ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
- 2014/09/06
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金曜ロードショー 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』 感想
うーん、まあ微妙だったかな。世界観にしてもキャラの会話にしても常に状況の説明が不足していてもやもやする感覚があったし何より新しい世界観の雰囲気を描くことに注力しすぎて物語自体が大して進まなかったという印象が。
旧作からOVAで繋ぐなどしてこれが新劇場版の1作目もしくは2作目というのであれば感覚も違ったと思うけど、これが3作目で完結まではいかないにしてもクライマックスに向けての盛り上がりが欲しいくらいの部分ということを考えるとまた最初に戻ってしまったようなトーンダウンにはちょっとがっかりという感じがあった。前作までが盛り上がっていただけに尚更。
ただ、事前には相当酷いというような噂を聞いていたけど、個人的には言われてる程酷く感じたかというとそこまでではなく割と普通だった。旧作で元々エヴァはこういう感じの作品という感覚を持っていたので特にイメージのギャップは感じなかったし、あとは劇場で見ていないことも大きいのかな。
劇場で見た時に終わり方がBAD ENDだったりその流れに納得できなかったりすると家でTVで見るのとは比較にならないくらいに悪いイメージが残ることがある。昔自分もターミ○ーター3を劇場で見て(ry 評判が悪かった一因にはそんな要素もあるのだろうなと。
少し追いながら。
最初のパートは誰か碇シンジ(と視聴者)に状況を説明してよとw 皆あまりにも話さなすぎる、シンジも喚いて聞かなすぎというのもあるけど。ミサトさんなんてなんでああなったのか、首輪を爆破しなかったところを見るとシンジを想うが故なのかもしれないけどあそこまで敵視することはないしもう少しやり方があったはず。前作との手のひら返しも激しすぎて最初は未来ではなく平行世界に来たのかと思った。
アスカもガキガキ言ってないで何がどうガキなのかを説明してくれ。ゲンドウはいつも通り何の説明もなしで引っ込んだけどこの人には説明は期待してなかったので別にいいw 説明してくれるのはカオルくんと冬月先生だけ。冬月先生はごちうさを見た後初めて見たけどたしかにティッピーだったw
それから最初にいきなり長い艦隊戦が入るけどそこが、ある意味この映画最大の見せ場で人によってはすげえええと見れるのかもしれないけど個人的にはその部分は戦闘よりも状況の説明と物語を進めてくれないかという感覚の方が強くてあまり楽しめなかった。
『うみねこのなく頃に』の最終epで派手な魔法戦が続くけどそれよりも事件の真実をという感覚に近い。劇場アニメ『逆襲のシャア』は同じように時系列が空いた上で最初に戦闘から入るけどそこは触り程度で上手い見せ方だったと思うし、この映画の状況がよくわからないまま長々とド派手な戦闘を続けた構成はどうなのかなと個人的には思った。
いろいろあるけどとりあえず・・・
カヲルくんが素敵だった!
今作はある意味それが全てだったかもしれない(ノ∀`) シンジの頬染描写もあったけど「頬を染めるなw」とは思わずあの状況でこんな優しくされたら惚れるわと納得してしまうような圧倒的な力。おそらく多くの男性ファンの中でレイやアスカよりももうカヲルくんがいればいいという感覚が芽生えているに違いない。そうかこの映画の真の狙いは・・・
「僕は君に会うために生まれてきたんだね」
GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
しかしカヲルくんもカヲルくんで最後の方は一人でぶつぶつ専門用語を呟いて納得してないでもう少し説明してよとwカオルくん、君が何を言ってるのかわからないよ。そして首がああなるのは世界線が変わっても逃れられない宿命なのか^^; そういえば『未来日記』でも(ry
最後はゲンドウが続編を匂わす意味深なことを言っていたけど4thまで起こしかけてゲンドウの願いはいつ叶うというのか、もう既に成ったという人類補完計画と未だ成らずなゲンドウの宿願などもこんがらがって更に分からなくなってきた、その部分は案外完結した旧映画の方が分かりやすかったのかも?
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