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個人的エロゲAward 2020

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『個人的エロゲAward 2020』

今年中にプレーしたPCゲームの中から作品賞として大賞と金賞を、主題歌賞は3つまで、キャラクター賞と声優賞はそれぞれ5人までという形で選出する個人企画。なお今年は大賞作品をどうしても二作選びたかったため二枠に、金賞はつけたい数だけに増設してお届け。今年のプレーは以下の12作品。


・喫茶ステラと死神の蝶 (ゆずソフト 2019)
・クロノクロック (Purple software 2015)
・ハピメア -Fragmentation Dream- (Purple software 2014)
・コイカツ! (イリュージョン 2018)
・景の海のアペイリア (SILKY'S PLUS DOLCE 2017)
・ダ・カーポIII プラチナパートナー (CIRCUS 2014)
・ALIA’s CARNIVAL! Flowering Sky (NanaWind 2015)
・時計仕掛けのレイライン -黄昏時の境界線- (ユニゾンシフト:ブロッサム 2012)
・時計仕掛けのレイライン -残影の夜が明ける時- (ユニゾンシフト:ブロッサム 2013)
・時計仕掛けのレイライン -朝霧に散る花- (ユニゾンシフト:ブロッサム 2015)
・Making*Lovers (SMEE 2017)
・さくらの雲*スカアレットの恋 (きゃべつそふと 2020)







<金賞(優秀作品)>




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『時計仕掛けのレイライン』

時計仕掛けのレイラインシリーズ。三部を通じて学園の裏に隠れる秘密を紐解き事件を解決していくストーリーが面白かった。各キャラクターの絡ませ方、物語の中への情報の詰め込み方が上手く、あーなるほどと読んでいくごとにそれまでの伏線に納得しながら進んでいける面白さがあった。

三部作で基本的には一人のヒロインがずっとメインであり続けるため、それ故のキャラクター描写の積み重ねの強さもありそこも他作品とは違うインパクトのある部分だった。




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『ハピメア -Fragmentation Dream-』

ハピメアのFD。ファンディスクだし前作と被る焼き増し的な部分も多いのだけど、前作で足らなかった部分の補完もこの続編によりなされて、ハピメアはこのFD含めて作品として完成したと感じプレイして良かったと思った。舞亜のBAD ENDルートやラストのタイトル回収場面が感慨深かった。




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『コイカツ!』

3Dキャラメイキングゲームコイカツ!ここに入れるべきかどうかは迷ったけど優秀作品なことには違いなかったので(ノ∀`) 本編のノベルゲーム部分はともかくやはりキャラメイク、それに尽きる。バニラ版だと物足らないけどMODを入れると本当にいろいろなキャラが作れる。




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『Making*Lovers』

共通ルートをほとんどなくして全編いきなり個別ルートというような珍しい構成のゲームだったけどそれ故のイチャラブ構成とメーカー独特な勢いで全てを乗り切ってしまうみたいなギャグ構成のコンビネーションが予想以上に強烈で楽しめた。




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『喫茶ステラと死神の蝶』

ヒロインが可愛かった!物語面への細かい注文はあることはあるけど、ゆずソフトはキャラ面さえよければそれがストーリーに相当する評価を得てもいいと思う。それからやはりユーザビリティが素晴らしい会社でシステム面の使い勝手が本当に良くそこがストレスにならないところも作風を楽しむ上での力になっている。










<大賞>





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『さくらの雲*スカアレットの恋』

百年の恋よ、萌え咲かれ─

アメイジング・グレイス、もののあはれは彩の頃のライターによる新作さくレット。その二作で期待のハードルがかなり上がっていて正直不安もあったものの、そのハードルを飛び越え見事な作品を送り出してくれた。

トリックのビックリ度ならアメグレ、局面進行の面白さなら彩の頃、とそれぞれの作品に分があるものの、さくレットは物語としての完成度でそれらの作品を上回り読み終わった後に暫く放心するような読後感があった。ある意味ダブル主人公とも言えたメインヒロインの所長のキャラクターの造りと立ち回りが見事だった。

ビックリ度では、と前述したけど勿論この作品でも読者をうならせるトリックの数々は健在で様々なところで驚きを与えて楽しませてくれた。特に中盤以降のいくつかのシーンは驚きとカタルシスが大きい種明かし。どこかで引っかかってはいたけどまさか、と頭の隅に残っていた伏線が回収される瞬間の面白さを存分に味合わせてくれた作品。






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『景の海のアペイリア』

動くな、童貞だ─

もう一作どうしても選びたかったのが景の海のアペイリア。とんでもない変態レベルに考え込まれたSFミステリー系作品。読めば読むほど深まる謎、圧倒的なミスリードの量で常に揺さぶられまくる推理、全く先が読めない展開と仕掛けの数々、とにかく体験版終了後くらいからの道中の展開が面白くて今までプレイしてきたノベルゲームの中でも一番先を読むのに熱中した作品だったかもしれない。

美少女ゲーム系の企画記事なのに↑の画像が男なところからも察せられるかもしれないけど、男のキャラが立っていて魅力的だったゲームで主人公の零一もよかったけど何より敵のシンカーが良く、あのラストシーンを見るだけでヒロインも主人公もぶっちぎって人気1位になってもおかしくないという程。

シナリオ的な面白さがあれだけあるゲームなのに下ネタギャグネタがかなり絡んでくるところも印象的で零一のゼッケンネタは楽しめたし「動くな、童貞だ」は名言すぎた(ノ∀`)








<主題歌賞>



・Girls' Carnival (Making*Lovers)



