忘れたくない想い…ありますか?
- 2017/05/26

『ef -a tale of memories』(2007)
今更になってアニメefを視聴したけど面白かった。一期が2007年なのでもう10年も前の作品になるものの見ていて特に古いなという感覚は沸かず、それ以上にストーリー・設定・構成・演出の織り成すコンビネーションがなんだかよく分からないけど画面に惹き付ける強烈なインパクトを持っていてむしろ今の時代でも最先端を行くような新鮮さを感じた気がする。
一期も面白かったけど正直その時点では良い作品だけどあそこまでの評価になるかなという世間とのギャップは感じてもいた。しかし二期に入るとそこがそう繋がってくるのかと毎回のように驚きと共に新情報が出てきてわくわくさせたし最終的にそれら全ての繋がりの輪が始まりの二人の元に戻るというストーリー性も凄くよかった。
それから舞台のトリック的な仕掛けも一期では全然気がつかなかったので二期一話でいきなりあの事実が明かされた時は衝撃的だった。一期の中でレンジとヒロたちは本当に同じ学校にいるのかとぼんやり疑ったことはあったけどなるほどと。そんな推理小説さながらの仕掛けが面白く、さらに前述したように人間関係と想いが繋がっていくという物語性も素晴らしく二期も含めてこそのこの作品でありあの評価の高さなのだと最後まで見て納得もいった。
アニメゲーム共に多くの作品を見てきた今から見てもストーリー演出共に色褪せないのだから10年前にこれを見ていればよりその衝撃は大きかったかもしれない。それは勿体無くもあるけど、当時の自分ならこういうのは苦手な作風と判断して途中で切っていたか構えて見ていた可能性が高いのでむしろ今になって初めて向き合えたことは良かったとも思う。最近見返したヨスガノソラも当時とは全然見方が変わっていたけど人間の感性は変わるし作品との出会いにはそういったタイミングも重要になる。
ちなみに宮村みやこのCVの方はヨスガの穹と同じ方だけどその繋がりで選んだ作品というわけではなくそこは本当に偶然だった。最近妙に高い田口宏子さんと後藤麻衣さんとの遭遇率。広野紘CVが下野紘さんというのはそれで決めたんじゃないだろうなと(笑)
この作品の当時の感想サイトを探すと懐かしいサイトがごろごろと。「もう、忘れたよ…」その時代を想い火村達の物語と連動してちょっとノスタルジックにもなった今回の視聴。
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