<2016年 アニメ作品特別賞>特別賞は惜しくも優秀賞には届かないもののプラスアルファの要素などを感じてそれに匹敵する印象を与えてくれた作品として挙げておきたいものを選出します。
☆「Dimension W」
閃光よ走り出せ幻を暴くようにと主人公のマブチ・キョーマを中心に渋く格好いい世界観が魅力の作品。コイルエネルギーが溢れて旧来の燃料事情が大きく変わった世界だけどそこでガソリン車に乗り続けるキョーマさんの一本筋を通したスタイルが格好良かった。あとはOPであの無愛想な表情でリズミカルにダンスを踊るキョーマさんは初見時には突っ込まずにはいられなかったw1クールなのでかなり駆け足ではあったけどちゃんと物語を締めたところも好感触。
<2016年 アニメ作品優秀賞>優秀賞は数に上限なしで多くのアニメの中でも自分の中で取り分け楽しめた、もしくは作品としての質が素晴らしかったと感じたものなどを選出します。
また優秀賞の中でも特に輝いた作品として大賞作品とは別に優秀賞内で3作品までは上位賞で
銅・銀・金賞をつけます。
☆「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」
グレートですよ こいつはァジョジョの奇妙な冒険第四部。コミックス全巻既読だけど今期も原作ファンも楽しめる見事な出来だった。四部は長いのでどうするのかと思っていたら変則的に3クールで放送してくれて、こういう尺の柔軟さが今の深夜アニメ業界には必要なのではないかと常々思っていたのでその点でも地味に大きな仕事をしたアニメなのではないかと思う。
☆「競女!!!!!!!!」
尻が…尻が追ってくる!秋の問題作競女。このアニメの最大の焦点は出オチにならないか、1クールもつのかというところだったと思うけど次々に繰り出す頭のおかしな展開とネタに勢いは全く衰えず見事そのままの勢いで完走してしまった作品w いろいろな業界用語が出てきたけどいちいちつっこんでいたらきりがないw
☆「食戟のソーマ 弍ノ皿」
おあがりよ!食戟のソーマ第二期。純粋に熱い料理バトルでその発想の数々も面白かった。一期と違ってキャラクター紹介が済んでいる分主人公が絡まない他キャラ同士の試合も面白く見応えがあった。
☆「三者三葉」
さぁ見てらっしゃい三つ葉のおでましだ!動画工房の日常系アニメは流石の安定感。きららで長年掲載されているだけあって可愛さ、日常、掛け合いのバランスが非常に良くとれていた。メインヒロイン3人の魅力はもちろんとして特に印象に残ったのはこの手のジャンルでは珍しく男キャラも積極的に交えていたことで、それによってガールズトークの魅力を損なわず雰囲気に影をさすこともなくむしろネタが綺麗に回っていてそのあたりに上手さを感じた。
☆「ラブライブ! サンシャイン!!」
夢をつかまえに行くよ どんなことが起こるのか分からないのも 楽しみさ!ラブライブシリーズ新作。こういう作品を見る上ではどうしても前の作品と比べてどうなるかという目で見てしまうものだけどそこで今回はだめだなとは思わず今作もいい、やっぱりこのシリーズには魅力があるなと改めて思わせてくれた。とりわけそう思うのは作品全体から感じるオーラというかキラキラしたエネルギー、本編は勿論主題歌に至るまでそういった雰囲気を感じさせるのがラブライブの強さ。そしてそれはキャラクターの良さあってこそで全ての前提であるそこをしっかり抑えているからこその輝きなのだろうと改めて。
優秀賞は今年はこれらの5作品に。昨年は10作品だったので今年は半減。しかし一昨年は4作品だったようなので特別悪い年だったといわけでもないと思う。
では続きは優秀賞の中でも取り分け印象深かった3作品として金・銀・銅賞の発表を!
果たして今年はどんな作品が選ばれているのかッ!?