Ready?Go! 毎日ガンバル カーニバル──ベストエロゲソング企画の動画で一度聴いたらこの曲に嵌ってしまってそこから公式の体験版動画を見て可憐編が気になったのでゲーム購入という流れで作品に入った。そんな風にきっかけとなったし、歌詞・曲調・歌声どれもマッチしていて気分を高めてくれる良い主題歌。




・幻想楼閣 (ハピメアFD)



暗闇に差し込んだ ひとすじの光──曲のセンス歌のセンス映像のセンス、一見で圧倒される凄まじいまでの完成度を感じる主題歌。特に映像面でこれだけ見事に演出できたのはこれが続編のFDということが大きく、前作の見どころの重要なCGを惜しげもなく詰め込めたからでもあると思う。




・Smiling-Swinging!! (喫茶ステラと死神の蝶)



Yes!新しいドアを Knock!開ける鍵はそう──サノバウィッチ以来のゆずソフト+米倉さんの主題歌。喫茶店の日常を感じさせるポップな曲調とクオリティの高い映像演出が期待感を引き立てた。








<ヒロイン賞>




・墨染希 (喫茶ステラと死神の蝶)

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希ちゃんかわえええええええええ!ステラが発表された時にまず気になったのがこの希ちゃん。キャラデザ・声・性格・キャラソンと総合的にゆずソフトの中でも歴代上位に好みで惹かれた。発表から終えるまでの長い間作品の顔的に惹きつけてくれた良いキャラクターだった。




・四季ナツメ (喫茶ステラと死神の蝶)

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ステラで最初に惹かれたのは希ちゃんだったけどいざ体験版をプレイしてみると一気に攻略一番槍がこの四季さんに決定したというくらいなのでナツメも強いヒロインだった!展開や個別BGMのアダルティックな雰囲気などゆずにしては珍しい大学生設定の魅力も存分に生かされていた。




・内藤舞亜 (ハピメア)

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物語の一番最初は不気味に映る舞亜だけど、この作品はどこまでいっても舞亜のお兄ちゃんへの愛の物語でもあった。BADルートであの夢を心の片隅で願ってしまったのは主人公ではなく舞亜なのではないかと、そう解釈するとグっと感情移入が増す舞亜というキャラクター。




・鹿ケ谷憂緒 (時計仕掛けのレイライン)

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モー子おおおおおおおおおおおお!ツンデレヒロインモー子。このヒロインは三部作としての強みが全面的に出ていて攻略が完了するまでの焦らし、正式な恋人になっていない間の時間の長さとそこでの関係性が魅力や惹きつけを強めていくという良さがあった。個人的にこの手の性格はそれ程好みじゃないということが多かった印象があるけどモー子はそのあたりの利点で愛着が深まっていき魅力的に感じられた。




・所長 (さくらの雲*スカアレットの恋)

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所長はヒロインとしても魅力的だけどある意味では主人公的とも言え、その優しさと頼もしさと器の大きさ、人間としての魅力の深さを感じさせるキャラクターだった。さくレットがあれだけ心を揺さぶる物語になったのもこの所長のキャラクターと立ち回りがあってこそ。




(番外編)

・水神蓮 (さくレット)

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5枠からはみ出してしまったけど是非とも蓮ちゃんも入れておきたかったということで番外編として。本編での役割的な面で言えばメイン組の中でも一番小さかった蓮ちゃんだけどその分エロで頑張りますよとそっち方面で覚醒を遂げてサキュバス・蓮の名を欲しいままにしたところにインパクトがあった(ノ∀`) CVの如月たまさんは新人のようだけど可愛い声で雰囲気が凄く良かったのでまたどこかの作品で見てみたい。







<声優賞>



・北見六花 (鳥海有栖・鳥海有子:ハピメア 安藤美咲:クロノクロック 北大路可憐:Making*Lovers)

北見さんは今年のプレイ作品での遭遇が多かった。ハピメアの有子と有栖の両キャラクターの演技が魅力的、特に有子は前作ハピメアで有栖を中心に見ていたので新鮮に感じられるその雰囲気が良かった。それからメイラバの可憐のキャラクターは作品でも屈指に面白かったけどその魅力を惹き出していた。



・森谷実園 (鹿ケ谷憂緒:時計仕掛けのレイライン 鹿目レイナ:Making*Lovers)

モー子のツンデレっぷり、レイナの悪戯ギャルっぷり、どちらも魅力的なヒロインに仕上がっていて楽しませてもらった。二人とも全然違うタイプなので見事な演じ分け。



・上原あおい (墨染希:喫茶ステラと死神の蝶 鈴木みう:クロノクロック)

お世話~してあ~げるか~ら~♪希ちゃんの声が好きで凄く嵌った。可愛い声質と特有の強みのあるイントネーションがいい。このステラ効果もあり体験版を含めると今年一番声を聴いた声優さんだったかもしれない。



・昭和歌謡の人 (火打谷愛衣:喫茶ステラと死神の蝶)

名前が毎回変わる方なのでこれで。ステラの愛衣ちゃんの声と演技が好きでそこから気になるようになったけど、他の名義での活動を見ても可愛い系からセクシー系まで良い雰囲気を作るなと。この方もイントネーション、高い系のボイスの時に時々喉に引っかけるというか意図的に裏返しにするようなところが好き。



・羽鳥いち (小鳥遊亜子:小鳥遊亜子)

メイキングラバーズの妹亜子の演技が印象的。とんでもない勢いのギャグに特徴があった作品で亜子のぶっ飛んだ妹キャラクターをいろいろな演技の抑揚で盛り立ててくれた。「セックスしてすみません」のところの演技は忘れられない。そして可愛いところはきっちり可愛いところも良かった。


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<関連記事>

・個人的エロゲAward 2016



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