劇場版 機動戦士ガンダムOO ―A wakening of the Trailblazer―
- 2013/05/02
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劇場版 機動戦士ガンダムOO ―A wakening of the Trailblazer― 感想
これは良くできた内容だった。自分の中でOOは分割の上にテレビ放送中では物語を描ききらないという構成が嫌いでいまいち評価の高くなかった作品だったけどこの映画で描き切られたテーマ性と人物関係を見ると作品として「納得」できる良い締めくくられ方だった。
映画の最後まで見ると刹那とマリナ姫の関係性は良くできていたなと。刹那と出会うことで変わってきたグラハムなどもこの映画あってこそで「私が超えなければならないのはこの少年だったのだ」と病室の前で言う場面や最後の場面などは良かった。
人類の革新と相互理解というのは初代ガンダムの時代からのテーマでもありそれを独自の世界観を交えて描ききったところもガンダムとしてのこの作品の良さだと思う。
そんな風に放送終了から4年くらい経ってようやく映画を見たことで作品に対する評価も大きく上がったけど、当時2nd seasonを見ていてこの映画まで見ないと納得いかないところが多かったのも事実なのでやはりこの物語の締めくくりをテレビ放送本編では見れないこと、それから後半への盛り上がりと流れを削ぐ分割構成というのはよくなかったとは感じる。
なにはともあれこの映画自体、そして作品のテーマ性などはいい内容だった。数年後になってしまったけどこれを見てきっちりこの作品の視聴を締めくくれてよかった。