ムメイサ award 2018
- 2018/12/30

ムメイサaward 2018
このブログの年末恒例企画。2018年中に放送され終了しかつ自分が最後まで見たアニメ全てを対象に部門ごとに作品・キャラ・主題歌・声優を選出。
「作品特別賞」「「作品優秀賞」「作品最優秀賞」「キャラクター賞(男女各大賞1、他各4キャラ)」「主題歌賞(OP・ED共に大賞1曲、他4曲ずつ)」「声優賞(最優秀男女各1名・他男女4名ずつ)+女性新人賞2名」」
※今年は最優秀に選びたい作品が二つあったため最優秀賞が二作品、金銀銅賞はなしという風にルールを変更します。特別賞・優秀賞は数問わずで。

<2018年 アニメ作品特別賞>
特別賞は惜しくも優秀賞には届かないもののプラスアルファの要素などを感じてそれに匹敵する印象を与えてくれた作品として挙げておきたいものを選出します。
☆「邪神ちゃんドロップキック」

あの娘にドロップキック決めるまでは帰れません
良い意味で雑な世界観は気楽に見るにはもってこいで気が付いたら愛着の強い作品になっていた。一話ではけっこうヤバイなと感じるゆりねのお仕置きもそれに負けない邪神ちゃんのクズキャラが上手く印象を相殺していて気にならず。また脇を固めるメデューサやペコラといった面々も良いキャラで見ていて異様に楽しいアニメだった。
☆「はるかなレシーブ」

かけがえない君に出会えてよかったよ
中盤以降で劇中の時間経過が一気に早くなったところは個人的に残念だったけど、きららアニメの強みである可愛いキャラクターに加えて意外としっかりと作りこまれたスポーツものとしての王道も両立できていたところが強かった。それからなんと言っても本編の8割くらいが水着姿でその描写もこだわりを持って描いてくれたので映像はどこをとってもほとんど見所しかないという絶対的な強みもあった。
☆「うちのメイドがウザすぎる!」

お嬢様をお守りします!
最初はすぐにネタが尽きて飽きるだろうと思っていたけどもはや関心するくらいに圧倒的な変態だった鴨居つばめの強烈なキャラクターの勢いと途中から加わった新たな変態鵜飼みどりの化学反応が効果的で最後まで安定した笑いを提供してくれた。やはり動画工房はこの手の作風は本当に安定している。
☆「こみっくがーるず」

まっすろな未来きみと描いて
原作読者だったためアニメの出来がどうだったかというのは判断できないところはあるけどかおすちゃんの面白可愛さを中心に持ち味は十分に見せてくれたと思うし、キャラクターの成長や劇中での一年間が終わる哀愁などはアニメならではの雰囲気を味わえたので良いアニメ化だったと思う。
☆「ゆらぎ荘の幽奈さん」

ふゆぞらこがらしーーー!!!
いい感じのえっちなアニメだった。千紗希ちゃんと狭霧が好き。
<2018年 アニメ作品優秀賞>
優秀賞は数に上限なしで多くのアニメの中でも自分の中で取り分け楽しめたり印象に残ったもの、また作品としての質が素晴らしかったと感じたものなどを選出します。
☆「ゆるキャン△」

弾むようなステップ踏んでいこう My Way
キャンプと友情、題材の魅力を見事に描いていた作品だった。自然の雄大さとそこにポツンと描くキャラクターなど映像による雰囲気演出力は際立っていたと思う。こういう静かさを楽しむような作品は放送時期が冬だったのも嵌っていた。
☆「ゴブリンスレイヤー」


ゴブリンは殺さねばならん
勇者や魔王も居る王道的なファンタジー世界観の中で敢えてゴブリンとそれを刈る者に徹底的にフィーチャーした作風が独特でまたそのクオリティも高く面白かった。過去にトラウマがありストイックすぎるゴブリンスレイヤーさんが仲間達と冒険を重ねることで絆や人としての感情を少しずつ取り戻していくところも良かった。
☆「となりの吸血鬼さん」

