今回は高山への旅ということでそこから高速バスで50分の位置に『ひぐらしのなく頃に』の舞台となった白川郷がありかねてより一度行ってみたいと思っていた場所なのでこの機会に訪れることに。高山と白川郷を同時に回れるというのが今回の旅行先の決め手でもあった。

白川郷は高山からは高速バスで50分。世界遺産ということに加えて円安効果がもろに出ていたのか外国人観光客が圧倒的に多くバスでは前は何列にも渡って中国人と韓国人、右にドイツ人(ドイツ語系民族)、他にも近くにポルトガル(スペイン)語系、インドか東南アジア系の格好の人と異常なまでの外国人比率だった。
作品の雰囲気を見ると和な田舎を想像するかもしれないけど実際にはどの道も人だらけで少しイメージとギャップがあった。特に村の入口付近は相当な数の人でごった返している。
そういう予想以上に観光地化が激しかった側面はあったけど伝統的な街並みに豊かな自然もあっていいところであったことは確か。鶯は鳴いていたしトカゲやヘビとも遭遇した。ひぐらしは時期的に出会うべくもなかったけど夏になると実際にいるのかな。


そこまで詳しく下調べして行ったわけではなくまた原作プレーとアニメ視聴から何年も経っている作品なのであくまで観光半分の大雑把な巡礼だけどほぼ完全に一致した構図もあって、現地を回っている時はなんとなくここかな?と思った程度で写真を撮った場所でも家に戻ってネットで見てみると割と合っていた場所もありけっこう覚えているものだなと。

まずはこのタイトルカットに使われた展望台からの景色。ここから見る景色は現実だけど現実っぽくないという不思議な感覚があった。写真を撮るだけでなく実際に目に焼き付けようと何度も見返すんだけどどうも地に足のついた感覚がないと言うか、まさに幻想的な風景。


城山展望台。暇潰し編で梨花が赤坂に助けを求めた場所。記事トップの写真の景色の展望台と繋がっているけどそこから少し離れたところにありツアー観光客でごった返すこちらと比べてもあちらの方が穴場で落ち着きがあり感じられる幻想的な雰囲気も一段と大きかった。

展望台を下(村の入口付近)から見るとこんな感じ。上の方で人だかりができているところが一つ上の写真の有名な展望台。そこから少し左が最初の写真の穴場な(?)展望台。

展望台に上るための通路。劇中では通学路になっていて最初の鬼隠し編で圭一が背後から近づいてくるレナをやり過ごしたあのあたり。実際は横は崖になっていてやり過ごし不能。


梨花ちゃんハウス。
嘘だっ!!!!!撮影角度は左右逆だけどここが通称
嘘だ!の坂。あの木がレナの叫び声で鳥が羽ばたいて逃げ出した木かな。現実では右隣がレナの家で左隣が鉄平ハウスになっているようで劇中の事を思うとけっこうカオスな構図w ちなみに展望台からここまでは一直線で途中梨花ちゃんハウスもあるのでかなりひぐらしスポットが集中しているらしい。

用水路脇の通路。アニメ『ひぐらしのなく頃に解』のOPサビで圭一達五人が揃って通学し梨花が羽入に手招きする場所。このあたりはけっこう入り組んだ場所だったのでどこがどこか詳しく分からず怪しかったけど一枚撮っておいた写真が偶然にもだいたい一致した。

園崎家こと和田家内部。拝観料300円なので単純に巡礼目的よりはしっかりと建物を見学しておいた方がいいかと。急で細い階段の心細さと上の階でミシミシ音をたてる床がいい感じだった。合掌造りの屋根もこれで豪雪に耐えられるのかとなかなか興味深い。


入江診療所。この地下には最新鋭の研究施設が隠されているのですね、分かります。


古手神社こと白旗八幡宮。ここだけ今までの観光ルートとは反対方向にあるけどほとんど人が訪れていなかった。世界遺産目当てで訪れた外国人観光客は基本的には規定のルートにしか興味がないのかな。まあ自分が外国に行ってもそんな感じだろうとは思うけど。

ここは祟殺し編では・・・:(;゙゚'ω゚'):

絵馬はやっぱりこんな感じに(ノ∀`) 経済効果があっていいことだ。

水が綺麗すぎる(;´Д`) 巡礼目的でなくても普通にいいところ。
そんな感じで白川郷を探訪。世界遺産に登録されているだけに外国人観光客が相当な数で一部の国の人はいい大人でもかなりでかい声を出してはしゃぐのでこういう村を回るには少し雰囲気が落ちるという感もあった。しかしその分経済は回るので、世界遺産に登録するというのはそういうことと時事的な話題についても少し考えさせられた。アニメやゲームの聖地巡礼にもそういった側面はあるので名を落とさないようにもモラルある行動を心がけたい。
なんて少し堅いまとめになったけどアニメを見てから原作もプレーしたひぐらしの舞台を訪れて、ここはこんな感じになっているのかと自分の目で見て感じとれたことは楽しかった。
今では聖地巡礼記事もネット上でかなりあって劇中と一致する現物の写真などはどこでも見れるかもしれないけど、肝心なのは完全に一致するその景色だけではなくその場所まで繋がっている道のりであったりその場所から見える周りの風景だったりそういうところから実際に感じ取れる雰囲気だとも思う。そしてそれは現実に行ってみないことには分からない。
今回聖地巡礼として現実の舞台を訪れることでそういう事を改めて感じたのでここにしろ他の舞台にしろ興味があるなら一度現実で訪れてみるといいと思う。さあレッツ舞台探訪!
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