冴えない彼女の育てかた
- 2015/03/27
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筋金入りのオタク高校生”安芸倫也”はある日同学校に通う無個性な美少女”加藤恵”と運命的な出会いを果たす。同クラスでありながら彼女の名前さえ知らなかった倫也だがその瞬間認識は一変しその時の感動を表現するためにサークル仲間を集めて恵をヒロインとした美少女ゲームを作り恵を完璧なヒロインとして育て上げることを決意する・・・
加藤おおおおおおおおお!
始まる前はあまり期待していなかったけど各ヒロインが可愛くなかなか楽しめた。キャラの心情や挙動などはいかにもあざとい感じの描き方で人を選ぶだろうけど良い意味でチープなあざとさがあったんじゃないかなと。デレ度が高くてなんだかんだで主人公を甘やかしてしまうそんなところがハーレム作品として視聴者にも甘く機能していたように思う。
なんと言ってもメインヒロインの加藤が強かったけど他の三人も当初思っていた以上にそれぞれ魅力を発揮して最後に出てきた美智留なんかもジュルリなキャラだった(ぇ
ストーリー自体も加藤をヒロインとして育てるというコンセプトも面白かったし仲間を集めて一つの作品を作るという話も王道だけど悪くなかった。ただ英梨々の話の他サークルとのライバル関係みたいな部分は中途半端だったしいらなかったかなと。英梨々の心を揺さぶるためだけに出てきたのかもしれないけど、そこは話自体がちょっと微妙だったかも。
ゲーム作りの話は中途半端だったのでできれば2クールやって完結させてほしかった。でもラブコメの方は今後続くと不穏な空気になりそうで英梨々と加藤の関係も最終回で何か恐さを感じたのでライトに見るのであれば今くらいで先に進まない方がいいのかもしれない。
一番良かったのは何話か忘れたけど加藤が旅行から飛びかえってきて坂でゲームの演出をしてくれた場面であのシーンは倫也の昂揚感がそのまま画面越しに感じ取れるようなそんなうおおおおお!という感覚があって盛り上がった。普段のつっこみシーンや無感情のようでいてたまに恥らったり怒ったりするところも含めて加藤はいいヒロインキャラだった。
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OP・ED両主題歌のイントロ!
両主題歌とも曲の入り方が凄く好きでOP・ED共にその部分を聞いてOPの方はこれから番組が始まる、EDの方は視聴後の余韻というような爽やかな感覚があった。
OPは曲も映像演出も好きだった。映像演出はイントロのバックサウンドに合わせてヒロインが着地するところや本当の私を見つめて欲しいの♪のところの加藤の口元の演出やサビのラストでゆら~っと動く4ヒロインの演出などが好きだった。
<主な出演声優>
安芸倫也:松岡禎丞 加藤恵:安野希世乃 澤村・スペンサー・英梨々:大西沙織
霞ヶ丘詩羽:茅野愛衣 氷堂美智留:矢作紗友里 波島出海:赤﨑千夏
恵役の安野希世乃さんの独特の無感情風演技が癖になった。こういう演技を聞くと次に普通に喋るキャラの配役に当った時が楽しみ。
英梨々役の大西さんはこういう役も器用にこなすなと幅の広さを感じる。美智留役の矢作さんの声が幼さの残るギャップみたいなものが感じられて良かった。出海ちゃんは赤崎さんなのでぶりっ子で裏があるのだろうと思っていたら普通にいい娘で意表をつかれた(ノ∀`)
個人的なこのアニメの評価 B
作画脚本共にヒロインの魅力を引き出す演出が機能していて安定して面白かった。
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