これは神様の悪戯かも出会いは突然ね
可愛さはあってもネタ的には物足らず飽きそうかなと最初は思っていたけどそこは流石のstudio五組で可愛さのクオリティは想像以上でその部分で最後まで惹き付けたし、エリー達が加わってからの掛け合いやギャグ面も地味に楽しめて作品に馴染むほど尻上りに安定感が増していったようなアニメだった。
血の通販が途絶えたから街に吸血対象を物色しにいって献血センターの前でより高級な商品で客を釣ろうとしたエリーのネタなどが好きだったけど、これも邪神ちゃんみたいに吸血鬼ネタをしても周りが誰も動じないような緩く大雑把な世界観が良かった。
☆「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」

さすがは咲太、ブタ野郎ね
これを見たときに10年前くらいに流行だった作風に近いと感じたけど異世界転生主人公無双系が主流となってきた現在ではそれが際立って新鮮に感じられ、また各編の設定や物語自体もセンスが感じられて面白かったのでそのくらいの時代にアニメラノベファンだった人は懐かしさと共に楽しめたのではないかなと。
<2018 アニメ作品最優秀賞>

★「スロウスタート」
遠回りになったけど私の幸せはゆっくりはじまる
大賞の一つ目はスロウスタート!作画、演出、音楽、新しい世代の声優の抜選などこの手の原作をアニメ化するならこういう製作に作ってもらいたいと製作側に最大級の賛辞を贈れるクオリティでキャラクターが馴染んでからの作品への愛着の増し方が非常に強かった。
単に流し見していたのであればそこまでは感じなかったかもしれない。ただこのアニメはブログで毎週感想を書いていて久々に後半にいくに連れて記事製作の熱量が自然とどんどん上がっていった実感があるのでそういう感覚が強く残った。昔のけいおんやごちうさなどもそうだけどブログをやっていたことでより、というパターン。
物語1/3経過くらいから急激に好きになっていってそのきっかけが四話の『2階のプレミア大会』だったのであのエピソードは特に印象深い。万年さんのキャラと絡みとCVの演技は本当に好きだった。それから四話のサブタイのセンスが非常に好きw
詳しくは書ききれないのであとは各話の感想記事などで <スロウスタート>

★「ゾンビランドサガ」
それが私たちのSAGAだから!
もう一つの大賞はゾンビランドサガ。オリジナルアニメで事前にはまったく注目されていなかったところからここまで上り詰めたのは凄い。そしてこのアニメで特に凄かったと思うのは視聴者の先入観や固定観念を徹底的に裏切ったこと。
事前に「ゾンビものかー、まぁ一話がピークで最後は俺達の戦いはこれからだendかな」みたいな先入観をもっていたらなんとアイドルアニメだった。そして今度はアイドルものとして「ここからはアイドルの王道をやるのかなと」と見ていると唐突に信じられないテンションのゾンビネタが次々に繰り出されてやっぱりゾンビギャグアニメだこれとなる。
近年ではアイドルもゾンビも題材としては若干飽和気味でけっこうマンネリ化しているイメージもあるけどこのアニメはゾンビと思うとアイドル、アイドルと思うとゾンビ、そのかつてない両立がその両方のジャンルに蔓延しつつある先入観によるマンネリを取り払い物語に新鮮な興味を呼び込んだ。
作品の発表の仕方も工夫されていて、もしこのアニメが最初からアイドルものだと公表していれば”あー、またアイドルかー”という先入観を持って一話の視聴態度から作品そのものへの距離感も違うものになっていたはず。
それからタイトル表記が「サガ」だったことが大きい。もしこれが「佐賀」であればそれだけでご当地のごり押しというマイナスの先入観が働いてしまったはず。ご当地アニメそれ自体はいいのだけど本編内容よりもご当地押しが先行する作品というのはどうしてもイメージが良くない。流行る聖地というのは必ず本編の面白さこそが先に立つ。
しかし”サガ”だったことでたぶんロマンシング・サガみたいな言葉の意味なんだろうと思わせ先入観を逸らすことができた。仮に舞台が長崎や熊本だったらゾンビランドナガサキにしてもゾンビランドクマモトにしてもタイトルだけでご当地押しの先入観が出てしまってだめだった。サガだったからこそそういったものを排除できた。
ゾンビだけどアイドル、そして舞台は佐賀。まさに前代未聞の組み合わせ。しかしただ奇をてらっただけのキメラ作かと言うとそうではなく、最後まで見るとアイドルアニメの王道的な本質を貫いたストーリーが描ききられていて軸にある正統的な芯の強さもまたもっていた。
平成最後に非常に面白いアイディアを持ったオリジナルアニメと出会えた。

