わりと好きになった(笑)一話を見た時はあまりのつまらなさに呆れを通り越して形容しがたい感情になったのにまさか持ち直すとはw
一話の酷さは悪い意味でも歴代アニメでもトップクラスで二話もあまり面白くなかったので流石に視聴を切ったけど某ブログ仲間が「割と本気で今期の中でも面白いと思ってる」とか繰り返すので"うわーこの人(ry"とか思いながらも(?)茶化し半分で視聴を再会すると不思議と普通に見れて後追い視聴していくとあれ?けっこう面白いぞwと感じるようになっていた。
ヒロイン達も一話の段階ではネタも酷すぎでまったく可愛いと感じなかったけど見ていくとどのヒロインもなかなか好きになれた。ふらのは一話の段階ではなんだこのヒロイン・・・だったけど素の部分が見えると可愛かったし、遊王子も後半かなり株を上げたし、ショコラのダメなところやあの口調などは癖になる良さがあったw
サブヒロインもなかなか面白くてある意味一番酷かったゆらぎやマスコット的な小凪や謎めいた会長やシリコン先輩のキャラも立っていた。対抗戦でゆらぎが「全世界の妹と言っておりますがもはや意味が分かりません」みたいに実況に言われていた場面は笑ったw
ネタが馴染んでヒロインに好感度が持てれば後はこのいかにもチープな雰囲気の作風は気楽に楽しむにはもってこいでそこからがこういう作品の本当の強さ。一度視聴を切ってから後追いしてきたこともあり掴みはかなり遅く楽しめた期間は短かったけど期の後半ではなかなか存在感を放つ作品になっていた。
いろいろネタがあったけど特に印象に残ったのは
「パイパイ、下らない喧嘩はそこまでだ!」かな。良い意味で凄く寒くてよくそんな発想が出たなと思ったしその後ふらの達が無言でギロッと睨んで「すいませんっした…」と引き下がる奏の様子が面白かったw
そんなこんなで途中からは好感度が上がってきたんだけど最終話の後半はまた一話みたいなgdgdさがあってそこでまた少し印象が落ちてしまったかな。作品的に終わり方自体はああいう感じでいいとは思うけど、ネタの盛り合わせ方のセンスが、例えば妹と女王対決などは前回でも無駄なくらい長く尺を取ってやっていたのにそれをまだ繰り返すのかと。
調べてみたら最終話の脚本家は1,2話の担当者のようで、その人のセンスが個人的に合わないところがあるらしい。序章と終章、作品で一番大事な部分の担当と合わないというのが少し不運な巡り会わせだった。逆にあおしまたかしさんという方担当の3話,6話,9話は面白かった印象があるのでそちらとは合っているのかなと。
OP「S・M・L☆」 ED「太陽と月のCROSS」
あ☆い☆の☆じゅもんを~~~♪OPのリズム感と映像演出が好きだった。映像はどのパートも面白かったと思うけど特に目立つ逆立ちとサビ以前の部分では"こんな展開を~♪"のところで奏の後からひょっこり顔を出すショコラの表情、"かみさまがわらう♪"のところでジャンプするヒロイン達が好きだった。
<主な出演声優>
甘草奏:豊永利行 ショコラ:佐土原かおり 雪平ふらの:近藤唯
遊王子謳歌:辻あゆみ 黒白院清羅:五十嵐裕美 麗華堂絢女:松嵜麗
柔風小凪:味里 箱庭ゆらぎ:大空直美 道楽宴:矢島晶子 選べ:中田譲二
豊永利行さんの好演!このアニメは何といっても豊永さんの演技が良かった。突っ込みやリアクション時のキョドる演技、選択肢のボケをこなす時の一本調子にならないボケの強弱のつけ方、各演技器用にこなし作品を引っ張った。ウミショーも良かったけどこの手の配役で魅力を発揮するなと。
「こんにちはパイとオツの伝道師パイオツふらのです」ふらの役の近藤さんは素の声が可愛く面白いギャップをつけた演技だった。あの声も印象的だったけどあの声で演技をする機会は他作品などでは巡ってこないだろうなw もしも今後大きな声優に成長されるようなことがあれば凄くレアな役だったと振り返ることになるのかも。
佐土原さんのショコラの独特な口調は癖になる良さがあった。
遊王子は辻あゆみさんだったのか、メインクラスで見るのはけっこう久々な気がする。
個人的なこのアニメの評価
B-最初の印象は最悪だったけど今期はこういうバカアニメが極端に少ないクールでかつストーリー上でも今のところなかなか盛り上がらない作品も多いのでこれ系のアニメが威力を発揮するにはもってこいの状況で期の途中からは強い存在感を発揮していた。
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