【PCゲーム】 喫茶ステラと死神の蝶③ ~汐山涼音編~ 感想
- 2019/12/27

喫茶ステラと死神の蝶③ ~涼音編~
愛衣に続き三人目の攻略はサブヒロイン枠の涼音さん。共通ルートから他ヒロインとは一線を画する経験値と頼もしさも感じさせていた体は小さいけど頼りになるお姉さんヒロイン!


大人である涼音さんのリードがよかった!
主人公がじれったくしている間にあれやこれやとリードして一気に進めてくれた涼音さん。酒の勢いもあったのだろうけどこういう展開ができるのが大人キャラの特権で魅力でもある。あのキャラにこういうのをやってほしかったとちょっと期待していた展開ではあったのだけどそちらの方ではなかった模様(;´∀`)
一気に進めたはいいもののその順序が破天荒だったのも印象的。というか涼音さんはいろいろと初めてで押し倒されただけでテンパってしまう純情な御方のはずだけどなんであの局面であんなに余裕で知識とテクニックも持ち合わせていたのかとw しかしそういうのもま、いいかと気楽に流せるのもサブ枠の特権。
涼音さんとの恋愛で良かったのは互いに惹かれていくその環境や距離感が凄くナチュラルに感じられたところで、主人公の立場からすれば料理人としても社会人としても涼音さんの頼もしさに憧れるのは当然と思えるし、涼音さんの立場としてもそれまで周りに男っ気が一切ないところから頑張っている姿を見て認められるかわいい後輩と常に一番近い距離で働き続けるということでそれに惹かれるのは自然と思える。
フラグを管理することで特定のヒロインのルートに進むわけだけど、それを一切管理しないで時に身を任せればくっつく上で一番自然なのは涼音さんなんじゃないかと思わせるような互いのキャラクター像や距離感があると共通ルートから感じさせた二人の関係性が良かった。
物語に関してはサブ枠なので作品のメインテーマに関する内容などを無理に入れる必要がないのは強み。ゆずのサブは毎度割とそうやって伸び伸び描かれている気がする。
なのでおおまかにはいいけど最後の締めがあれ?飛ばしたかという感じで急に切れる感じで終わってしまったのでそのあたりはもう一工夫ほしかったかな。相当短くはなるけど最後の一シーンはED後のエピローグにするだけでも違ったのではないかと。

なおこの後…
即落ち二コマな涼音さん。余談だけど涼音さんの「しょうがないから…」や「しこしこしこ」という台詞などを見るとこのシナリオのライターはRIDDLE JOKERの七海ルートを担当した人かな。