<2018年 アニメキャラクター賞>
キャラクター賞は男女各四キャラずつ、大賞は男女各一キャラずつに送ります。
選考基準はその時によって様々ながらとにかく印象に残り楽しませてくれたキャラに。
<キャラクター賞・男性キャラクターの部>
☆デミウルゴス (オーバーロード)

念のため説明しておくが全ては当初からアインズ様がお考えになられていたことだよ
アインズ様への忠義に熱いデミウルゴス。素晴らしい頭脳の持ち主でアインズ様の計略の一の理解者というポジションだけどその実、勝手な解釈ばかりで何も理解していないというのがw 2期のラストでヤルダバオトとしてモモンに吹っ飛ばされて建物から出てくる場面の転がる演技がこの人本当にノリノリだなという感じでよかった(ノ∀`)
☆ディアヴロ (異世界魔王)

我が名はディアヴロ。異世界よりきた魔王だ!
異世界魔王はこれ系の作品にしては作画演出が良くまたディアヴロの声もけっこう格好良く演出できていたので決め台詞の場面などが割と嵌り、良くも悪くも主人公がネタ化し勝ちのファンタジーものの中でも正統派な魅力を引き出せてもいた。
☆梓川咲太 (青春ブタ野郎)

麻衣さん、好きだーーーー!!!
咲太は典型的な巻き込まれ系主人公だけどやれやれ系ではなく意外とアクティブでその背景にショウコさん関連でしっかりとした行動原理があったところも良いキャラだった。ヒロインとの掛け合いの直球さやバリエーションも飽きさせず楽しませた。まぁ時々視聴者の方が恥ずかしくなるわみたいな台詞もあった気がするけど(笑)
☆ゴブリンスレイヤー (ゴブスレ)

ゴブリンはどこだ
ゴブリンは絶滅させる。徹底したストイックさを持つゴブリンスレイヤーさん。そのストイックさが時にはギャグ的に面白かったり時には物語上で正統的な魅力を発揮してもいた。緩やかではあるけど神官達と接することで変化していく様子が描かれたところも良かった。
<キャラクター大賞・男性の部>

★巽幸太郎 (ゾンビランドサガ)
俺が持っとるんじゃーい!
あの滅茶苦茶なテンションのキャラクターはCV宮野さんの演技もあってインパクトがあった。そしてふざけているだけではなく裏では地道に営業活動をしていたりここぞという場面で渋い内面性を見せるギャップが魅力的でクライマックスの真面目な語りなどは特に胸を打った。
そしていままでの行動は全てさくらのためだったという事実。最終話でほんの少しだけ過去でのさくらとの接点を明かしてあとは想像に任せるという演出も味があった。
<キャラクター賞・女性の部>
☆萌田薫子 (こみっくがーるず)

あばばばばばば
萌田薫子(もえたかおるこ)と書いたけど誰だそれ?と思われそうなくらい”かおすちゃん”で定着しているそのあばばばな存在感が素晴らしい。女子高生なのに中身はおっさんと変わらない変なキャラでネガティブすぎて「こんなゴミみたいな原稿すみません…」とすぐにショボくれる様子なども面白かったw
☆万年大会 (スロウスタート)

中に入れるべきか!?外に出すべきか!?
スロウスタートは主人公の花名も挙げたかったけどこの人が出てきてから急激に作品に惹き込まれていったということで一番ポイントになったキャラはこの万年さんかも。要領が悪くて妙なところに気合を入れて空回りしているようなところが面白可愛いキャラ。メインの高校生組に負けない魅力を年上組達が出していたからこそ強いアニメでもあった。
☆エリー (となりの吸血鬼さん)

私は寝る時に纏うのはシャネリの5番よ♪
最初こそはこういう身勝手なキャラは空気を壊さないかななんて思ってもいたけどエリーはこのかき回す自由奔放さが良いネタのアクセントになってこのキャラが絡んできてから面白さも安定感もサービスも一段と増して良かった。特にエリーの「あら♪」という口調が好きであの悪戯でセクシーで可愛い雰囲気は嵌った。
☆鵜飼みどり (うちのメイドがウザすぎる!)

