2015年のアニメで印象に残った言葉やフレーズをあくまで自分で見た上で覚えている範囲で選出しBEST30のランキング形式で紹介。このブログでは年末恒例になっていて最近書いた2006~2008年の復刻版も含めると今回でもう六回目なので趣旨などは省略させてもらって早速企画の方に。今年のアニメ界を彩った名言とは!?
<基本的なルール>
・今年中に放送されかつ放送が終了したTV放送アニメ作品から選出する
(2014秋~2015冬の2クールものは含む)
・劇中の台詞だけではなくキーワード的な用語や番組宣伝のキャッチフレーズなども含める。主題歌の歌詞は基本的には除外ながらそこから派生して用語として馴染んだものなどは例外とする。(例:2014年『こころぴょんぴょん』)
・Fate/stay nightは2006年版で過去の企画に入れたので除外。ジョジョの奇妙な冒険は自分の中では漫画の名台詞にカテゴライズされるので除外。てさぐれ!部活ものは半分声優ラジオのような作品なので枠外のノミネートまでに留める。
<30位~21位>-第30位-・あっそ (オーバーロード)オーバーロードよりモモンガ様のあっそ。ハムスケの決意に対して全く興味がなさそうなモモンさんw アインズ様を演じている時はアルベドに押される時以外は基本雰囲気がしまっているのにたまにふいにこういう掛け合いが入ってそのギャップが印象的だった。
-第29位-・うっさい! (ISUCA)ISUCAよりメインヒロイン島津朔邪定番のこの台詞。ISUCAは「木戸さん」「うっさい!」という二つのワードだけでどんな作品か概ね語れそうな印象である意味作品の代名詞とも言える台詞だった。
-第28位-・フィニーッシュ (あにトレ!EX)あにトレ!EXより筋トレのラストスパートからのフィニーッシュ。言葉通りの意味ではあるけど演出的に何か裏の意図を感じるw 始まる前はまったく注目されず話題を聞かなかったショートアニメが瞬く間に良作品として広まっていったことがなによりのインパクトかも(ノ∀`)
-第27位-・次の曲が始まるのです (響け!ユーフォニアム)響け!ユーフォニアムより毎回ラストシーンでの次回への引きでお馴染みの主人公久美子の台詞。これは王道的な良さもあるし毎回入る割になかなか次の曲が始まらないという外部からのツッコミ要素なども面白かったw
-第26位-・殺すぞ♪ (グリザイアの楽園)グリザイアの楽園よりメイド幸の殺すぞ♪。殺すぞとでも言ってなさいと指示されて実際にそうするというノベルゲーでよくありそうなギャグシーンだったけど「殺すぞ♪」もあれば「殺すぞ…?」などもあってそこに感情の抑揚をつけてそれだけで会話をしていたところが面白かった。殺す殺す言っている割にはまったく物騒な雰囲気じゃないところも良くてCV清水さんが上手く雰囲気をつけていた。エル・カザドのエリスやスト・パニの玉青ちゃんといいこのブログの名言企画ではけっこう出てくる清水愛さんw
-第25位-・んっ、言わなかったか? (空戦魔導士候補生の教官)言ってないわよ!空戦魔導士候補生の教官よりカナタ・エイジ定番の台詞。やたら「んっ、言わなかったか?」という割には一回も事前に言っていないという。名言になりそこねためいげんという感じではあるんだけどあれだけ出てくれば覚えてしまうもので記憶には残った。
-第24位-・私の勝ちだぁーーー! (下セカ)下ネタという概念が存在しない退屈な世界より敵のボスキャラ<頂の白>のラストアタックの台詞。”物語のラスボスがこの台詞で最後の攻撃を仕掛けてくる”というシチュエーション自体は王道で格好いいんだけどその構図があまりにも酷すぎてまさに歴代でも最低のファイナルバトルの絵柄で台詞とのそのギャップのインパクトが大きかったw
-第23位-・先輩、今、付き合ってる人っていますか? (俺ガイル続)やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続より一色いろはの八幡へのあざとい仕掛け。いろはの性格が分かった上で見ていてもこれを受けては平常心ではいられない。CVの演技も映像演出も見事にそのあざと可愛さを表現していた。
