花咲くいろは 第9話 「喜翆荘の一番長い日」

徹が緒花に向けるものは恋愛感情なのか?
これがちょっと気になるところで、守ってやりたい、助けてやりたい気になる存在という風には見えるし食事で茶化すあたりからも緒花を気に入っていることは間違いないけどそれらは皆自然体で接しているもので、以前のデレデレだった徹とは態度が違う気がする。

自然な付き合いができるから好きなのかもしれないけど以前部屋の外から赤面で覗いていたシーンなんかを見ると緒花の前でのこのリラックスっぷりはちょっと噛み合わないかなと。そう考えるとやはりこれはミスリードで徹の本命は菜子なのかなとも思えなくもない。

でも物語的にも緒花の方が盛り上がるだろうし何より菜子に言い寄る徹さんは許せないのでやはり素直に緒花ってことでいいや(ぇ 考ちゃんにはちょっと気の毒だけどｗ


電車とバイク、分かり易く描かれる二人の"すれ違い"。
このシーンはただ乗り物がすれ違っただけでなく二人が互いの存在に気付かないまますれ違っていることもあって今後の二人の心のすれ違いを暗示しているのだろうなと。

それにしても考ちゃんなんで帰っちゃったの？ここまで来たら意地でも一目合おうとするだろ。憎めない心根の優しいキャラではあるけどこの行動はなんだか煮え切らないな。これでもし今後この後出てきた新キャラと・・・な展開になったりしたらちょっとな(；^ω^)

徹が来た途端顔つきが変る蓮さん
この人は虚勢を張る部下の存在がないと駄目な人だったようで（ノ∀`）
ということは民子にはどこかコンプレックスというか苦手意識があるということか。



珍しく威圧感溢れる菜子さんのジト目！
こんな菜子さんからお叱りを受けてみたい・・・です・・・
そこもよかったけど巴さんとの会話でのいつですかぁ？という神妙な面持ちも素敵だった！


「誰が記者かなんて関係なかったの。おもてなしのこころはみんなに同じなんだから───」
これが一番大事なことだよな。それにしても覆面記者が実際に居たとは、これが次郎丸の裸踊りにあたったり前のキャバクラ状態の時だったりしたらこの旅館終わってただろうな(笑)

考ちゃんを狙う黒い影(ぇ いや全然悪い人っぽくはなかったけど今の傷心の考ちゃんとこの意味深な赤面の女性の登場を考えると・・・これは大変なことになってきそうだ。

緒花「美味しい♪」 菜子「美味しいよね～この天麩羅～♪」
自分が作った天麩羅を食べる二人の様子をじっと見つめていてその言葉を聞いてニヤっとする民子の様子が良かったｗ さり気無いけどこういう遊び描写が面白い。

「お帰りなさい。女将さん！」　「ただいま─」

私にはまだ帰れるところがあったのだ・・・こんなに嬉しいことはない・・・・
喜翆壮の従業員達に迎えられた女将の心は快晴の空の如く青々と澄み切っていた─

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　─完─

ってこれで終わりだと御婆さんアニメということになりそうだけどｗ ということで今回は爽やかな締めだったけどいよいよちょっとドロっとしたものの片鱗も見えてきたわけで、今後どうなっていくのか気になるところですな。