<2016年 アニメ作品優秀賞 銅賞>
★「あんハピ♪」幸せはどこにあるのだろう天之御船学園1年7組は不幸体質な者だけが集められる「幸福クラス」と呼ばれていた。その中でもとりわけ不運が目立つ花小泉杏を襲う強烈な不運の数々。しかし同クラスで雲雀丘瑠璃たちに出会った杏はいつでも笑顔で言う「私はすっごくついてるよ♪」と。不運だからこそ集められてかけがえのない友達に出会えた、ならそれは幸福なのではないのか。幸せとは何か。日常萌えアニメらしき表面とは裏腹に深いテーマに切り込んでいく野心作!
というのは置いといて、けっこう癖の強いタイプの作品で序盤はなかなか馴染まなかったし周囲を見ても序盤で脱落したという方がけっこう見られた。しかし癖が強いゆえに見ていくうちにスルメのように嵌っていく味を感じるようになって気がつけば今年のきらら系ジャンルの中でも特に好きな作品になっていた。
飛び跳ねる如き勢いのあるOP、気着心地のいい穏やかなED、両主題歌も作品を彩ったしはなこを中心としたキャラクターのインパクトや上記したようなちょっとしたテーマ性なんかも面白い作品だった。
<2016年 アニメ作品優秀賞 銀賞>
★「響け! ユーフォニアム2」 お姉ちゃんがいたから私、ユーフォ好きになれたよ普段はこういう青春と感情のぶつかり合いみたいなジャンルはあまり好まないところなんだけどこの作品はそういう部分もなかなか楽しむことが出来た。
鎧塚先輩と希先輩が隣のクラス同士で一年近く言葉も交わさなかったというのだけは無理があると思ったけどそれくらいは問題ないとして全体的な人間関係と心情の描き方とその組み立てが面白かった。そしてそれは原作力もあるのだろうけど京アニの演出力がそれを際立たせたという印象もあり、映像であったり間であったり声優の演技であったり、派手に動くわけではないのだけど動き以上に重厚なものを感じさせる凄みのあるアニメだったと感じる。
最近では各会社作画が良くなってきて京アニの時代は終わったといわれるのも目にするけどこういうのを見るとまだ京アニが抜けているものを持っているとも感じる。
<2016年 アニメ作品優秀賞 金賞>
★「僕だけがいない街」馬鹿なの?ストーリーの見せ方が秀逸で純粋に面白いSFミステリサスペンス(?)作品だった。登場人物が少ないので犯人が誰かを当てるという目的だけで見ると特別なものはないけど、この作品は犯人が誰かを当てるということよりも現在過去、二巡目三巡目の世界で状況が二転三転していく緊張感があって読めないストーリー展開とその演出に最大の魅力があって毎週終わるとすぐに続きが見たいという気持ちになり全編通して全く退屈することがなかった
最後の犯人との一騎打ちで主人公が犯人に対して「貴方のことを僕だけが理解している」みたいに告げて犯人が感涙した場面はなんとも言えない人間描写の味があって印象的。
これらの3作が今年の優秀賞部門の金・銀・銅賞に。
いよいよ残るは最優秀賞作品のみ。 果たして今年の最優秀に選ばれた作品は!?
それを選ぶことに迷いがあったようななかったような、よく分からない今の心境(ノ∀`)
<2016 アニメ作品最優秀賞>
★「この素晴らしい世界に祝福を!」 We are fantastic dreamer! 今年の大賞はこのすばに決定!この作品が出てきたのはとにかくいろいろな意味で衝撃的で、正直事前情報を見た時点では視聴リストに入るかどうかも怪しく絶対に埋もれていくアニメだという印象しかなかった。実際作画もお世辞にも良いとは言えずその上10話構成。あれに期待する方が難しいというそんなところのからのスタート。