なんというご褒美だ…!やろうかな…
ウザメイドは主人公の鴨居さんが酷い変態だったんだけど途中から加わったこのみどりんがさらに酷い変態だった!しかし変態×変態=まともらしくそれによって鴨居がまともなツッコミ役になったり、かと思えばそのみどりんにさえ真顔でつっこまれる鴨居の変態さが更に際立ったりで、互いが互いを高めあい凄まじいまでのキャラ性と変態性に上り詰めた後半の二人の関係性とそれを引き出したみどりんのキャラが凄かった。
<キャラクター大賞・女性の部>

★源さくら (ゾンビランドサガ)
どやんすーーー
大賞はゾンビランドサガより源さくら。本人曰く「何ももっていない」。しかしフランシュシュの全てのメンバーにとってさくらがいなければ今はないというようにまさにグループの中心人物としてなくてはならない存在で確かなものを持っていたキャラ。
そして生前は何ももっていなかったとは言うけど今この場に復活してアイドルになる夢に挑戦できているのは生前のイヌイ君との繋がりがあったからこそで、その心を動かすだけのものを生前のさくらがもっていたからという背景も良かった。
中心としての各ヒロインとの絡みも良いけど毎回の愉快なナレーションや作品の知名度を大きく上げたヤケクソラップなど場面ごとの活躍度も素晴らしいキャラだった。

<2018年 アニメ主題歌賞>
主題歌賞はOP・ED共に4曲づつ・大賞は共に1曲選出。
<主題歌賞・OPの部>
☆「GO CRY GO」 (オバロⅡ)

ゴークライゴー!
一期OPと同じグループの曲。ラストの演奏のところでドヤ顔のみなさんが並ぶ映像が好き。やはりオバロといえばこの歌手の勢いあるOP曲で始まってこそだと思うので三期のOPは雰囲気は合っているけど構成が変わったのは残念だった。
☆「あの娘にドロップキック」 (邪神ちゃん)

あれ?え?外した…
この作品らしい愉快な歌詞と掛け合いに溢れた曲。最後にいっしょにわらっていよう~と全員が勢揃いで締めるところがなんだかんだで仲の良い作品観をよく表しているとも感じる。
☆「†吸tie Ladies†」 (となりの吸血鬼さん)

ウィアザキューティーレディナンテワンダーホ♪
メイン組の声優ユニットによる明るくポップな主題歌。きっと本当の気持ちはーのところでスィーと動く吸血鬼コンビの映像やサビの曲調と歌声が好き。
☆「徒花ネクロマンシー」 (ゾンビランドサガ)

枯れても走ることを命と呼べ
曲も歌詞も歌い方も最高に熱くライブ映像も見てさらに好きになった。結局最後まで見ても緑ゾンビたちの意味は分からなかったけど巽と一緒に踊ってるあの映像が好きだったw
<主題歌大賞・OP>
「ne! ne! ne! 」
(スロウスタート)

いいね!ね!ね!わたしたち!
曲調に歌声共に作風に良く合っていて毎回本編を見る前に気持ちを上げてくれた。映像演出も凄くセンスがあってイントロの部分で花びらを舞わせながらそれぞれのヒロインを写し出すカメラワークも良かったしBメロに移るまでのバックサウンドでサブヒロインたちを動かすところ一つをとってもセンスを感じた。サビで両方のスピーカーからne!ne!と語りかけるように声が出てくる演出も良い。
<主題歌賞・EDの部>
☆「Happen~木枯らしに吹かれて」 (ゆらぎ荘の幽奈さん)