-第22位-・感じる、感じるよ!マイナスイオンを♪ (ハロー!!きんモザ)ハロー!!きんいろモザイク第一話よりアリスの台詞。シノの言葉に感銘を受けて出てきた言葉だけど、その大げさなリアクションもマイナスイオンとか言い出してしまうところもきんモザの少しぶっ飛んだギャグ性やアリスちゃんがいかにシノ好きかということがよく伝わって、今期もこんな感じでやっていくという挨拶的な作品性を象徴する場面の一つだったと思う。
-第21位-・友情を深める (緋弾のアリアAA)緋弾のアリアAAより。志乃と高千穂さんがよく使っていた建前だけどその様子を見ていると友情ってなんだっけ?と分からなくなってくるw 友情という言葉を盾にやりたい放題やっていたレズコンビの貪欲さが鮮烈だったw
<20位~11位>-第20位-・引くなっ! (Charlotte)Charlotteよりヒロイン友利奈緒(と時々美砂)による変態に対する言葉。奈緒CV佐倉さんの言い方が様になっていたし佐倉さんひくわーみたいな中の人へのネタみたいのがあってその人が引くなと言ってるところも印象的だったw
-第19位-・おあがりよ (食戟のソーマ)食戟のソーマより主人公の決め台詞おあがりよ!料理バトルアニメだけど熱い展開に加えてこういう王道的な決め台詞が飛び出すところも勢いを感じさせた。展開の熱さがこの台詞を引き立ててこの台詞が展開を引き立てる。良い演出の作品だった。
-第18位-・日本という綺麗な国 (下セカ)下セカOPナレーションで毎回出てくる言葉。これは現実にもある「○しい国日本」という言葉を、表面的な綺麗さだけを目指して規制ばかりしていくとこうなるかもしれないという作品性に合わせて面白可笑しく風刺しているように感じられて印象的だった。まぁ風刺というと語弊があるかもしれずただネタとして使っただけという方が正しいのかなw
-第17位-・我ら救世の剣なり
うぃーあーざせいばーず (聖剣使いの禁呪詠唱)聖剣使いの禁呪詠唱より。この場に挙げるにあたって一週回って格好いい台詞なんじゃないかという錯覚すら覚える。最終回で絶望の中で光を見出したリーダーが「我ら救世の剣なり…」と無意識に呟いて「うぃーあーざせいばーず!」といつの間にか集った仲間が復唱しカップリングソングにのせてストライカーズが助太刀に参戦する流れは記憶から薄れない。
-第16位-・ベルリ生徒であったか (ガンダムGのレコンギスタ)ガンダムGのレコンギスタよりデレンセン教官の最後の言葉。富野節はやっぱり不思議な惹き付けがあって死の間際に仰々しい言葉や演出を残していく以上にその一瞬のあっさり感が記憶に刻まれるというか、まだ序盤でそれ程記憶に残るほど活躍したキャラではなかったはずの教官の死が記憶に残った。
-第15位-・私の時間を無駄にしないで頂きたい (響け!ユーフォニアム)響け!ユーフォニアムより顧問の滝先生のお言葉。おとなしそうで丁寧な物腰だからこそこの言葉が恐ろしい。あの表面的な雰囲気からこの台詞が出てきたのは衝撃的だったしCVが櫻井さんということで昨年は異常に精神的に病むキャラが多かった櫻井さんなのでまさかこの人も…とゾクゾクする圧迫感を感じさせられたw
-第14位-・奪われる…妹も仕事もプライドも… (ご注文はうさぎですか??)ごちうさよりモカさん回のココアの台詞。ここのココアの顔と言い方と台詞そのもののセンスがなぜか凄く好きだったw ここはなんてことないシーンで覚えてないという人も多いかもしれないけど自分の中ではどうしても外せないくらいに妙に頭に残ってしまった。
-第13位-・それが私のプロデュースです (シンデレラガールズ)シンデレラガールズよりクライマックスのプロデューサーの常務への決め台詞。終盤は少し描写が足りなかったかもしれないけど苦しい立場に追い込まれながらも己の信念を貫いたプロデューサーが常務にこの言葉を告げる場面はやはり格好良く、決まって良かった。
-第12位-・めぐねえ (がっこうぐらし!)がっこうぐらしより「めぐねえ」。台詞ではなくキャラ名のあだ名だけど仕掛けによるその存在感であったり話題性であったりこれが作品を代表するワードだったという気がする。なによりも仕掛けが大きかったんだけど「めぐねえ」というのはどこかその響き自体が強烈な印象も醸す気がするのが不思議。犬の「太郎丸」なんていうのもそんなところがあったかも。
