BTOOOM!

これから君たちに殺し合いをしてもらいます

序盤は世界観を見てもけっこうありきたりな作品という印象ですぐに飽きるだろうなという感覚だったけど極限に追い込まれた人間の心理や欲望を描きつつもシリアスや暴力過剰になりすぎないバランスが良く最後まで安定してなかなか楽しんで見ることができた。

こういう殺人ゲーム系作品ではリアルな心理描写と緊迫感が求められるけどあくまでフィクションということで過度にリアルさや悲壮感がなく盛り上げる事も大切だと感じ(それを徹底的に追求する作品もそれはそれで良し)そのあたりでこの作品は適度にギャグというか見せ方が派手で、かつギャグにはなりすぎず適度に真面目でエンタメとして見易い感覚があった。坂本はんのレンジャー顔負けの身体能力などはもはやギャグのレベルだったけど(笑)

それからメインの声優の演技に迫力が足りていないという印象もあったけどそれもシリアスにしすぎないという点では一役かったところもあるのかなと。最後まで見たらあれはあれで愛着も湧いてきた。

キャラクター面では平さんが完全にメインヒロインのポジションだったｗしかしまさか最終話で退場になるとは・・・あとは伊達さんのクズっぷりがいい具合で笑顔の裏でボロクソに言いまくってた各モノローグ場面が面白かった。



OP「No pain, No game」 ED「アオゾラ」

＜主な声優＞
坂本竜太：本郷奏多　ヒミコ：三森すずこ　平清：大川透
吉良康介：沢城みゆき　織田信隆：中村悠一　伊達政人：成田剣　鷹嘴：高橋名人



個人的なこのアニメの評価　　Ｃ

普通には楽しめた。物語は途中で終わり二期も睨んだ構成だったけどそれは売上次第か。