急にコガラシが吹いたせいだから
EDらしいしっとりした曲調にヒロインたちの恋する乙女心を表現した歌詞が良かった。BメロでSDキャラたちがコミカルな動きをする映像も地味にくせになる。
☆「風の声を聴きながら」 (スロウスタート)

いつか小さな秘密話せる日がくるよね
優しく爽やかで透明感のあるED。花名の心情を思わせる歌詞も合っている。SDキャラの映像演出も面白いけど最後にその回担当ヒロインの特大の笑顔で締めるところが好きだった。
☆「ときめき☆くらいまっくす」 (うちのメイドがウザすぎる!)

人はスキを見つけたとき大きな喜び
ときめき☆くらいまくり!全力☆そう愛です♪のあの入りからとにかくパワーとリズム感が溢れる曲でEDなのに逆にテンションが上がってきてしまう感じが良かった。ツバメとミーシャに混ざってクマゴローがトレーニングしているところも好き。
☆「涙はみせない」 (こみっくがーるず)

大丈夫だよねきっと一人じゃない
寮での楽しい新生活をイメージした明るいOPと比較してこちらは一年間を過ごした寮を巣立つこと及び少女達が大人になっていく時の流れの様子を寂しさをもって描いているイメージがありまさに作品のEDという雰囲気だった。
<主題歌大賞・ED>
「HAPPY!!ストレンジフレンズ 」
(となりの吸血鬼さん)

一番に言いたいのおはようって
聞き心地のいい優しい曲。幸せで楽しい日常を描いた反面、永遠の命を持つソフイー達と違い灯達は当然年を取って先に死んでいくわけで、今はソフィー達にとっては本当に一瞬の宝物のような時間。これは未来のソフィーが見ているアルバムのような曲だとイメージするとなんだかこみ上げてくるものがある。どこかでそんな哀愁も感じさせた。
まぁそんな穿った見方はしなくていいと思うけどw単純に歌としても好き。好きなパートと映像演出は”君だけ少しテンポがずれても”のところの可愛いSDソフィーちゃんラッシュと”笑顔で ドキドキそわそわしながら”のそれぞれのヒロイン描写が良かった。