それが見てみるとキャラもギャグも笑えて面白く、展開もありそうだけどなかったものでその着眼点も面白くて一気に惹きこまれてしまった。このアニメが急に流行りだしたのがステマだという声も当時見た気がするけど、たぶんこの作品は出資者の方もそれをしようとも考えなかったのではないかと思うし(笑)、後からでも実際にその面白さを目の当たりにした者にとってはその盛り上がりが虚実ではないことはすぐに実感できたと思う。
ギャグ系なのでマンネリ化して勢いが落ちるかなとも思っていたけどそこで終盤に来て一番面白いサキュバスの店の話が入ったものだから強い。そして結局最後まで最初の街を離れなかった堕落した冒険者達の活劇というのが実に面白かった。
そんなこんなで作品そのものの面白さもあったし放送前の期待度が限りなく0に近いところからの奇跡的な盛り上がりという要素もインパクトが大きかった。
<2016年 アニメキャラクター賞>キャラクター賞は男女各四キャラずつ、大賞は男女各一キャラずつに送ります。
選考基準はその時によって様々ながらとにかく印象に残り楽しませてくれたキャラに。
<キャラクター賞・男性キャラクターの部>☆マブチ・キョーマ (Dimension W)
おい、ポンコツDimension Wの渋く格好いいおっさん系主人公。表面の不器用さと一本筋を通した男の生き様が魅力的だった。そしてあのキャラにしてOPでは軽快な動きでダンスするというw
☆カズマ (このすば)
カズマですこのすばより主人公カズマ。クズ系で欲望に忠実だけどアクが物凄く強いヒロイン達との相性は最高でこの男のそういう性格あってこそ物語が回る、そんなキャラだった。一話でアクアを道連れにしたところや九話で仲間たちとの絆かサキュバスの淫夢のどちらを選ぶのかという局面で迷わずエロをとったところが最高だったw
☆山路充嗣 (三者三葉)
葉子様ーーーーー!!!三者三葉より山路。普通この手の作品に男は出し辛いものなんだけどこの作者はそのあたりを上手く扱っていたしこの山路の葉子様への忠誠心とその暴走っぷりはギャグのスパイスとしてよく利いていてむしろ山路の出番はまだかなんて待ち望んでしまえたほど。
☆坂本 (坂本ですが?)
坂本ですが?Cool、Cooler、Coolest!坂本ですがより坂本。一貫したさすがです坂本くんな番組構成とお前そんなことまでするのかよという坂本のノリの良さが印象的だった。黒執事のセバスチャン的なノリの良さw
<キャラクター大賞・男性の部>
★吉良吉影 (ジョジョ)この クソカスどもがァーッ!ジョジョの奇妙な冒険より吉良吉影。敵でありながらその動向が詳しく描かれる故の独特なラスボス感があるキャラ。パワー同士がぶつかり合う類ではないラストバトルでの仗助の能力の使い方なども新鮮でジョジョの中でも異彩を放つ一戦でもある。
元々漫画で知っているキャラではあるけどアニメで音声がつくことでそれとは別の楽しみ方ができたということでキャラクター賞に含めることにする。SWもシュトロハイムも声がつくことで最高に面白かったしそれだけでもやっぱりアニメ化というのはいいなと。
・今年の男性キャラクターはこういう顔ぶれに。あとは藤沼悟(僕街)、幸平創真(食戟のソーマ)、イクタ・ソローク(ねじ巻き精霊戦記)、滝昇(ユーフォニアム2)、あたりが候補だった。
<キャラクター賞・女性の部>☆花小泉杏 (あんハピ♪)
私はすっごくついてるよ♪はなこおおおおおおおお!あんハピ♪よりはなここと花小泉杏。とんでもない不運体質なのに全くめげることのないポジティブで天真爛漫なキャラクター性が光った。デフォルメ顔も実に良く似合っていたし声優さんの声と演技も異常な程に嵌っていた好キャラ!
