転生王女と天才令嬢の魔法革命 第12話 「彼女と彼女の魔法革命」 (最終回)
- 2023/03/23

転生王女と天才令嬢の魔法革命 第12話 「彼女と彼女の魔法革命」 感想

Kissキタワァ━━━━━━(n'∀')η━━━━━━!!!!!
この作品はもともと百合ファンタジーと謡い文句になってはいたけど、どうせそれっぽく匂わせるだけで厳密に言うところの百合ではないんでしょう?といつも通りに構えていたら本気の関係性が描かれてちょっと驚いた。視聴者「キスしろ」→ キスシーン → 視聴者「!?」みたいな感じ(ノ∀`)
前述したように百合っぽい作品は沢山あるけど本気で百合なのを見るのはかなり久々で自分の中では桜trick以来かな?桜ももう10年近く前のはずなので、ありそうでいて実はほとんどないこの手のジャンル。

「な、なんでキスするのさ…バカぁ…!」
雰囲気に流されてキスしてしまったもののハッとなり恥じらうアニス様の反応が良かった(・∀・)
何話か前から感じていたけど初期はアニスがリードしてユフィがリードされる側だと思っていたのがいつの間にか逆になっていて、アニスが一般的にイメージされるヒロイン側になっている構図がなかなか趣深い。

「したいと思ったからです」
Marvelous(すばらしい)
なんでキスした!?というアニスに対してのユフィリア嬢の切り返しとその強さがよかったw
初期のいかにも御淑やかなお嬢様像とは真逆だけどこれこそが真のユフィの性格で、それまではいかに自己を押し殺して窮屈に生きてきたのかが分かる。そしてその呪縛から解放して自分を自分にしてくれたのがアニスであると。この解放された強いユフィには今後いろいろな意味で振り回されそうでアニスは自らの手でそのパンドラの箱を開けてしまったことに(ノ∀`)


「ユフィ…待って…!」
「嫌です♥」
ヒャッハー!

ハッピーながらもビターでもある大団円
今のところは全て上手く収まったというところだけどユフィは聖霊契約をしてしまい最後には一人永遠に残されるのかと思うと一概にハッピーエンドとは言えない。
しかしこの幸せの中にもその終わりを感じさせる儚さがあるビター感がこの二人のちょっと特殊な関係性を鮮やかに彩っているとも思えるのでそういう意味ではいい終わり方かもしれない。
これがノベルゲームだったらこのEndの後にもう一つTrue Endのルートを描いてくれることも多く、それをやるとご都合主義のハッピーエンドで今より安っぽい物語になってしまうかもしれないけど、個人的にはそういうルートも入れてくれる作品が心に残り好きでこの作品もそういう救いのある終わり方があればいいなと。
ちなみに前回までで指摘していた転生要素はそういった絡み方をするのねと。アニスがなぜこの国の王女であることに固執するかは納得ができた。転生要素はそういったこの世界での生に対する自責の念への結び付けが大きかったようで前世の知識でチートだとかはよくあるけどなかなか珍しい使い方だった。
あと前回まで聖霊契約者は鉄血のガンダムバエルと同じでいざなっても条文は無効とされるのでは?と書いていたけど問題なく普通に王になれるとは。マクギリスってなんだったんだろうなと改めて思ったw

「いつになったらアニスは唇にしてくれるようになるんでしょうね」
ユフィリア嬢の悪戯な挑発(;´Д`) CV石見舞菜香さんって今期こんなことしてばっかりなイメージw 恥じらいながらも頬にキスするために寄りそってくるアニスもすっかりヒロインが板についてきた。
そんなこんなで想像以上に百合方面に振ってきた甘々な良い最終回だった!
トラックバック
転生王女と天才令嬢の魔法革命 BS11(3/21)#12終
最終回 第12話 彼女と彼女の魔法革命 アニスとユフィは中庭で勝負する。互いに相手を守りたい、幸せになって欲しいから。そして古い伝統と格式を重んじてきた国の在り方が二人を傷つけ苦しめてきた。二人は互いに自分の思いを譲らず平行線となっていた。最後は持てる魔力を最大限に引き出した術を放ち合う。ユフィのアルカンシェルがアニスのドラゴンの力を上回った。アニスは正直に国王となることが苦しいと告白できた...
転生王女と天才令嬢の魔法革命 第12話「彼女と彼女の魔法革命」感想
二人は幸せなキスをして終了