時をかける悟空
- 2020/12/04

ドラゴンボール 第129話 「時をかける悟空」
神様の宮殿の修行で悟空が過去に行って亀仙人の師匠武泰斗様から気の使い方を学ぶ話。
後の基本となる気のコントロールの話が見られて面白いエピソード。Zで宇宙の勢力たちが気の感じ方を知らなかったり、フリーザや魔人ブウなどに目だけで追うからダメなんだと悟空(ベジット)が言う場面があるけどそれらもこの一連の修行があってこそ。フリーザはエリートだけど悟空と違ってこういう下積みがないからこそ後にああいう差が生まれたのだなと改めて感じられる。
この辺りのアニメオリジナルエピソードはあくまで尺稼ぎの苦肉の策ではあろうけど、Zの後から見るといろいろ感心させられるパートになっていた。
武泰斗様が気のコントロールの達人で悟空に競り勝った部分も面白く、対ピッコロ大魔王を比較してもこの時点で既に悟空の方が遥かに強いことは明白だけど、武泰斗様も現代の亀仙人も気の使い方をマスターしているから一概に悟空より劣るとは言えないというパワーバランスが見られたところも面白かった。
この時点では臆病で情けなかった亀仙人(18)。この悟空との出会いがそれを変えたみたいでこのタイムパラドックスは必然だったということなのかな。若い亀仙人だけど声優はいつものじっちゃんそのままで、でも演技は若くしようとしていて、そのなんともいえない雰囲気が凄く味があって面白かった(ノ∀`)
二度目の天下一武道会の序盤もアニメではそれ程見た覚えがなかったので見返していたけど、
チャパ王の登場シーンのBGMがあまりにもシリアスで吹いたw
なぜチャパ王にここまで仰々しい演出をしたしとw
果たして悟空vsチャパ王の勝負の行方は!?と次回へも引いていて、その試合も三年後の武道会予選の結果も知る視聴者としては笑いが止まらない無理を感じるダイナミック時間稼ぎ(ノ∀`)
天津飯「殺されなかっただけでもありがたいと思え」
初期の天津飯はベジータそっくりな口ぶり。アニメで見るとより一層そう感じる。
ヤムチャ対天津飯は見ごたえのあるバトル。思えばヤムチャはこれが最後のまともな戦いか^^;
Zアニメオリジナルのギニュー特戦隊戦やセルジュニア戦でちょっとした見せ場があることはあるけど。
天津飯とヤムチャとの対立は中の人的にはブライトさんとアムロの関係。この後カイの人もマジュニアで出てくるしけっこうファーストガンダム関係者が多いZ戦士たち。
ピッコロ大魔王戦!一度だけ流れたM109が最高に熱い!
個人的にドラゴンボール初代の戦闘BGMではこれが一番好きでピッコロ大魔王戦で一度だけ流れる局面での熱い攻防は燃えた。Zのフリーザ編で使われているのも印象深い曲。
あとはこの戦闘曲も好き
ヤンジロベー様と呼べ。ヤジロベーは初期は名古屋弁が薄目だったのか、Z時代のイメージとかだともっと濃かった気がする。
子供ピッコロのオリジナルシーンは一人ぼっちの寂しさというものが感じられてZで死ぬシーンの感情の補完にもなっている。当然この頃は原作もまだそこまで描かれていないだろうし尺伸ばしのオリジナルなんだけど、後から見ると味があるとそんな風に感じられるところも多々あるドラゴンボール再視聴。