CLANNAD 第14話 「Theory of Everything」

最初は朋也がどうして泣いたのかが分からなかったのですが、推察するとおそらく過去に誕生会に参加する約束をすっぽかした後あんな出来事があって誤ることもできず、ことみとの間の時間は止まってしまっていたけれど、それを取り戻すことができた事での涙なんでしょうね。長い時を経て朋也は約束どおりことみに多くの友達を連れて来たことになりますね。


両親の同僚が運んできた発見された遺物のケースの中には、ことみが最後に両親に頼んだクマのぬいぐるみが入っていた。『ことみの両親は世界をできる限り美しく表現しようとしていた、そして死の直前に大切な論文よりもことみの幸せを祈り託した。その手紙ほど美しい言葉に触れたことがない』この部分が一番感動的だったと思います。

ただ個人的にはその後のカバンの旅のシーンは無いほうが良かったと思います。key作品には沢山のファンタジー的な奇跡が存在して、それこそが作品の面白さを出すことは理解していますし、それも踏まえて好きなのですが、どうもこの奇跡はしっくりこない奇跡だったというのが率直な感想です。精霊とか生霊みたいに完全にファンタジー的なものならいいと思うのですが、今回のような人から人という奇跡はありえないけど少しだけ現実的で、そのせいで頭のどこかで「この設定は無理があるだろ」と思ってしまったことが原因だと思います。keyの話は純粋に楽しむ人に良さが分かると思うのですが、ここでは自分自身の邪念というか、言葉では言い表せない何かを捨て切れませんでしたorz


バイオリンが直るの早いなと思ったら夏になったのか、また杏の召集かかってるしｗ
最後は両親の遺言どおりに友達に囲まれて幸せなことみ。良いエピソードでした。

面白かったけど最終話はちょっと個人的なツボからは外れていました。風子編の時もそう感じたし、ちょっとCLANNAD向きの感性ではないのかもしれません。それでも作品として素晴らしいし、ギャグとストーリーの両立もできているので好きなことに変わりありませんが。そしてあの手紙のシーンは素直に感動しましたよ。

次回は杏か智代かと思ってたら渚ルートなのか？少なくとも智代ルートはやると思っていたけどどうなるんだろう、一話挟んで智代ルートとかあるのかな？