翠星のガルガンティア
- 2013/07/01

地球が水で覆われ住めなくなった遠い未来、宇宙に進出した人類は人類銀河同盟を結成し宇宙生命体ヒディアーズとの争いを続けていた。同盟の戦士レド少尉は大規模作戦からの撤退中にヒディアーズに襲われワームホールの転送事故に巻き込まれてしまう。レドがたどり着いた先は人類の故郷地球でそこには滅んだはずの人類と文明があり・・・
物語を通したレドの成長がGood!
ストーリーを通じて人間としての生き方を覚えていくレドの精神性やその変化が上手く描かれた作品だった。根本にある世界観や様々な立場の他キャラクターとの絡ませ方も良かったし終盤でクーゲル船団と接触することで変わった今の自分が昔の自分の考え方に触れるという立場の転換なども上手かったと思う。
物語導入部の見せ方も上手く世界観に惹きつけられワクワクしたし途中にヒディアーズの正体で驚きを与えてきたところなどもインパクトが大きい作品だった。
ただ序盤の異世界でのコミュニケーションのワクワク感やヒディアーズの正体の衝撃などこのアニメで特別に際立っていた部分が終盤に向かってやや萎んだ感もあったと言うか、ガルガンティアでの生活でエイミーとの絆を深める話やヒディアーズの正体が判明してのその後などが尺的な都合が大きかったのだろうけどそれ程掘り下げられなかったとも感じた。
レドがガルガンティアから離脱するまでの尺が短すぎたり、ヒディアーズの正体が分かってから間髪入れずにクーゲル船団との最終章に入ってしまったあたりそう感じ、そんな中盤から終盤の構成には若干の盛り下がりを感じたので2クールとまでは言わずともせめてもう少し尺があればとも思った。
しかし最終話自体は良い纏まりで展開も盛り上がったと思うし物語の総括的でもあったチェインバーの言動は一つ一つが非常に印象深くキャラとして最高に輝いていていい最終回だった。この物語はレドとチェインバーの絆の物語だったとも感じた。どうでもいいけど最終話のチェインバーを見てターミネーター2を連想したのは内しy(ry
そんな風に尺的に足りないと思うところもあったけど最終話の結末自体は好きだったしレドの人としての成長の描かれ方も納得いくストーリー構成や世界観だったのでエンディングには満足感があり見ていて良かったと思えたアニメだった。
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頑張ってる姿が嬉しくて嬉しくて──
曲調に歌声などEDの雰囲気が好きだった。余韻はすぐに始まる次番組で破壊されるけどw
<主な声優>
レド:石川界人 エイミー:金元寿子 チェインバー:杉田智和
サーヤ:茅野愛衣 メルティ:阿澄佳奈 ベローズ:伊藤静 リジット:大原さやか
ピニオン:小西克幸 ラケージ:恒松あゆみ クーゲル:小野友樹 ストライカー:藤村歩
杉田さんのチェインバー演技が印象的で機械的なのに人間味も感じる不思議な配分の演技だった。杉田さんの上手さもあったしチェインバーのキャラ自体もそう感じさせるものだった。
レド役の石川さんはカタコトから少しずつ滑らかになっていくレドの変化を上手く演じていた。クーゲルは小野さんだったのか、某悪魔大元帥といい最近は幅広く活躍されてるなw
個人的なこのアニメの評価 B
中盤以降のストーリー構成は盛り上がりに欠けるとも思っていたけど最終話の盛り上がりでは満足させてくれた。世界観もキャラの成長も面白い作品だった。尺がもう少し欲しかった。
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翠星のガルガンティア13話感想。
んー……(汗)
やっぱよう、2クール以上必要な作品だったべこれ。
以下、ネタバレします。ご注意を。
翠星のガルガンティア:13話感想&総括
翠星のガルガンティアの感想です。
レドが帰る場所。
翠星のガルガンティア 第13話「翠の星の伝説」感想!
翠星のガルガンティア 第13話「翠の星の伝説」