【PCゲーム】 ALIA’s CARNIVAL! 感想
- 2018/12/16

ALIA’s CARNIVAL!
(NanaWind 2014)


さあ、アリアズカーニバルの始まりよ!
おっぱい!!それこそが全てであってそれ以上でもそれ以下でもない。そこに触れないこともそれ以外のことを語るのももはや野暮というようなそんな作品(ノ∀`)
製作会社のNANAWINDは新発売の際に延期するのが有名なメーカーらしく現在の最新作も当然のように半年以上延期していると聞いていて、それでシナリオもそこそこくらいのものだから『CGとおっぱいだけでもっているメーカー』なんて声も聞かれるけど実際にやってみてなるほどという感じではあった。
今作のシナリオは巷の評判通り全体的にうーんまあ…という感じで、明日葉ルートの最後の部分をグランドルートにした上で全ルートで上手く設定やキャラを絡ませて内容を深めつつ伏線を張れていればそれなりのものには仕上がったのではないかと思うけど、構想に対して構成と脚本の練りこみが着いていってなくそこが勿体無いという印象だった。
でも本筋の物語に重心を置きすぎると気楽なイチャラブ成分が薄れてしまう危険もあり、この作品は前述したようにCGこそが売りだと思うのでそういう意味では各編で割と適当に物語を流してしまっていたようなところはヒロインの可愛さとそれとの掛け合いをメインに楽しむ作品としてはむしろプラス要素だったと捉えてもいいのではないかとも思える。
「CGとおっぱいだけでもっている」大いにけっこう。そこで楽しませるクオリティはこの作品には確かにあった。ただアリアズ戦とアーケンの設定も悪くなかったので戦闘や核心部ももう少し深められればなという惜しさも感じさせた。
なんにしてもヒロインはみんな可愛かったし売りのCG・立ち絵演出も魅力的だったのでストーリーなどよりもヒロインが目当てというなら問題なく楽しめる作品だった。

①才城かりんルート
かりんちゃん~~~!かりんちゃんが可愛くてエッチすぎた(;´Д`) お決まりの超ブラコン妹で最初から隠さず蓮兄さんへの愛情全開でちょっと暴走気味なところが良かった。
気立ても良く料理上手で優しい完璧な妹でCVも妹には定評のある秋野花さんが嵌っていて実に強力。それにしても秋野花さんはこんな感じも出せるんだなと、聞く度に声質よりも雰囲気に上手い変化をつけていてその演技の幅に感心する。
かりんちゃんルートを最初にやるとずっと好きだったというその想いも知ってしまうし、まさかのゲーム初日から毎日蓮兄さんのYシャツで…という事実も判明したのでその後他ルートに行くのがちょっと複雑になるという欠点はあるかな(笑) そういうのは他ゲームでもけっこう多いしやっぱり第一ヒロインじゃない妹ルートは最後にやるのが定石なのかもしれない。
ちなみに途中までは定番の義妹なんだろと思っていたけどまさかの実妹だった。でもそれにしては葛藤もそれに伴う周囲との関係性の問題もほとんどなく実妹ルート故の醍醐味もなかったしそれなら普通に義妹でも良かったのではという気がしないでもない。まぁ力の暴走関係で実兄妹設定は使われていたけど。

②篠ノ森弓ルート
弓さんの明るく悪戯な雰囲気が良かった。当初はそんなに興味が惹かれるヒロインではなかったけどフラグを積み重ねる掛け合いを重ねていく度にその性格が好きになっていくというような理想的な積み立てが出来ていた気がする。
チャイナ服の胸元とスリットがセクシーで実によかった。あとそのポージング的に立ち絵のセクシーさでも一番目立っていたイメージ。このゲームは立ち絵が強かったのでそこで強いというのはインパクトが大きい。

③桜小路月詠ルート
雪月花!(相手は凍る) 月詠も共通まではそれほど興味がなかったけど個別に入ると掛け合いの中でのギャップ萌え的な要素が強く思った以上にいいなと。作品で人気No,1ヒロインというのも頷ける株の上がり方だった。
風紀委員という要素も”普段は風紀に煩いお堅い委員長が率先して校内の風紀を乱す(主にエロシーンで)”というお定まりのギャップを生み出していて良く嵌っていた。すずりの目を盗んで校庭で野外というシチュエーションなども月詠ならではの威力を発揮するw

エクストラのシーンモードで明日葉が各エッチに言及するのも面白かったw

④逢坂明日葉ルート
ロードオブヴァーミリオン!どこまでも真っ直ぐに突き進む明日葉のキャラが良かった。付き合ってからの可愛さも当然あるけど他のどのルートでも関係性が良くキャラとして魅力的なのは明日葉の強み。CV桐谷華さんの快活かつ可愛い演技も嵌っていた。
互いに告白して付き合うことが決まった場面でのやり取りも凄くこのキャラらしく出来ていていろいろなゲームをやってきたけどその中でも取り分け印象に残るシーンになった。
明日葉編は唯一アリアズカーニバルが最終局面まで描かれて月詠との決着をつけるという内容も良かったと思う。ED後の真クライマックスも悪くはないと思うけどそれまでの伏線だったり最後蓮が帰還するまでの描き方だったり、そこを突き詰めれられれば物語としてももう何段か上にいけたかもという勿体無さが。

⑤朝宮椎名ルート
椎名あああああああああああああ!どこまでも甘い椎名とのイチャラブ物語。もうこの編に関しては全体のストーリーや設定がどうのというのはどうでもいいやという感じでイチャラブだけ楽しめれば良いというような作り。明日葉編で核心を見た後の最後だからこそそう感じたのかもしれないけど純粋にヒロインに集中し易くて良いルートだった。
椎名の性格もおっぱいも素晴らしく癒し力は劇中最強。余計な展開や消化不良な流れなど物語上のストレスもほぼなくヒロインの癒し力が高いのでプレイヤーへのセラピーに最適!

椎名は共通ルートのこのハプニングシーンが好きだった。立ち絵の崩し顔が映えるキャラで弄るのが一番面白い。
ということでALIA’s CARNIVAL! 終了。シナリオと構成は全体的にあまり良くなく世間の評価が芳しくないのも仕方ないという感じだけど、CGに立ち絵にCVで魅力的なヒロインを演出することはできていてそこは事前の期待以上に応えてくれたと思うし個人的にも今回は物語性よりもそちらに注目してプレイしたのでなかなか満足できた作品でもあった。

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