<2018年 アニメ声優賞>
声優賞は男女各4名ずつ、最優秀賞は各1名ずつ選出します。
※女性の部は”新人賞”として注目のニューフェイスを2人選出します。
<優秀声優賞・男性の部>
☆石川界人
主な出演:梓川咲太(青春ブタ野郎) 、サーレー(ジョジョの奇妙な冒険)
主演では青春ブタ野郎での熱演が光った。それからジョジョのクラフトワークのスタンド使いの演技が上手くああいう脇役で存在感を発揮できるのは実力がある証拠だと思う。
☆松岡禎丞
主な出演:兄(ありすorありす) 、幸平創真(食戟のソーマ)、槍使い(ゴブスレ)
松岡さんは個人的に今年になってから見たリゼロ後半のペテルギウスの演技が凄すぎたことも選出の一因になっているかもしれないw ゴブスレの槍使いなど脇役でも存在感を発揮していて主役での出演が多い方だけど実は脇役でこそ真価を発揮するという気も。
☆水中雅章
主な出演:ディアヴロ(異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術)
異世界魔王のディアヴロの演技が印象的だった。最近は若手は特に高い声の男声優の演技が目立つので作品にもよるけどこの水中さんみたいな新人さんがもっと出てきてもいいんじゃないかと。
☆梅原裕一郎
主な出演:ゴブリンスレイヤー(ゴブスレ)
ゴブリンスレイヤーさんの演技が渋くて良かった。「そうか」「ああ」など同じ台詞の中でも状況やストーリーの進展具合に応じて抑揚をつけていたところが印象的。
<最優秀声優賞・男性>
☆宮野真守
主な出演:巽幸太郎(佐賀) 岡部倫太郎(シュタゲゼロ)
お前がナンバーワンじゃーーーい!宮野さんはリンターロことシュタゲのオカリンもあったけどなんと言ってもゾンビランドサガの巽の演技のインパクトが大きい。サガを見てると無性にじゃーいと使いたくなってああいうイントネーションとノリで言える宮野さんに憧れる。真面目な場面はばっちり決めるところも含めて流石の実力だった。
<優秀声優賞・女性の部>
★種崎敦美
主な出演作品:トーマス・紅愛(はるかなレシーブ)、クルム(異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術)、双葉理央(青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない)
種崎さんはどちらかと言えば助演系で今年ははるかなのクレアや異世界魔王のクルムでこの人だから魅せられる雰囲気というのをみせてくれたと思うし青春ブタ野郎のリオではあの気だるげな雰囲気や奥手な魅力も上手く表現していた。
★沼倉愛美
主な出演:鴨居つばめ(うちのメイドがウザすぎる!) 、榎並清瀬(スロウスタート)
沼倉さんはウザメイドの鴨居つばめの演技が印象的だった。上半期はオバロのナーベやスロウスタートの先生みたいなクールな役が多かったこともありその反動も込めた下半期のはっちゃけっぷりのインパクトは凄いw
★和氣あず未
主な出演:柳瀬舞衣(刀使ノ巫女)、レム・ガレウ(異世界魔王)、エリー(となりの吸血鬼)
となりの吸血鬼さんのエリーの明るく悪戯でセクシーでキュートな雰囲気が好きでそれらの要素を上手くブレンドした和氣さんの演技が印象に残った。異世界魔王でも指で…なシーンで身体を張って演技を頑張っていたし活躍の幅が広がった年だった。
★東山奈央
主な出演:志摩リン(ゆるキャン△) 、津場木葵(かくりよの宿飯)、川合胡桃(色づく)、古賀朋絵(青ブタ)、妖精弓手(ゴブスレ)
東山さんは出演率の高さに加えて安定の声の可愛さと演技。中でもゆるキャン志摩リンのボソっとしつつも可愛い演技は東山さんならではの味があった。それから青ブタの古賀の雰囲気も魅力的で過去にはやっはろーもあったけど恋愛メイン系のヒロインも強い。
<声優新人賞・女性の部>
女性声優新人賞。新人の中で活躍を見せた、これはというものを感じさせた方を二人選出。演技の良さから将来への期待性など選考基準は様々ながら今後に期待を寄せる声優さん。
★近藤玲奈(新人賞)
主な出演:一之瀬花名(スロウスタート)、永見涼花(俺が好きなのは妹だけど妹じゃない)
近藤さんはスロウスタートの一話を見た時からビビッときたけど素晴らしい声の可愛さ。新人ながらいもいもでは作画の悪さを演技でフォローするくらいの活躍っぷりでこの人の涼花演技を見るだけでも価値があると思えた。いもいもの作者がアニメの状況を心配しつつも涼花の声は超可愛かったみたいに呟いてたのも印象的w 今後の活躍にも注目したい。
★嶺内ともみ(新人賞)
主な出演:十倉栄依子(スロウスタート)
嶺内さんは出会ったのは一作品だけだけどスロウスタートの栄依子の雰囲気が印象的で、声そのものが特徴的というよりは役造りが上手いのではないかと漠然と将来性を感じた。調べてみたらkeyのPCゲームSummer Pocketsにメインクラスで出ているみたいなのでやっぱりなにか光るものがあるのではないかと。
・そんな感じで今年はスロウスタートの二人が新人賞。果たして今後の躍進はあるのか。あと新人賞候補として気になったのはこみがのかおすちゃん役の赤尾さんとダリフラと色づくに出演していた市ノ瀬さんと吸血鬼さんの灯役の篠原侑さん。赤尾さんはカオスちゃん以外の役ではどんな演技をするのかと気になる。
<最優秀声優賞・女性>
★本渡楓
主な出演:源さくら(ゾンビランドサガ) 、衛藤可奈美(刀使ノ巫女)、月白琥珀(色づく世界の明日から)、恋塚小夢(こみっくがーるず)
昨年このaward最優秀賞の本渡さん。最優秀で二年連続というのは今までやったことがなく今回も書いていてここに選ぶ予定はなかったものの、それだと優秀賞の誰と代えてもなかなか納得いく形で収めることができず、実際昨年以上に活躍して今年は本渡さんブレイクの年だったとも言えると思うので、個人企画なのであまり肩肘はらずでいいかと。
今年の本渡さんは昨年以上に主役クラスで活躍していたけどやはり特に印象的なのはゾンビランドサガ二話のラップで、あのアニメはあれで急激に勢いづいたところもあったと思うのでそれを呼び込んだあの演技の勢いと熱さは凄かった。同時期の色づく世界の琥珀の演技もさくらとの雰囲気の違いが出せていて上手かった。
・女声優の他の候補は花守ゆみりさん、佐藤利奈さん、鈴木愛奈さん、M・A・Oさん、高橋李依さん、内田真礼さん、瀬戸麻沙美さん、石原夏織さんあたり。
花守さんはゆるキャンのなでしこの明るい演技とその正反対のオバロの格好いい(からの可愛い)演技が良かった。佐藤さんはすのはら荘の管理人さんの包容力が流石。
鈴木さんは邪神ちゃんの演技でラブライブだけではないと見直させいい感じにキャラが崩れた印象でもしかしたら久保ユリカさんみたいに羽ばたくのかもしれない。
M・A・Oさんは助演賞があれば本当に毎年入るという見事な活躍っぷりで今年もウザメイドのみどりんなどこれMAOなのかwという面白い活躍を見せてくれた。高橋さんはゆらぎ壮の狭霧とone roomの銭湯娘が魅力的だった。
内田真礼さんはスロスタの万年さんが面白かった、ああいう演技の愛嬌がこの人の持ち味。ゴブスレ受付嬢の雰囲気も魅力的。禁書のフレンダがあんなことになってしまったので同時期の青ブタの金髪少女豊浜のどかを見てちょっと不安になったのは内緒(ノ∀`)
瀬戸さんは青春ブタ野郎の麻衣さんの演技が良かった。石原さんは色づくで久々に主演クラスで見た気がするけどやっぱりいい声だなと思う。

