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- 2017/06/06

『俺たちに翼はない』 (2011)
久々に見返したけど面白かった。ある種のテンプレがあるといえばあるエロゲ業界だけど長い尺と一本で完結まで描ききれる特徴を生かして物語のテーマ性や描き方などは独特で挑戦的な作品が多いところに見所があると感じ、これもそんな作品の一つ。
初見の時も楽しめたけど二週目になって設定を知っていると各場面の微妙な相関関係や演出の意図が分かってより楽しめる側面も多く、二話ラストで千歳鷲介が立ち絵そのままで表情が鋭くなる場面などはああこういう演出があったんだなと感心した。
初回から登場人物も多ければ場面も次々に変わって状況も分からないままにネタトークがひたすら続きそこで一話ラストのあのEDなので初見殺し的な印象はやはり強いけど、その雑多としたわけの分からなさがあのEDでもしかして本当にファンタジー作品なのかと思い込ませる効力もあったりと遊び心ある構成の巧みさを感じさせられる。
物語のギミックの面白さだけでなくギャグ的ではあるけどエロもけっこうがっつり描いていて最近のアニメで見えた!なんていってるのがばかばかしいくらいの見えっぷり。あとはグレタガルドの解毒シーンの酷さは深夜アニメ界でも屈指(ノ∀`)
ヒロインは当時はたまひよさんが好きだった覚えがあるけど久々に見ても良かった。それから当時はあまり意識していなかったと思うけど妹の小鳩が可愛く、朝食を細かく代えてくれる甲斐甲斐しさも良かったし終盤を見たら完全に小鳩一択な妹ゲーじゃないかと感じたくらい。そう感じるようになったのはCVがゆ○ソフトのゲームで好きだった某キャラを演じられていた方でその声の惹き付けが大きかったためで決してロリコン化が進行したからでは(ry
当時の自身の感想を見るとヒロインにはあまり興味がなく「むしろ男性キャラを見るための作品」なんて書いているのでより多く女性ヒロインの魅力を楽しめるようになったのならそれはいいことでもあるかなとw でも男キャラがいいというのは変わらない感想で鷲介と隼人は格好いいし鷹志は笑えるし店長の一貫とした下ネタキャラもやはり面白かった。
あとは二週目だと鳳翔の思考言動などがより理解できるて追い易かったかな。そんなこんなで二順目でも十分楽しめた今回の俺翼視聴だった。しかし最近続けてエロゲ原作アニメを見返しているけどグリザイアはともかくヨスガ・ef・俺翼と脅威の主人公下野さん率(;^ω^)
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