ゆずソフト最新作『喫茶ステラと死神の蝶』を発表
- 2019/08/30

死神と、お茶でもいかが?
というわけでゆずの最新作(11th)『喫茶ステラと死神の蝶』発表。自身うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっという反応になるかと思っていたけど個人的に事前に想像していた方向性とだいぶ違って面食らった部分があったのと設定やキャラデザなどを見て今回ゆずソフト意外と攻めてきたなと意表を突かれた感が上回ったというのが正直なところ。
方向性というのは前の記事でも書いたけど今作はゆずの作風的に考えても某ご注文は?的な日常癒し萌え喫茶みたいな雰囲気で来ると思っていたのでいきなりタイトルに『死神』が見えた瞬間に「!?」と。昨年シルキーズプラスの『バタフライシーカー』をプレイしたこともあり先週の時点で蝶のマークを見た時に一瞬不吉なものが頭を過ぎってはいたけどゆずなのでそういうのはないかなと思っていたら。
勿論死神や死が絡んでもいつもどおりの緩く可愛くな物語とキャラクターを地で行きそうなのがゆずソフトだと思うのでそのあたりはそれ程心配ではない。
ただこのテーマを上手く扱えるのかというのは気になりもして、キャラ萌えが重要なゲームこそストーリーや世界観でプレイヤーに引っかかりを覚えさせてその足を引っ張ってはいけないと思うのでそこで上手く料理できるかと。軽すぎて肩透かしでも微妙だし、かと言って深くやりすぎると萌えやイチャイチャとのバランスが、この設定だとシナリオ構成力もいつも以上に問われそうな気がする。
そういうあたりから個人的には普通の喫茶店物語にした方がよかったんじゃないかと第一印象としては感じるけど、それでは今の時代ではあまりにもありきたりだろうし、死神設定を使うからこそのネタの広がりというのは絶対にあるので終わってみれば無難に作るよりも良かったねということになるかも。
もう一つ意外だったのはキャラの設定やデザイン面でまずは主人公とヒロインを大学生設定にしてきたこと。この手の作品では高校生設定が鉄板中の鉄板なのでそれを敢えて変えてきたあたりが攻めている。
その背景によってヒロインのリアルな大人の造詣を作り易いというメリットはありそうだけどこの手の作品のヒロインの多くに求められるのはその逆という気もするのでそれを強みとして生かせるかはシナリオの見せ方次第に。あと主人公の年齢が上がることでプレイヤーからのイメージとヒロインとの距離感も変わって、実際天色の主人公が先生という設定も全体的には不評が多かった印象があるのでそのあたりもいつもと違うバランスの中でキャラが生かせるかどうか。
それとメインヒロイン組の中に褐色(日焼け)系の娘を入れてきたのも予想外。これはたぶん貧乳とか巨乳とか年上だとかロリだとかよりも狭い属性に位置すると思うのでサブ枠ならともかくメインに入れてくるのはだいぶ冒険してきたなと。紫髪というのもあまり人気の印象はないし競泳水着もそこまで広い門ではないであろうので、メイン組にしてはだいぶ尖っているキャラ。
加えて5人目のサブヒロインは年上の合法ロリという特殊キャラなので、今作は全体的にキャラが冒険しているというかフェチ面で尖っている印象がある。それが強みになるかもしれないし、逆にもっと無難にしてほしいとなるのかもしれない。それはプレイしてみないとなんとも言えないけど今の段階としては少し心配もあるというのが本音。
ただドラクリオットの莉音も本編前ではあまり印象に残らないなと思っていたけど本編をやったら好きになったし今作も意外と最後には日焼けちゃんが一番可愛かったとか言ってるのかもしれない(笑)
そんなこんなでゆずソフトの新作発表で思ったことを書いてみた。いつも楽しんでいるメーカーなのでなるべく無難な感じで作ってくれればという気持ちが強く今回見せてきた意外な冒険性に対して少し慎重な気配の反応にもなったけど、
スポーツなどの世界然り現状の維持のみ=未来の低迷で先に進み続けなければかならず衰退して置いていかれるのが世の常なので、今回の発表で無難だねと思わせずにこういう冒険して大丈夫なのかなと思わせたくらいのゆずソフトの心意気は良い方向なのだろうとも思う。
なにより発表段階よりもカウントダウンとキャラソン体験版などで喋るキャラに触れてからこそがゆずの真髄なのでこの作品を好きになっていくのはこれからだしこの先の様々な展開も楽しみにしたい。
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