そんな感じで今年の個人award企画も終了。
振り返ってみると今年のアニメは全体的にレベルが高かった。特に秋が年間上位賞から最優秀賞を競う作品が複数あり終わるまで企画がどうなるのかほとんど予想がつかなかった。
中でもオリジナルアニメのゾンビランドサガは完全に予想外のところから出てきたけど気が付けば作品賞もキャラ賞も声優賞も全ての部門でトップに立っていたので本当に驚きの作品だった。ちなみにけものフレンズは見たことがないけど世間の反応を比較しても微妙に似ている気がするので見てみればこのくらいの面白さなのだろうなと。
春には自分の中での好みのジャンルで一押しのスロウスタートがあり、また冬には素晴らしい出来栄えで世間的にも今年トップレベルの話題作になったゆるキャン△があった。
ひだまり(2005)→けいおん(2009)→ごちうさ(2014)とまんがタイムきらら原作の大ヒットアニメはだいたい4年周期で出てくるので今年か来年くるかなと予想していたけどその周期的にもヒットの規模的にもゆるキャン(2018)はそれに該当しそう。それは凄い!と思う反面じゃあ次の大ヒット作はもう2022以降までこないのかなとも(;^ω^)
確実に前作以上であるとか今年の作品というイメージがあまり強くなかったから選ばなかったけどシュタゲゼロや進撃三期などもあったりフルメタやオバロや上条さんやSAOやジョジョ5部といったロングテールの面子も今年はやたらと揃って場を賑わせていた。
そんなこんなで新作も強ければお馴染みのラインナップもあり充実していた2018年。年々ダメになっていくと言われることも多いけどそんなことはなくやはりその年によると思う。
というわけで来年も思わぬ良い作品に出会えればいいなと。ブログは既に半分枯れてしまった状態だけど「枯れても走ることを命と呼べ」なんて言葉も聞いたし脈がなくても突き進みまた年末にはこういう記事が書ければ。
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