転生王女と天才令嬢の魔法革命 第10話 「諦観と激情の王位継承」
- 2023/03/09

転生王女と天才令嬢の魔法革命 第10話 「諦観と激情の王位継承」 感想
「ねぇユフィ…ダメ…?」

ズッキュー━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ン!!!!!
キミにずっきゅんずっきゅんずっきゅん超弩級~♪
アニス様の上目遣いおねだりの破壊力とそれを受けてズキューンとなり悶えるユフィリア嬢の反応が良かった!ユフィの父親との会話の(アニス様を)お慕いしているのです!という婚約を決意しているかの如きシーンなど今週は真面目な話の中でも”百合ファンタジー”としての強みも随所で発揮していた。

うーむ、王位継承とアニスの心の両立問題は難しい。今回もこの作品らしくそれぞれの立場と心情の部分が丁寧に描かれていて、王やマゼンタ公爵など国政を担う者たち側の考えもユフィリアやティルティー達アニスを慕う周囲の仲間たち側の考えもどちらも理解できるし納得もできるものだった。
王になればアニスがアニスでなくなってしまうということも分かるし友人であるユフィ達がなんとかそれを阻止したいと思うのは当然。しかしその上で国の存在やアニスの立場を思えばこの王位継承問題は回避しようがない現実というのも分かってなんともモヤモヤする展開。
そこで問題を解決しうる聖霊契約者釘宮さん(仮)が登場したわけだけど、契約者さんの風格やマゼンタ公爵の言動を見るとおそらく契約者には不老不死もしくはそれに近い呪いのようなものがかかるのだろうなと。
ユフィにそんな重荷を背負わせるわけにはいかない。仮にユフィがそんな苦しみを背負ってしまったらたとえアニスが王になる運命から解放されたとしてもどちらにしてもアニスからは笑顔が消えることになる。
伝承によって聖霊契約者は血筋関係なく王になれる可能性があるということらしいけど、この手の話を最近どこかで聞いたなと思ったら鉄血のオルフェンズの"ガンダムバエル"と同じじゃないかと。
だからいざ聖霊契約して私が王と認めなさいと言ってもそれはあくまで伝承ですからでスルーされて終わりなんじゃないかという予感。その経験のせいかどうもこの契約者さんに威厳が感じられない(ノ∀`)