-第11位-・俺の、エデン─ (庶民サンプル)庶民サンプルより主人公神楽坂公人の「俺の、エデン」。全体的にハチャメチャなギャグパワーのある作品だったけどこの台詞の場面、可憐との戦いで公人が全裸になってチャリーン♪というSEからア~ア~ア~♪という神々しいBGMが流れて「俺の、エデン」と言い出したところは意味が分からなすぎて考えが一巡も二巡もして結局面白かったw
<10位~4位>-第10位-・例の紐 (ダンまち)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかよりヒロインヘスティアの服の紐のこと。放送開始と同時にヘスティアの可愛さが話題になり爆発的に話題が広まったはずがなぜか本体よりもファッションの一部が「例の紐」という名称で有名になったことが印象的だったw
-第9位-・頑張ります! (アイドルマスターシンデレラガールズ)アイマスよりヒロイン卯月でお馴染みの頑張ります!純粋に可愛い「頑張ります♪」やガンバリマスロボなんて言われていた「ガンバリマス」などいろいろあったけどシンデレラガールズのそして卯月の物語を語る上では欠かせないキーワードだった。
-第8位-・俺は、俺達から奪っていくやつを、絶対に許さねえええええええええええええ (聖剣使いの禁呪詠唱)聖剣使いの禁呪詠唱より。最終回で宿敵エンシェントドラゴンへの最後の一撃を放つ主人公灰村諸葉の台詞。クライマックスの流れが面白すぎて何回も見返したこともあってそこの決め台詞のこれは印象的だったしこの言葉と共に放たれた巨大な剣を受けて斬れるのではなくゴツンと打撃ダメージを受けて少しの間を空けて爆発するドラゴンの演出も衝撃的だったw
-第7位-・万策尽きたー (SHIROBAKO)SHIROBAKOより制作進行の本田さんの「万策尽きたー」。リアリティのある話の中にも面白い演出を多く入れて退屈させなかったアニメだけどその中でも一番印象深かったネタ。製作進行がこうなるネタは虚構ではない気もするけどw 本田さんの声とイントネーションが妙に耳に残ってシンデレラガーズでチョイ役で出てきた時も一瞬で分かったw
-第6位-・わたしはきっとこれから夢を叶えられるんだなって (シンデレラガールズ)アイマスシンデレラガールズ第一話より卯月の言葉。個人的にシンデレラガールズは第一話の入り方が特に凄かったと感じてそのインパクトは今年の新規アニメでもトップだったんじゃないかと思うけどその話でも一番盛り上がる場面の卯月のこの言葉と表情、桜咲く背景やその言葉を受ける凛の描写などは鮮烈だった。
-第5位-・しょうがないココアさんです (ごちうさ)チノおおおおおおおおお!第二期になって一期よりもさらにココアに惹かれて積極的になっていったチノちゃんの定番の台詞。しょうがないといいつつもそんなココアさんが愛おしい。素直になれないチノちゃんだけどこの言葉にはココアへの想いが溢れていた。
-第4位-・お姉ちゃんに任せなさい (ごちうさ)ごちうさ保登姉妹でお馴染みの「お姉ちゃんに任せなさい♪」。モカさん登場によってココアとモカさんによる同じ言葉から受ける印象の違いや姉を真似るココアの妹としての可愛さなどが深まったし、なにより最終回の一番大切な場面で一期の「お姉ちゃんのねぼすけ」と対比する形でココアのこの言葉が出てきたところが印象深かった。
<3位~1位>-第3位-・本物が欲しい(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続)俺ガイルより主人公八幡の「本物が欲しい」。これについては書こうと思っていたことはあったんだけど上手くまとまらなかったのと雑記みたいになってしまいあまりこの場にふさわしくないということで止めておく。個人的にはこの言葉は自分なりに共感できるところがあったし俺ガイルのキャラの内面性は魅力的に作られていると思う。
-第2位-・笑顔です (アイマスシンデレラガールズ)アイマスシンデレラガールズよりプロデューサーの「笑顔です」。第一話ではこのプロデューサー適当に言ってるんじゃないかみたいなギャグ的な使い方だったけどそれが2クールの作品を通して一貫したPの信念とプロジェクトメンバーの目指すべきスタイルになっていて作品全てに掛かるような一つのキーワードとして生きていたところが印象的だった。
