緋弾のアリア
- 2011/07/01
![緋弾のアリア Bullet.1 [Blu-ray]](http://ec2.images-amazon.com/images/I/513d%2BrQmyxL._SL160_.jpg)
あんたあたしの奴隷になりなさい!
個人的な放送時間枠やMF文庫作品との相性の悪さは折り紙つきで最初からほとんど期待がなかったのだけどそれが功を奏してか肩の力を抜いて視聴できて思った以上に笑えたw
この作品は学生達の武偵システムや防弾制服などの設定から、超級アクション、歴史上のモチーフになった人物などいろいろと無茶にそれらしい雰囲気を詰め込みすぎなカオスさでもはやちょっとしたギャグ状態になっていたけどむしろそういうところが面白かったw
爆風で吹っ飛ばされて気が付いて入っていたのが「防弾跳び箱じゃなかったら死んでいた!」というところはそんな会話をマジにやっているものだから笑ったw
で、跳び箱やスリッパは防弾なのになぜかバスは防弾でなく蜂の巣にされていた件(笑)
それから有得ないレベルの超アクションシーンもいろいろな意味で面白かったw 相手の銃口に銃弾を打ち込むとかマトリックス的に避ける場面とかオオカミを掠めるように撃ったあの場面とか。弾丸がスローモーションになって刹那の超技を披露する場面が目立ったけどそのあたりはきたー!wwwと思わせる面白い演出だったかな。
主人公は性的に興奮すると覚醒するという謎の性質だったおかげで活躍前の覚醒が格好いいんだか悪いんだかw それからリコや白雪の裸を見てもあまり興奮してなかったくせにアリアだけは下着だけでMAXになってた一貫した○リコン性にも笑ったw
そして覚醒するとなぜかナルシストになるキンジさん。第8話 「魔剣(デュランダル)」の恥かしい台詞祭は笑いっぱなしだったw いいキャラしてたなこの人。中盤ではずっと覚醒せずにそういう話では物足らないと感じていたしこれがあってこそのアリア!
歴史上の有名人物モチーフはそれが明かされることで(製作者や)キャラクターは盛り上がっているのだけど視聴者的にはわりとふーんそうですかという感じでそんなギャップも笑えたw
個人的には最終回であんたはドラキュラ伯爵!とアリアが敵の正体を見抜いたシーンは「な、なんだってー!?」ではなく「ふーん( ´_ゝ`)」という感じだった。そんなテレビ間のギャップのシュールさがいい具合だったと感じているw
それから最終回でブラドさんが「ぶははははは!」と笑って仁王立ちしているばかりで全然攻撃してこないところにも吹いたw おまけに一撃で倒されてしまってその後のフォローもなんもなしだったし、もうちょっと真面目に頼むよラスボス(ノ∀`)
そんな感じで真面目に見て細かいところを追求してしまうとうーん・・・という感じになりそうだけどむしろそれをつっこんで見るような見方をすればなかなか見所がある。なのであまり過度に期待せずに細かいところは流しつつ気楽に見た方が楽しめる作品だろうと。まぁそれはどんな作品にも言えることだけど、この作品は特にそういうタイプかと。
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<主な声優>
遠山キンジ:間島淳司 神崎・H・アリア:釘宮理恵 星伽白雪:高橋美佳子
峰理子:伊瀬茉莉也 レキ:石原夏織 ジャンヌ・ダルク:川澄綾子 武藤剛気:近藤孝行
釘宮さんは嵌り役ではあったけどこういう役と演技では少し固定イメージが強すぎるのでJCの似たタイプの作品であればそろそろ似たようなキャスティングには限界があるかもと感じた。まぁその存在だけで「釘宮アニメ」として一つのジャンルとも言えそうではあるけど。
間島さんのナルシストキンジさんの臭い台詞回しには笑ったw
高橋美佳子さんはこういう演技になると佐藤聡美さんとけっこう似た声質かも。
川澄さんであのキャラというのは何かを狙ったように思えるけどその真相とはw
個人的なこのアニメの評価 C-
本来のジャンルとは違うだろうけどギャグアニメとしてなかなか楽しませてもらったw
レキやカナだとかブラドなど少し投げっぱなしな感もあるのでそのあたりは反省点かな。