ゼロの使い魔～双月の騎士～ 「さよならの結婚式」

枢機卿から姫の命を救うために７万のアルビオン軍を止める殿(しんがり)を勤めることになったルイズ。才人はルイズを止められないことを悟るとシエスタからもらった睡眠薬をルイズに飲ませたった一人で敵軍に挑む・・・

今回の話を見てまず今期で一番良いできの話なのでは？と思いました。今期はいろいろと話を混ぜてまで、この話を最後に持ってきたので流石に力が入っているという印象です。結婚式も、マジックアイテムの花も、７万との闘いの演出もなかなか良く、このままなら終わりよければということで今期の今までのデキの悪さを多少帳消しに出来るかなと考えていました。しかし・・・


やってしまった・・・
せっかく良い演出だったのに、こんなに早く才人が生還したせいで全てが台無しです。妖精についての説明もほとんど無かったから才人が生き返ったという設定が軽すぎ。才人の生死不明状態で終わるのは後味悪いかもしれないけどこの展開はちょっと酷すぎるな。別に最後のドタバタに関してはどうでも良いのですが、才人の生還の部分だけは納得いきませんね。どうでもいいが妖精(テファ)の声は能登か、いきなりでてきて吹いたｗ

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＜総評＞
全体を通してシナリオが悪かったですね。短い話数の中でいろいろやろうとしすぎて一話の中に内容を詰め込みすぎる話もしばしば。そして一番感じたことはキャラクターの使い方が下手すぎることです。キュルケ・タバサ・モンモランシーなんてＯＰに出てるくせにほとんど空気だし、ルイズの姉妹達も順序を入れ替えてまで出した意味はほとんどありませんでした。これについてはおそらく４話の才人とルイズのラブコメシーンをやりたかったから先に出したのだとは思いますが。アンリエッタが戦争を始めるのは私怨のはずなのにその設定が消えてるし、エロ部分については原作以上だったかもしれませんが(笑)ジュリオも重要なキャラのはずなのに序盤から学園に来たせいでほとんどネタで終わったし。コルベール先生の話も原作期読者からすればいろいろ問題ありで、特に最後にキュルケが才人をダーリンと呼ぶあたり、もはやめちゃくちゃだなと感じます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
OP「I SAY YES」　ED「スキ? キライ!? スキ!!!」

主な声優
ルイズ：釘宮理恵　平賀才人：日野聡　シエスタ：堀江由衣
アンリエッタ：川澄綾子　ジュリオ：平川大輔　ギーシュ：櫻井孝宏
キュルケ：井上奈々子　タバサ：猪口有佳　モンモランシー：高橋美佳子

個人的なこのアニメの評価　Ｅ

原作を知ってるために酷評ですが。仮に原作を知らないとしても前作よりもデキは悪いと思います。しかし相変わらずサービスだけはきっちりとこなすアニメでしたが(笑)