【PCゲーム】 喫茶ステラと死神の蝶⑤ ~墨染希編~ 感想
- 2020/01/02

喫茶ステラと死神の蝶⑤ ~希編~
栞那に続いて今作最後の攻略となったのは希ちゃん!最初の公式発表を見た時からのお気に入り。CVの雰囲気も好みでキャラソンにも嵌り発売までにもどんどん愛着が増していったヒロイン。いつもはそういうヒロインは真っ先に攻略していくスタイルだけど今回は珍しく最後に。



希ちゃんんんんんんんんんんん!!!
希ちゃんが可愛かった!一番期待のヒロインを最後に持ってくるパターンは一部の例外を除くともしかしたら今回が初めてかもしれないけど、そこまでの焦らし効果というのは意外と馬鹿にならないものなのか希ちゃんの個別イベントを始めた時のかわえええええええええという爆発感が想像以上に強かった。
希ルートに関しては共通√の選択イベントも完全にスルーで残しておく徹底っぷりだったけどそこも凄く楽しくてここまで取っておいて良かったーと思わせたし、そこからのネズミーランドのデートシーンまでのテンションの上げ方が凄まじくあのデートイベントのCGは今作でも屈指の雰囲気だった。



希ちゃんノーブラ事件w
うっかりノーブラでバイトに来てしまいどぎまぎする希ちゃんの様子が良かった(^ω^) なんとかやり過ごそうとするも最終的にピンポイントでそこを突かれる展開になるのはこういうシーンのお約束w

CV上原あおいさんのイントネーション!
が凄く好きで例えばこのブラ事件で動揺して誤魔化す時の「しなさい」という語尾の言い方なんかも実に魅力的だった。ヒロインで一番巨乳で長身という設定の希ではあるけどあのなんとも言えない舌足らずな甘さ(?)が幼い後輩で守るべき幼馴染という面を強く感じさせてくれてヒロイン像や可愛さを引き立てた。


いっやあああああああああああああああっ!
今度は昂晴くんのアレを触ってしまった事件。最初のパンツシーンにあのノーブラハプニングといい途中までの希ちゃんのイベントはこんなのばっかりな気がw でもそれがいい!余談だけどこの希ちゃんの悲鳴が良すぎてお気に入りボイスに入れて再生しまくってました( ー`дー´)キリッ

昂晴くんの恋愛シミュレーション
クリスマスイブの夜にホテルを予約してあるんだという誘いに対する各ヒロインの返しの妄想シーンが好きだった。特にナツメの返し方と栞那とはリアルでやり取りしてしまっていたところなどが面白い。

辛辣なナツメさんw
地の分ではキモ─で言いとどまってるけど実際に音声ではキモいまでハッキリ言ってるところが酷いw この作品は日常の掛け合いでは栞那のエロ妄想キャラも強いけどやっぱりこのナツメの存在感が際立っている。

希ルートは共通のドタバタ寸劇からクリスマスデートまではヒロインが好きな分には最高に強くてテンションも上がったけどそこを割と早めのピークにそれ以降全体的には…という感じではあったかな。
同じ会話が何度も回想されたり告白が遮られる形が続いたところなども含めて総じてテンポが悪くそれにしては重要と思われる部分は掘り下げ不足で勢いで進んでしまっていたというか。
例えば蝶に関するシナリオは生まれ変わりが希だったというようなご都合主義はまあいいとして希が急に「お母さん」と呼び出すにはディテールが不足していて場面への気持ちがついていかなかった。ああいうのは劇中で希が前世の記憶と繋がるシーンなどがなければ説得力を出せないと思う。希は誰よりも思い遣りのある優しい子だからああ呼んだのだろうと解釈はできるけど、もっと詰めがほしいところ。
あと神をああいうキャラとして描いた以上本当にこれで解決したのかというモヤモヤも残ってしまい、たしかに今後昂晴が安定すれば奇跡は起こせなくはなるけど、このルートだけで三度も命を狙ってきてましてや昂晴が巻物を調べようとしただけで殺しにかかってきたのであれでは今後も必ず狙われるだろうと。
回想シーンを見ると希が幼稚園の頃に昂晴と結婚する願望を持っていたことが分かったけどそれは恋なのか幼さ故のお嫁さんになることへの憧れにすぎないのか、そしてそれ以降の昂晴への感情は、と結局希は昂晴に対してどの時点でどういう感情をもっていたのかというのが曖昧だった。
「約束、守ってね」という台詞やこれまで昂晴が好きになった女の子は全員分かるというシーンから見るとずっと好きだったと捉えられるけど、ゲーム開始初期からの異性としては意識していないあの態度も上辺だけのものには見えない。
回想のような過去から如何にしてこのゲーム初期のような関係性になったのか、その間の希の心の内はどうだったのか、その移り変わりは、という部分が気になってそこを描けば希のキャラももっと深まったし話としてもそういうのが見たかった部分なのでそうしてほしかった。
あと細かいけどネズミーデートの直前にラーメン次郎に行く流れはナシだと思っていて、サノバファンへの話題性提供のため企画段階で入れたネタなのだろうけど入れる場面は考えてほしかった。
最終ルートはシナリオを気にせずヒロイン100%で楽しみたいとは書いていたけどやっぱりキャラを楽しみきるテンションを維持するにはシナリオが重要。クリスマスデートまでは本当によかったのでそこから蝶関係なしで希が「本当はずっと好きだったんだよ」みたいな流れになっていればよかったかな。

未来の希ちゃんも可愛い!
こういう場面で戻してと思われてしまうヒロインも多いと思うけど希ちゃんはこっちも全然アリ。デートの手をつなぐCGも良かったしこのルートは2ショットの絵が魅力的だった。

ドーナツは実質カロリーゼロなんだよっ
四コマだけのネタで終わるかと思っていたら本編でもこれをやっていた希さん。最後のルートということで個別BGMの開放も最後になったけどようやく流れたその曲を聞いてまずあの四コマが脳内で再生されてしまうくらいには印象深いガバガバ理論と希ちゃんのキャラだった(ノ∀`)