-第1位-・思い・・・出した!(聖剣使いの禁呪詠唱)みんな、ありがとう。ウウオオオオオー!ということで今年の大賞はワルブレより主人公の定番の決め台詞、「思い・・・出した!」。ランキングで順位をつける形だといろいろ迷うところだけどこれだけは最初からこの位置が決まっていたというくらい圧倒的なインパクトだったw
この台詞の存在感は本当に凄くて今後どのアニメでも思い出すシーンがあるたびにこの言葉で上書きされてしまいそうなそんなインパクトを残した。
他にも「綴る!」や「来いよ、サラティガ!」なんかもお決まりの名言で下手したら上位を独占してしまいそうな勢いだったのでそれらはこの枠で併せて選出したということで。
これらの名言を、私はきっと忘れることはないでしょう。諸葉さんが帰ってきて、みんなの笑顔が眩しいこの年のことを。そう、たとえ何度生まれ変わったとしても──。 完
<おまけ:選出外でノミネートしたもの>もののべ(ファフニール)
島津流弓霊術(ISUCA)
サンダーストームフェニックス ※正確にはサンダーストームヘリックス (聖剣使い)
酒池肉林だあああああああああああああああああああああ(聖剣使い)
悖らず、恥じず、憾まず(艦これ)
あっさりーしっじみーはーまぐりさーん(艦これ)
っぽい(艦これ)
~ので(プラメモ)
ぼ~く~と~べ~る~く~ん~の~♪仲じゃないかぁぁああああああ(ダンまち)
ありがたきしあわせ!(きんモザ)
お金のためデス(きんモザ)
シノぉ(きんモザ)
どんちゃかちゃっかー(てさぐれ)
百合狼(てさぐれ)
私、アイドルやめる!(デレマス)
ミミミンミミミンウーッサミン(デレマス)
カワイイボク(デレマス)
それあるー(青春ラブコメ)
薄汚い手でユウちゃんに触るなあああああああああああ(終わりのセラフ)
地上最強(六花の勇者)
めさめさ美味しいのです~♪(シャーロット)
ござる~ / なのです~(シャーロット)
モモンガ様(オーバーロード)
至高の御方(オーバーロード)
キスを所望する(おくさまが生徒会長)
うまる~ん(干物妹!うまるちゃん)
お"に"い"ち"ゃ"ん"!(干物妹!うまるちゃん)
なぜなら俺は救世主だから(アクエリオンロゴス)
ユーリイイイイイイイイイイイイイイイイイイ(空戦魔道士)
裏切り者(空戦魔道士)
夜の一刀修羅(落第騎士)
よそはよそうちはうちです(落第騎士)
とこのめです(ヴァルキリードライヴ)
なんという罪深い天使(アリアAA)
なにごと!?(ごちうさ)
チノちゃん大事(ごちうさ)
庶民(庶民サンプル)
ゲッツ(庶民サンプル)
ありがとう存じます(庶民サンプル)
これらの中からも選出して一言入れたかったものが多くていくつかはギリギリまで出し入れしていたのだけど最終的にはこんな感じで収まった。
<まとめ>
今年は一つの作品から複数選出するケースが多くて激戦だった昨年よりは全体的にやや緩やかな傾向にはあったかもしれない。下の前年企画へのリンク画像を見ると一部だけにも関わらず凄い顔ぶれで昨年の面子は本当に濃いなと改めて層の厚さを感じるw
記事を書く前にバーっとノミネートするとワルブレとシンデレラガールズが特に多く出てきて、ワルブレは冬の放送ながらも秋をすぎても薄れない強烈なインパクトが、デレマスは2クール両方が今年中で長くその存在感を示していたことで強く印象に残ったのだろうと。
順位はあくまでその時の気分次第であとから少しいじる可能性もあるけど3位までが男キャラの台詞で独占されたのは珍しい感じで今年は記憶に残る男キャラの活躍があった年とも言えるのかも。いやでも思い返すと2011年あたりも男が目立っていたかなw
ごちうさの「お姉ちゃんに任せなさい」はもう少し下で入ると思っていたんだけど最終話のラストシーンで爆上げして書き出すのをギリギリまで待ってよかったなと。まぁ一期を見て二期でも絶対に最後にこういうのがあると思っていたので予想した上で待っていたわけだけどw
そんなこんなで今年のこの企画も終了。感想ブログ界でもレアな企画でそれ故の使命感、なんてものはないけど今年もできればいいなと思っていたのでまず目標としていたこの記事まで更新できて良かった。残すはawardのみだけどここから書き始めて間に合うのか。ごちうさの終了が26日という時点で分かっていたことだけど今年の年末はきつい(;´∀`)
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