記事の賞味期限
- 2017/03/26

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・記事の賞味期限が短い。(僕がTVアニメの感想記事を辞めた理由) アニメな日々、漫画な月日
タイムリーな話題だったので便乗させてもらって。
TVアニメ感想記事の賞味期限の短さというのは感想ブログをやっている身として自分も日頃から感じていることで、最近はエロゲ感想系サイトもいくらか見るようになったため記事の賞味期限の長さ(需要・アクセス)の差がアニメ感想とエロゲ感想においては歴然で後者の方が圧倒的に強いという事実にも気付かされたりしていた。
実際このブログでも記事PVランキングを見ると上位にアニメ感想系はほとんどなく、古いキャラ人気投票記事とエロゲ感想系記事が目立っているのでその傾向は確かだと思う。
最終的にはブログの質とライターの質がという部分に帰結するだろうというのはこの記事では置いといて、なぜアニメ各話感想記事の賞味期限が短いのかと考えると、
一つはこれが最も大きい理由だけど検索に掛からないということ。その一因は上位をほとんどまとめサイトが占めるため。検索サイトのまとめサイト贔屓は根強くまたアニメまとめサイトは一時期を境に爆発的に増殖して全てを把握できないくらいになっている。
まとめはまとめで面白いと思うし個人感想サイトを上回る点が多いと思うけど如何せん元のソースが同じなので他所の感想でも読んでみるかと検索して上位に掛かるサイトの記事がどこも似たり寄ったりという状況には辟易することもある。
ただ検索に掛からないのはアクセス的には悪いけど運営的には一概に悪いことでもなくて流れ着いた一見が荒らして帰るというケースも減り、まとめサイトがそういう存在へのフィルターになっているという利点は感じる。
もう一つはそもそも各話の感想自体がそれ程需要があるものではないのではないかと。自分が昔感想サイトにたどり着いた時も各話ごとに書くなんてこんなサイトもあるんだなと思った気がするし、普通は総評的な全体感想を探るものだと思うので一話ごとに感想を探す人はそう多くないのだろうと。
あとはツイッターの台頭で誰でも感想の発送者になれていつでもTL上で感想を見るに困らない時代になったこともある。これはまとめサイトも揺るがしかねない時代の変化なのではないかな。ツイッター感想は短文ゆえの良さと物足らなさの双方がある。誰でも気軽に書き始められるというのもいい。ただ個人サイトよりも繋がり深いツールなだけに批判的なことはあまりかけず綺麗な表顔の感想が多くなるというのは個人のスタンス的にはあまり好みな感想の場ではないかなと。
反対に賞味期限が長いのがエロゲ感想系記事。このブログで見るとしゅがてんなんかは今月に書いたので集計期間がフルに乗っているからこその上位独占だとは思うけど昨年書いた千恋万花やオトメドメインが未だに上位に来ていることからロングテールのヒットになることが伺える。
別に自ブログのエロゲ感想がアニメ感想に比べて質が高いということはないしこれはなぜなのかと考えると、やっぱり検索にかかること、ニッチなジャンルでしかもアニメと違って無料で誰でも手を出せるというわけではないので感想を扱うサイト自体が少ないこと。特にまとめがアニメに比べると全然少なく検索してもあまり当らないのが大きいのではないかと思う。
あとは無料動画系サイトみたいのもそうか、アニメではタイトルと話数で検索するとまず出てくるのがそういうサイト。それを見ると自ブログもタイトル話数題名に「感想」とちゃんと入れておかないと差別化できないのかなと最近では感じている。
話はエロゲサイドに戻して、まとめサイトが少ないということはそもそもの語る場がそれ程盛況ではないと考えられる。でもノベルゲームをやるような人はおそらく自分の感想を書きたい、他の人の感想を見たい、同じゲームをやった人と時間なり感覚なり何かしらを共有したいと感じる人が多いのではないかと、そしてそれは一人で没入する時間が長い分アニメよりも強くそう感じるのではないかと思い、だからこそ需要がある。その上に扱っているサイトが少ないので記事の賞味期限が長くなるのではないかと。
ただエロゲ感想は一つの作品をプレーする時間も膨大に掛かるし何より無料放送アニメとは違って乱雑に手は出せない、予算的な限りなどもあったりするのでそう手軽にできるものではなくハードルもまた高いという側面はある。
でも有料だからこそ扱う作品の感想には熱や愛も全力で楽しもうという意欲も深まり、そのあたりが無料で適当に見てそれ程熱意なく感想を書くこともある自分のアニメ感想との差なのかなとも。エロゲ感想ブログの方の記事にはそういう風に全力で楽しむ気概が感じられる。結局はそれがサイトの質がいいということなのかもしれない。
そんな風に感想の需要と供給、作品の有料無料の違いなどがアニメ感想記事とエロゲ感想記事のPV数の差に直結しているのではないかということでまとめ。
補足すると感想ブログがアニメ放送が無料だからと適当な記事ばかりなどとは思っていないので、熱の感じられるアニメ感想は沢山ある。あと熱量だけではなく気楽に読める感想というのも自分は好きでそもそもそういうのが原点でもあったので。ただどちらにしてもアニメ感想記事がPV的にあまり優遇されない現状はこういう背景があるのかなという記事。
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