戦国BASARA弐
- 2010/09/27
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Are you ready guys!?Let`sパーリィー!!
前期は盛り上がったので今期もなかなか楽しみにしていたのだけど今期は全体的にややローテンションで駆け抜けるような盛り上がりには欠けた。伊達・真田・前田さらには小十郎と視点を分散してそれぞれを描く事が多かったために葛藤展開続きで、かつそれぞれの描写が薄まってしまったのであまり広げすぎないでもっとキャラを絞って描くべきだったと思う。
特に前田慶次に関しては最終的な活躍も特にはなかったし秀吉との繋がりにしても描くにしては中途半端すぎてただ尺を取っただけになってしまっていたように思う。それから尺取りといえば松永で前期確実に死んだと思っていたキャラを復活させてまでただでさえ足りない尺の中であのように中途半端に絡ませる必要があったのかどうか。あれは劇場版への含みなんだろうけど、それじゃあこのアニメはただの劇場版のPVということになってしまうような・・・
そして秀吉とはなんだったのか・・・あんなに強かったのに最後はよく分からないまま一撃であっさりと死ぬやっつけ展開とかw シンプルな描き方だった前期の信長と違ってこちらは心情面や過去なども描いていたところがあったけどそれも中途半端になってしまったし、1クールという尺ならば信長のような描き方の方が合っていたと感じる。
そんな感じでいろいろと中途半端でしかもラスボス戦までやっつけ半分で終わってしまった今期の最終回の締め方にはがっかりさせられた。
日輪を槍で止めた幸村の異常な馬鹿力や半兵衛がなぜか崖から転落するところあたりはBASARAらしさを感じて面白かったし最終決戦自体に盛り上がるところはあったのだけどやはり一二分の逆転劇で終わってしまう秀吉&豊臣陣営の描き方はないなーと。
ただ葛藤展開の中でも幸村が夕暮れの海岸で島津さんの言葉を受けとるシーンは良かったと思うし、各キャラが馴染んできて瀬戸内の決戦あたりから最終回にかけてだんだん盛り上がってくるムードも感じていたのでそのあたりは面白かった。
だけど最後のまとめは散々。ほんとに尺がなぁ・・・前期に死んだ描写があった家康と松永あたりがそんな中でもさらに尺を取るあたりは映画のために無理やりやってる感じもするしアニメとして不満が残るラストになったのはやはり劇場版ありきの製作にしたことが原因かな。
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主な声優
伊達政宗:中井和哉 真田幸村:保志総一朗 片倉小十郎:森川智之
武田信玄:玄田哲章 猿飛佐助:子安武人 豊臣秀吉:置鮎龍太郎 竹中半兵衛:石田彰
長曾我部元親:石野竜三 毛利元就:中原茂 島津義弘:緒方賢一 前田慶次:森田成一
長曾我部の声がガンダムWの五飛で毛利の声が遊白の妖狐蔵馬とかどこかで聞いた声と思っていたら意外なところをやっている人達だったんだなと。
個人的なこのアニメの評価 D
最終回にはがっかりしたけど一話の乱戦や幸村と伊達のそれぞれの戦いなども部分的には楽しめた。劇場版をやるのはいいけどアニメ本編にはあまり悪影響を与えて欲しくない。
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