☆高坂麗奈 (響け!ユーフォニアム2)
私、前から思ってたの。どうしてもっと早く生まれてこなかったんだろうって。響け!ユーフォニアムより高坂麗奈。一期登場初期では近寄り難い完璧超人オーラを出していたけど紆余曲折を経て気を許した久美子にだけは弱いところを見せるようになって等身大の恋する女子学生という雰囲気になったところが良かった。上手く立ち回れるようになってきたけどでもやっぱりまだコミュニケーション能力は高くなく久美子にベッタリなそんな強さと弱さのギャップとその人間らしさが魅力的だった二期。
☆西川葉子 (三者三葉)
クラスの方とまともに口を利いたこともない私には合唱なんて無理って思っていましたが、私にだって歌えましたわ♪三者三葉より葉子様。この作品はギャグ掛け合いの面白さもあるけど葉子様の成長と周囲と打ち解けていく様子が可愛く、葉子様が物語が進むに連れてどんどん可愛くなっていったところも魅力的だった。葉子様の天然ボケなキャラは印象的で特にEDテーマの間奏で一人虚しい言葉で歓喜しておかしなテンションになっているところなど好きだったw
☆アクア (このすば)
カズマさんカズマさん!このすばより駄女神アクア。未だかつてこんな駄目な女神いたかなというダメダメっぷりでその俗物すぎるところや、やたら態度がでかいくせにピンチになるとすぐにプライドを投げ捨てて泣きつくところなどがCVの演技も嵌っていて最高に面白かったw
<キャラクター大賞・女性の部>
★渡辺曜 (ラブライブ! サンシャイン!!)ヨーソロー!!!ユメ語るより曜ちゃんを語ろう!!今年のキャラ大賞はラブライブサンシャインより渡辺曜。可愛く元気で明るく優しくて、スポーツ万能、家事万能、コミュニケーション能力の高い人気者で動画撮影から衣装作りまで担当とあまりにもハイスペックすぎた曜ちゃん。
そんな曜ちゃんだけどなんでも上手くできるわけではなく不安も葛藤も抱えている弱さが描かれた11話ではまたキャラ造形が深まった。
他にもいろいろあるけど単純に可愛さで今年トップクラスということが大きくて、思えば今年はアニメ感想でかわえええええええという言葉をこの曜ちゃん(とプリパラのレオナ)以外では一回も書かなかったかもしれないけどやっぱりその言葉を素直に出せるキャラにどんどん出てきてほしいと思う。曜ちゃんの可愛さクオリティはまさにヨーソロー!だった。
・女性キャラはこんな感じの選出に。他の候補は烏丸千歳(ガリナン)、ハードゴア・アリス(まほいく)、国木田花丸(サンシャイン)、納沙幸子(はいふり)、鈴乃木凜(ばくおん)、玉置亜子(ネトゲ嫁)、百合崎ミラ(Dimension W)、雲雀丘瑠璃(あんハピ♪)、めぐみん(このすば)、ニッカ・エドワーディン・カタヤイネン(ブレイブウィッチ)あたりかな。
<2016年 アニメ主題歌賞>主題歌賞はOP・ED共に4曲づつ・大賞は共に1曲選出。
<主題歌賞・OPの部>☆「Naked Dive」 (無彩限のファントム・ワールド)
さあ、Naked Dive!
感情放て確かめろ君のリアルをノリの良い曲で動きのあるスピーディーな映像演出も併せて気に入った。最初は美少女アニメなのに男性歌手か・・・なんて思ったけど意外と男性ユニットの曲の方が長く癖になることも多い。
☆「CRAZY NOISY BIZARRE TOWN」 (ジョジョ)
だけど今日もJoJoに~シャバダバッ!!シャバダバッ!!シャバダバッ!!ジョジョ第四部の「レトロ」で「爽やか」で「奇妙」な「日常」というコンセプトに嵌っていた主題歌で好きだった。映像演出がどこかレトロでMADで幽遊白書のOPと合わせたのを見つけたけどなんとなくその時代と合っていて意識的にそうしたのだろうなと。”いつも通りの朝が”というパートからポーズを取るキャラ達の映像も好きw
☆「Divine Spell」 (レガリア)
人は愛を探すレガリア!!!!!スピーディーで力強く熱い曲で好き。こういう曲を聴くと声優じゃなくてアニソン歌手の歌の力強さも良いものだと感じる。今一番カラオケで熱唱したい曲。
☆「PUNCH☆MIND☆HAPPINES」 (あんハピ♪)
PUNCH☆MIND☆HAPPINESの時間だ!リズム感、エネルギー、それぞれのキャラクターパートどれも素晴らしく物凄く嵌った一曲。どこも好きだけど特にはなこのパートの「幸せはどこにあ~るのだ~ろ~」と「元気になぁれって叫んだら」のキャラ感が全快の歌い方が好きで癖になった。おまけに原作者のツイッターネタでPUNCH☆MIND☆HAPPINESの時間だで盛り上がったのも良い思い出(ノ∀`)
<主題歌大賞・OP>「青空Jumping Heart」(ラブライブ! サンシャイン!!)
