【PCゲーム】 リアライブ 感想
- 2019/05/31

リアライブ (Purple software 2019)
パープルソフトウェア最新作リアライブ。体験版などを除くと今年に入ってプレイしたのがハピメア・未来ノスタルジア・これなので気が付けば今年はここまで全部パープルということに( ;゚Д゚) 同社のプレイ作品もこれで6作目でゆずと並んで最多となった。

うーん、なんとも感想を書き辛くもあるのだけど、正直に言うとそれ程面白くはなかった。というのは体験版の時点で感じていたことではあるけど、情報の出し方やこれまでにプレイした他ゲームなどの経験的にこの世界の構造やその先に起こる展開の予想がつき過ぎてしまって先の展開が気になるという新作物語をプレイする上での醍醐味があまり楽しめなかったため。
個別ルートを一つ終えればほぼ答え合わせでそれ以降は似たような流れを繰り返すだけの他個別ルートのクライマックスの展開を追うのが面倒なだけになってしまう。世界構造故に描ける結末が決まっているからそうなってしまうし、仮にそうだとしてももう少し個別物語のバリエーションの付け方に工夫はできなかったのかという思いはある。
妹が○○という核心の設定は面白かったと思うけど、それも発売前のムービーで明かされてしまったので大きな衝撃にはならず。ネタバレ注意とうたってはいたのであくまで見た自分が悪いのだけどあれは事前に公表するべき情報ではないと思う。
グランドルートは決して悪くはないものの、ただでさえ展開の予想がつき易い上に過去に似たような構造のゲームをやってしまっていたこともあって個人的には歴代パープルの中でも一番微妙な印象かもしれないゲームだった。(過去の似たようなゲーム経験がなければ楽しめていたかもしれない。)
丁度この作品のを始める二週間前に8年前に発売した同社の未来ノスタルジアをプレイしたけど、そちらも早い段階で物語の構造を明かした割にはグランドルートまで興味を持って楽しめたので、こういう最後のルートで物語が結実するというような構造にするならば共通と個別で出す情報出さない情報を精査する必要がありこの作品はそういうところがあまり上手くなかった印象。
リアライブのゲーム的設定もエロシーン以外であまり生きていた感じもせず、眠が攻撃で全裸にされたシーンなどあったけどこれなら全体的にもっと軽い作風にしてそういうノリでやっていった方がよかったのではないかと。


ヒロインは歌夜先輩とそのCV小波すずさんの演技のフィット感が印象的で個別ルートをやってより好きになった。みなとも暴走気味なヒロイン視点の恋の悩みと打ち解けていく流れが印象的でしたよっと。
それからレヴィ役の鈴谷さんの演技の変化の付け方も印象的で、途中でレヴィが双葉と名乗るシーンがあったけど演技面だけでそれが嘘であることが直ぐに分かった。しかしそこはプレイヤーも騙せて何ぼでもあるのできっちりとした演技の使い分けが逆にあだになった部分とも取れる。とにかく両者の雰囲気の演じ分けはそれだけ厳密にしていたということ。
レヴィがなかなか面白く可愛いキャラをしていたのでグランドルートがああいう形だったのはレヴィの攻略目当てだとある意味残念でもあったかな。
