。
「第4のゲーム、第九の晩。そして、誰も生き残れはしない。」
「土は土に。幻は幻に。……虚構は猫箱に閉ざされることで、真実となる。」
爆発事故で残り全員死亡。ep4の事件は戦人が聞いた話が六軒島の真実に。
「私は、だぁれ……?」
「幻は、幻に。……約束された死神は、魔女の意思を問わずに、物語に幕を下ろす。」
爆弾点火装置の時計。
ep3,4はかなり曖昧になってしまったのでもしかしたら追記するかも。
しなくても核心を推理できる人ももう多いだろうからそちらで補完もできそうかなw
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(うみねこep8 感想)・(原作うみねこで好きなBGM(ep7時点))
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