見たことない夢の軌道 追いかけてラブライブサンシャインの凄さに輝きやオーラみたいな抽象的なことを書いたけどそれが特に顕著なのが主題歌で、流石は歌やダンスも含めて選出されたメンバーとも言うべきかこのOPは聞くだけで今期もまたイケるというような作品の輝きを感じさせる昂揚感があった。
楽曲の良さも特徴のラブライブだけどそれもアニメ全体としての惹き付けに大きな役を買っているのだと改めて感じるOPだった。パートでは”そーれだっけーでー↑”というところでサビAからサビBの最後の盛り上げに繋ぐようなところが好きだった。そこから飛び上がって満面の笑顔の曜ちゃん達の映像も好き。
<主題歌賞・EDの部>☆「明日でいいから」 (あんハピ♪)
楽しかった時間だけ憶えておけばねOPの元気な賑やかさとは逆にしっとり優しいED。そのギャップも良かったし単純に曲としても聞き心地の良い名曲だと思う。特にサビは初回からジーンとくる感じがあった。
☆「いつだってコミュニケーション」 (GATE)
遠く とても遠く 歩いてきたよね 一緒にこれも激しいOPとはギャップのある優しいEDでヒロイン三人のユニットの優しい歌声に癒された。前のEDも好きだったけど気が付けばこっちの方が好きになっていたかも。
☆「ヴィヴァーチェ!」 (響け! ユーフォニアム2)
タクトに導かれてここまできたよ前EDのトゥッティが思春期特有の尖った感じとしたらこちらはそれを越えて一歩大人に近づいたイメージとでもいうか”後期”EDとして合っているなという印象で良かった。
☆「ユメ語るよりユメ歌おう」 (ラブライブ! サンシャイン!!)
でもいいのさ明日が見えてきた本編ラストから軽快に入る前奏の演出は前作同様に抜群に臨場感を引き立てる。またOP同様にこちらも曲にフレッシュな勢いを感じた。両主題歌で気持ちを引き立てられるのもこの作品の強み。各回でそれぞれのキャラverが聞けるところも面白い。
<主題歌大賞・ED>「ぐーちょきパレード」(三者三葉)
お聴きくださいぐーちょきパレード台詞付で歌詞も遊び心満載の一曲。どちらかというとこの曲は本編を見たあとに感じる余韻よりもフルverをプレイヤーに入れて聞いている時の楽しさの方が大きかったかもしれない。
歌唱力では上で挙げたいくつかの曲よりも落ちるかもしれないけど個人的にまだ演技に慣れきっていない新人に近い声優の初々しい感覚というのも好きでこの曲はそういったフレッシュさや良い意味での僅かなぎこちなさも感じられてその雰囲気が好きだった。
間奏パートでの三人のやり取りも面白く、双葉の「ちょっと葉山ちゃ~ん♥」や「詐欺だよ?歌だけは天使だよ!?」の言い方が好きだし照のうふふふ♪と猫を被った毒舌もいいし「クラスの方と(ryわたくしにだって歌えましたわー♪」の葉子様も好きw
<2016年 アニメ声優賞>声優賞は男女各4名ずつ、最優秀賞は各1名ずつ選出します。
※女性の部は”新人賞”として注目のニューフェイスを2人選出します。
<優秀声優賞・男性の部>☆櫻井孝宏主な出演:岸辺露伴(ジョジョ) 、瀬名颯一郎(アクティヴレイド)、滝昇(ユーフォ)、マクギリス・ファリド(鉄血のオルフェンズ)アクの強い露伴に整然とした瀬名、滝先生、マクギリスなど雰囲気の違うキャラの演じ分けが上手かった。例年に比べると見ている作品では登場が少なかったかなという印象もあるけどそれでもどこかしらでは絶対に見るというような存在感がある。上記4作品は全て2クール以上だし長期アニメの役を獲得しているのもその一因か。
☆諏訪部順一主な出演:伊丹耀司(GATE)、葉山アキラ(食戟のソーマ)GATEの伊丹はおっさんっぽさもある渋い魅力、逆にソーマの葉山は若々しい格好いい魅力と諏訪部さんも見た作品ごとに色のある格好良さを演じ分けていた。
