転生王女と天才令嬢の魔法革命 第11話 「失意と決意の精霊契約」
- 2023/03/16

転生王女と天才令嬢の魔法革命 第11話 「失意と決意の精霊契約」 感想
唐突な当たり前のメイド服レイニ嬢
当たり前のようにごく自然にメイドになっていたレイニ嬢だけど前回までにこうなる道筋ってあったっけ?w
まぁなんにしても可愛いメイドキャラが増えたので細かいことは良しということで。

メイド服が嫌いな男子などこの世に存在しないということだ─
先週の冰剣の魔術師より

精霊信仰派貴族のダニ共との会議の様子は反吐が出る。王になったら全員粛清してやればいいと思ったけどそれをやろうとしていたのがアルガルド王子だったか。ここにきて彼の動機も改めて考えさせられる。
この光景をなんとしても阻止したかった弟のアルガルドだけど皮肉にも積極的に動き革命に乗り出したことで王位継承権はアニスに戻り逆にモロに矢面に立たせることになってしまった。
ではアルガルドが静かに王位を継いでいれば全て上手くいったかと言うと、今回のアニスを見た限りでは、その境遇への責任感と劣等感は想像以上に強く、今まで弟に任せて奔放に動いてた間でも心の底では常に後ろ髪を引かれるものがあったようなので、それをどこかで解放する必要はどちらにしてもあったのだろうとは思った。
ただこのアニスの感情はその立場と境遇を考えると理解できるのだけど、「転生者」として考えるとしっくりこないところもある。現代(の日本のような)社会から移った前世の記憶がある転生者ならば今の立場に対してここまで自責の念に駆られないのではと。前世も高貴で責任のある立ち位置だったのだろうか。

アニスのため不老不死の呪いを厭わず聖霊契約者になって王となるとユフィリア嬢
そのアニスを思う気持ちは良いけど前回も書いた通りユフィを犠牲にした上で得た自由ではアニスは再び笑えるようにならない。ましてや今回の様子を見ると逆に壊れてしまいそう。
それからやっぱり聖霊契約者=ガンダムバエル説があってその効力もどうも信用できない。いざ契約して私が王だとユフィが議会に乗り込んでもいろいろ理由をつけて却下されそうなイメージがある。そもそも今までの歴史で新たなる聖霊契約者が王位継承権を塗り替えたことはあったのかな?
アニスが王になる、ユフィリアが聖霊契約者となって王になる、どちらを選んでも幸せになれない。果たしてこの状況にどうやって決着をつけるのか。ビターエンドになるのかそれとも何か起死回生の一手があるのか。