聖痕のクェイサーII
- 2011/06/28
![「聖痕のクェイサー」ディレクターズカット版Vol.1 [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61TPOyOI7wL._SL160_.jpg)
クェイサー。それは女性に宿る神秘の力、聖乳(ソーマ)を吸い、特定元素を操り戦う異能の戦士。彼らは世界の歴史の裏で常に暗躍してきた。鉄の元素を操るクェイサー、アレクサンドル=ニコラエビッチ=ヘル=サーシャ、アトスの密命を受けた彼は翠玲学園に潜入。雷の携香女の秘密を狙う異端者達との戦いが始った。クェイサー達の戦いの果てにあるものは、神の救済か、それとも・・・
今期も相変らず酷かったw
翠玲学園編は6話まででさっさと纏めてしまって残りはストーリーそっちのけでほとんどOVAでやるようなはっちゃけたネタでそれを普通にテレビ放送でやってるもんだから酷いw でもあまりの酷さに酷さを通り越して笑える感覚になっているところがこのアニメの強みでもあってどんな話でもドン引きするよりはまず笑うというような面白さは今期も健在だったと思う。
ただ散々遊んだ挙句最後は俺達の戦いはこれからだという内容で、物語はそれでいいのか?と思わなくもないし、上記したようにOVAなどでのファンへのオマケ的な内容をテレビ放送本編でひたすら続けるというのもちょっとどうなのかなと思うこともあったけど、
翠玲学園編は今までのキャラクターも少なくサーシャの特徴ある口調などもなくてちょっと物足らないところがあったので早々に切り上げるのは正解だったと思うし、それが終わってからの遊び話もそれはそれで面白かったのでまあいいかなと。
最終回のテレサ登場に「震えよ!畏れと共に跪け!!」のBGMが流れてサーシャのうおおおおおおお!が見れればそれだけでなんだか許せてしまうというかw 翠玲学園編ラストもそうだったけどとにかくクライマックスでの異常な盛り上がりが相変らず巧い作品だった。
そのあたりクライマックスでは酷い展開なのに格好いい、格好いいのにやってることは酷いと感じるもので、そのギャップがこの作品の面白さかな。そしてそれはエロにしろ格好いい演出にしろ徹底している部分があるからこそだと思う。
でもそういうシリアスの中にあるギャグ性が作品の面白さでもあるのでやはりお遊びが続きすぎたのはちょっとマイナスになるかも。一期の連続馬鹿回でも二度続くとちょっと、と感じたけどああいうのはたまに入れてこそだとも思うし。ただ舞台が翠玲学園なので間に組み込める内容でもなかったし、今期は構成に難しさがあったかな。
話で特に印象的だったのは翠玲学園編ラストの6話。あの話はクェイサーらしい盛り上がりが満載のクライマックスだった。「お前たちを吸うぞ!」
それからおっぱい!グッパイ!デトックス!の宇乳研の話とかw あれはOVAか何かのキャラらしくいつの間にか混ざっている眼鏡のキャラも含めて話が繋がらないなーと思っていたけど、その話を知らなくても普通に見れたし、カルト宗教みたいな組織の壇上であの親父が「乳吸えば─」みたいな一句を読み上げてた時にはどこまで馬鹿なんだよとこの作品の酷さの極みを見た気がする(笑) あの話オチもとんでもなかったしなw
メイン以外のキャラではやはりビッグ・マムがインパクトあるかな。地獄の乳揉み師として登場した前期でも笑ったけど今期も宇乳研所長への「吸え!吸うんだよ!」には笑ったw
あとは生徒会長は一期から常に悲惨な役だなとw それからあやめのだんだん開発されていくドMキャラは最初から酷かった華とはまた違った酷さがあって印象深かったw
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主な声優
サーシャ:三瓶由布子 織部まふゆ:藤村歩 山辺燈:豊崎愛生
テレサ:茅原実里 カーチャ:平野綾 桂木華:日笠陽子 辻堂美由梨:川澄綾子
ビッグ・マム:斉藤貴美子 瀬田深雪:櫻井浩美 天乃翼:南條愛乃 皐月あやめ:巽悠衣子
サーシャ役の三瓶さんは今期では女性声との演技の使い分けも巧かったけどなんと言っても低めに出す男のサーシャボイスがきまっていると思う。
カーチャ役の平野さんも巧い演技だと思うしもっとアニメに専念できればいいのに。
日笠さんは良い意味で酷い役だったw これより酷いキャラにはそう当らないだろうなw
あやめ役はkiss×sisのりこ姉だったのか。前とは違った雰囲気が出せていて巧かった。
個人的なこのアニメの評価 B-
本編そっちのけで遊びすぎとも思ったけど、まぁ纏めのバトルは盛り上がったし、終盤の貴重な一話を使っておっぱいグッパイデトックスなんてやってるのを見るともうなんでもいいやとw ということで今期も酷かった!しかしこの徹底した姿勢こそこの作品の強みであり面白さでもあり嫌いになれないところなんだよな。放送局的にはどうかは知らないけど(笑)