異国迷路のクロワーゼ The Animation 第9話 「秘密」

幼い二人にとっては残酷すぎる身分の壁
外に出たくても出ることができないカミーユに対してそうとは知らずに次々と魅力的な誘いをかけて受けてもらえないと機嫌を損ねるクロード、これはたしかにカミーユに対して残酷なことかもしれないけどクロードくらいの年齢の子供では知らなくても当然のことで誰が責めることができようか。ここでクロードが受けた心の傷も軽いものではない。

カミーユが頑なに家のしきたりを遵守していたのは自分ではなくクロードのため。このおかげでクロードは今を迎えられているわけでどんなに辛くてもそれを貫き続けたカミーユの賢明さと信念の強さは賞賛に値するとも思うけど、あの若さでそこまで考えが回る、そこまで知ってしまっているというのは知らないこと以上に可哀想なことではないかと思う･･･

そんな風に身分の違いの恋愛というものを片方は知らないが故に、片方は知っているが故に、より深く生じてしまった二人の心の溝というものが印象的な回だった。

オスカー「こら、なにさぼってる」
前回店番を任されて堂々と昼寝して酒盛りを始めてしまったあんたが言うなｗｗｗ

「俺がもっと知らないといけないのかもな─」
湯音のどこまでも慈愛に満ちた純粋な心がクロードの心の傷を癒し二人の溝を埋める。アリス・カミーユ・クロードと皆が湯音との出会いによって少しずつ心が動かされていくというストーリー展開がいいですな。そんな中オスカー様だけは一切変ることはないというｗ