☆小野大輔主な出演:マブチ・キョーマ(Dimension W) 、空条承太郎(ジョジョ)、鬼塚慶次(テラフォ)小野さんはDimensionWのキョーマさんやジョジョの承太郎など渋みのある格好いいメインクラスのキャラで目を引いた。
☆森川智之主な出演:吉良吉影(ジョジョの奇妙な冒険)森川さんはジョジョの吉良吉影の演技が記憶に残った。元々洋画の吹き替えなどでも実力を示されている方で実写の人物が醸すリアルな狂気などにも良く触れているのか吉良吉影の普通に溶け込む不気味な性格やいやらしさを上手い具合に出していたと感じる。
<最優秀声優賞・男性>☆福島潤主な出演:カズマ(このすば)福島さんはなんと言ってもこのすばのカズマが印象的であの絶妙なやる気のない感じであったり時には激しく突っ込んだり随時アドリブを利かせるなどもして様々な引き出しでキャラと作品を魅力的に立たせていた。カズマの声優が違えばあそこまで笑えたかどうか分からず作品の運命そのものを左右する大黒柱だったように思う。
<優秀声優賞・女性の部>★東山奈央主な出演:鈴乃木凜(ばくおん!!) 、傘木希美(ユーフォ)、スノーホワイト(まほいく)、ヴィーナス(ラクロジ)、ケイ(レガリア)、倉田亜美(ろんぐらいだぁす!)東山さんは今年後半は本当に役が多くどのアニメを見ても出ている気がした。ロリキャラ、ドジっ子主人公からお姉さん系キャラまで幅広く演じていたけど一番印象に残ったのはばくおんの凜かな。あまり弄られキャラになることはないイメージの東山さんなのでああいう汚れ役は珍しかった気がするw
★上田麗奈主な出演:百合崎ミラ(Dimension W) 、佐倉羽音(ばくおん!!)、黄木あじみ(プリパラ)上田麗奈さんはもしDmensionWのミラを演じていなかったらプリパラのとんでもない演技ばかりが印象に残ってそっち系の声優さんとカテゴライズしてしまったかもしれないけど思えばハナヤマタでも正統派なヒロインをやっていたわけでいろいろなタイプでいけるということか。
ミラの雰囲気は正統的ながら独特な魅力があって良かった。ばくおんの羽音はけいおんの唯を意識して混ざり物になった妙な感じというかwプリパラのダ・ヴィンチはあまりにもやばすぎた、でもあれがなければミラのギャップも感じずここに選出してなかった可能性が高いのであれがあったからこそなのかも。
★雨宮天主な出演:アクア(このすば)、知床もえか(はいふり) カズマさんカズマさん!雨宮さんはアクアの演技が本当に面白かった。今までは姫様タイプの整然としたヒロインが多くて綺麗な声なのでそれはそれで嵌っているのかもしれないけど個人的には特別惹かれることはなかった。ただアクアのギャグ全開のはっちゃけた演技は今までになく嵌っていたと光るものを感じて雨宮さんはこういう路線の方がいいんじゃないかと思った。これは過去の内田真礼さんに全く同じようなことを思ったことがある。
★千本木彩花主な出演:無名(甲鉄城のカバネリ) 、烏丸千歳(ガーリッシュナンバー)千本木さんはカバネリの無名やガリナンの千歳で大活躍!それだけならここで選んだか分からないけどこの方は2013年の帰宅部活動記録でクレア役をやっていて、当時その作品の声優は若手でまだ未熟な方が多く今後生き残っていけるのかなと思ったことがあるので数年経った今そこからメインクラスで出てきた千本木さんには衝撃を受けた。
まだ演技は途上という印象でもあるけどクレアの頃に比べればだいぶ上手くなっていると思うしその成長も買って優秀賞に。ちなみに帰宅部で一番伸びたのがあざらし役のMAOさんw
<声優新人賞・女性の部>女性声優新人賞。新人の中で活躍を見せた、これはというものを感じさせた方を二人選出。演技の良さから将来への期待性など選考基準は様々ながら今後に期待を寄せる声優さん。
