【PCゲーム】 しゅがてん!① ~古倉めるルート感想~
- 2017/02/28

しゅがてん!古倉める編感想
しゅがてん!まずはフォルクロールの看板娘める√から。体験版とカウントダウンでけっこう揺らされたけど最初の攻略は初志貫徹( ー`дー´)キリッ 続きはめる編のネタバレ有注意。

めるが可愛かった!!!
基本的に犬っ子キャラで明るい元気さと無邪気な懐っこさが売りだけどそんな中で時折見せる大人(になりかけている)の色気というか余裕を持って見せてくる悪戯な仕掛けが包容力とあどけなさを同居させたような魅力で溢れていた。特にラストシーンの台詞とウインクCGはその魅力を凝縮させたような出来でこれを締めにもってきたのが上手かった。

共通ルートでも見せていたけどめるは恋愛やえっちなことに対してショコラや氷織以上に意識が薄いのが特徴でそれがクロウを意識するようになって慌てだすのもこのルートの魅力。
ただ主人公がかなりの朴念仁タイプ故かHシーンに移行するにはめるが相当積極的に仕掛けなければならず一つ目のシーンでいきなりああいうことになったのはそれまでのめるの設定との不一致や構成の急さを感じた。
こたつのシーンを見るにめるはそれまでオナニーも知らなかったのではないかと思うけどそれがいきなりああだったし、恋の感情に迷い始めて揺れるめるの姿こそこの編の強みにもなりそうだったのでその持っていき方がもう少しなだらかだったらなという気はした。
可愛い女の子達の日常がメインで主人公を悪目立ちさせないためにがつがつしないキャラにしたのはいいとして、そうするとエロゲとしてのシーンへの繋ぎが難しくなると感じるめる編でもあった。ただこの編は終盤は主人公とのいちゃいちゃよりも「めると氷織の仲良しさ」をメインの構成にしてもいたのでそれを考えると主人公のキャラと立ち居地はやっぱりああいう感じがいいのだろうし、バランスのとり方はなかなか難しいところ。
そのあたりは考え出すと纏まらないけど、とりあえず事前に”この作品”に期待していたことを考えると主人公との過激なイチャイチャよりあくまでもメインに「めると氷織」の優しい展開をもってきたのは心温まって良かったと思うしミルフィーユに必要なものの答えをその二人から得ていたというオチも良かった。


好きだったのは二つ目のシーンでそのハプニングの強引さとショコラと小町の前であんなことになってしまったところが笑えた。それからこのままでは納まらないと店長代理権限で鍵とカーテンを閉めて続きを催促するめるが良かった(*´д`*)
ここまできたらもうエロには貪欲になっていていい段階。でも開店前というシチュとショコラ達が来ているのに目の前ですなーwという感じではあって可愛い癒し系の作風だからこそそういうところの背徳感のギャップは楽しめてそれこそこの作品の強みでもあるのかもw

める編の全体のシナリオとしては店や家族について大きな問題が発生するわけでもなくあっさり目で主人公の記憶についてもほぼスルーで一切解決しなかったので物語としては共通ルートまでの方が面白いかなという感じではある。
ただ主人公のことなどについては他ルートがメインになるのであろうしめるの可愛さを楽しみつつ氷織との心温まる関係性も描かれたのでこの編はこれでよかったと思う。
シナリオライターのさかき傘氏については日常場面の掛け合いや展開のミスリードが上手くエロシーンに関しては割と淡白なのかなという印象。小町の扱い方がどこも面白い。
原画のしらたま先生は期待通り優しい色彩の可愛いCGで中でもめる編の最後に持ってきたCGの可愛さは最高だった。正面絵は強いけど横顔は少し不得手なのかなという印象も。
BGM演出は街並みと合った優雅で明るく賑やかな曲調が多いところが雰囲気を引き立てて良かった。えっちシーンの曲はちょっと主張しすぎじゃないかという気も(笑)
主人公のクロウくんは少し前にやった『千の刃濤、桃花染の皇姫』の主人公か『アイドルマスターシンデレラガールズ』のプロデューサーさんの声を連想するようなキャラだった。口調的には後者の方が近いかな。身体が大きい設定はいるのかなw背徳感を出すため?w
めるはこの作品のおっぱい担当と聞いていたけどそれでも身体の小ささとかまだ育ちきっていないことを強調していたのでそれに対してでかい主人公というのがこの作品のミソか。