★花守ゆみり(新人賞)主な出演:花小泉杏(あんハピ♪)、ねむりん(魔法少女育成計画)、リップ(フェアリル)花守ゆみりさんは演技の幅などはまだ同じタイプの声しか聞いていないので分からないけどその声質は大きな武器になりそうであんハピ♪のはなこの癖になる明るく可愛いボイスは鮮烈だった。年によってはそれだけで最優秀賞までもってきたかもしれないw
★本渡楓(新人賞)主な出演:ユインシエル・アステリア(レガリア)、久我山八重(ガーリッシュナンバー)、青葉風音(競女!!!!!!!!)、四葉こころ(かみさまみならい ヒミツのここたま)本渡楓さんはレガリアのユイ様、ガリナンの久我山八重など個人的お気に入りキャラデザのQPフラッパーアニメで可愛いヒロインを務めていたのが印象的。キャラデザ自体が可愛かったのは勿論だけど本渡さんの声もそれに負けない可愛さを持っていた。
・そんな感じで今年は演技力よりも声の可愛さで印象に残った二人を新人賞に選出。まだ未知数なところはあるけど個人的な観測だと二人ともタイプは若干違そうで、花守さんは加隈さん系、本渡さんは東山さん系になっていくんじゃないかなと今のところ。
声が可愛いといえばステラのまほうのたまちゃんを演じた長縄まりあさんも印象的で挙げたかった候補。こちらはタイプ的には福原香織さんあたりが近そうか。あとは魔法少女なんてもういいですからのゆずか役の藤田茜さん、それからミトン役の若井友希さん(そちらは主にプリパラの方で気になったわけだけど)も新人賞に入れたい声優さんだった。
<最優秀声優賞・女性>★大西沙織主な出演作品:天野円(アクティブレイド)、柴崎万葉(ガーリッシュナンバー)、豊口のん(競女!!!!!!!!)、新戸緋沙子(食戟のソーマ 弐ノ皿) 今年の最優秀女性声優賞は大西沙織さんに決定。今年はメインクラスの大物役はなくてその活躍は割と地味なところかもしれないけどそのラインナップを見るとやっぱりこの人は演技力があるなと感じさせられる。
ラジオなどは聞いたことがないので個人的に大西さんの声のイメージはガーリッシュナンバーの万葉みたいなのがベースなんじゃないかと思っているけどそれで競女!!!!!!!!でのんみたいなタイプのキャラクターも演じているので驚かされる。
声の高さを変えるだけなら声優なら誰にでもできるかもしれないけど雰囲気そのものを変えてその役毎に合わせている感じがするので大西さんの演技は高評価。ソーマの新戸緋沙子なんかも声の高さならガリナンの万葉とそれ程変わらない気がするけど雰囲気は全然違うと思うのでしっかり役に向き合っていると感じる。
wikiを見たら来年も既に4作品程メインクラスが決まっているようだけどそこで今度はどういう雰囲気のギャップを作ってくれるのかに注目したい。
・女声優の他の候補は悠木碧さん、山村響さん、日高里菜さん、M・A・Oさん、種﨑敦美さん、茜屋日海夏さんあたり。
悠木碧さんは僕街の演技が好印象。山村響さんはあんハピのひびきの雰囲気が好きだった、見ていなかったけど同時期のキズナイーバーで全然違う雰囲気のヒロインもやっていて演技の幅もありそう。調べたらけいおんでも知っているモブキャラを演じていて縁を感じた。
日高里菜さんはネトゲ嫁の亜子ちゃんの演技が印象的、まほいくのアリスも感情を出さないキャラながらも可愛さを感じさせる演技だった。M・A・Oさんは毎年本当に気がつけばどこででも活躍しているなという印象で助演賞みたいのがあれば第一候補かもしれない。
種﨑敦美さんははいふりの芽依ちゃんとユーフォの鎧塚先輩でギャップのある雰囲気を演じ分けた。元気な演技もあってるし大人しい演技もあっている、対極ではあるけど両方とも雰囲気の特徴に合致したキャラだった。
茜屋日海夏さんはプリパラのらぁらを見た時から耳に残る声だと感じていたけどイゼッタで深夜アニメ方面でもいけるということを示したと思う。

そんな感じで今年の個人award企画も終了。
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